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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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呼吸することは、歴史とは無関係だ。呼吸をしていることが、生きていることと同義ではないという意味だ。しかし、毎日何をしているのか、と問われれば、呼吸をしていると答えるより、他にない。
― 217ページ -
定義の問題です。左右だけが、定義が絶対的でないからです。上下の定義は空と地面、あるいは人間なら頭と足で定義されます。前後も、顔と背中で定義できます。では、左右はどうでしょう?左右の定義は、上下と前後が定まったときに初めて決まるのです。人間の体型が左右対称ですし、歩いたりするときにも横には動きません。上下と前後の定義が独立していて、絶対的なものであるのに対して、左と右の定義は相対的です。この定義のために、鏡で左と右が入れ替わるんですよ
― 434ページ -
思考は本能ではない。殺人は、単なる交換である。私は他人と約束しない。他人を殺したいという動機は、多くの場合。自分の曖昧さからの逃避にほかならないが、どのような条件でも、交換の自由はあろう
― 220ページ
みんなの感想・レビュー・書評
プラネタリウムのネタはすぐわかる.ヒントがあちこちに転がってる.ヒントがなくてもすぐ思いついたから,演出が勿体ぶりすぎだと感じた.また,プラネタリウムのネタに話が偏った分,殺人事件の方はいまいちだった.
4
前2作は先に漫画版を読んでいたので事前にネタ割れしていたのだが、今作(から)は全くの初読になる。序盤のビリヤードの玉のパズルについて夢中で考え出し、先を読み進められなくなる。パズルの後はスイスイと進んで読後もスッキリ。館の見取図のお陰でトリックにも気付きやすく読者に優しい。名言も多く感心すること頻り。
S&Mシリーズ3作目。トリックは読んでいる途中で分かってしまう。このシリーズはマンネリ化したキャラクターを楽しむものかな。
森さんのS&Mシリーズ、3巻目。 このシリーズは建築学科の助教授・犀川創平と彼に想いを寄せる教え子・西之園萌絵の主人公ペアが殺人事件に巻き込まれ、その真相を解明するという推理小説の王道パターンにがっちりハマっています。 終盤の探偵役の助教授が謎を解き明かす箇所が理屈っぽい所が類書とは違った所でしょうか。 その点が好き嫌いの分かれ道になりそうです。 さて、前置きはこの位にして... 続きを読む »
久々のSMシリーズ。これはもう良いとか悪いとかゆーより犀川先生好きの為の趣味の本だわ。
『一番、下品な格言って知ってる?』 『働かざるもの食うべからず、ですね?』 『いやらしい、卑屈な言葉だよね…。僕の一番嫌いな言葉だ。』 『凄い…なんて形容したら良いのかしら…』 『ああ、幻想的では、生ぬるいね』 『自由な思考をすることが最も大切なことだ。それが綺麗にものを見るということなのだ。そして、自由な思考のためには、日常を滅却することが必要だ。』 『現実や事実は、常に真実とはいえない。... 続きを読む »
ついさっき読み終わった。心の中が、何というか、知的に、そしてクリアーに満たされている。何故か― 多分それは、この話の”哲学”が、今、僕の考えていることにピッタリとくるからであり、かつ、僕は、犀川創平と西之園萌絵という二人の組み合わせが好きなのであるからだ。もしかしたら、森博嗣氏と僕の感性は、今、非常に近いのであるかもしれない。 「定義するものが存在するものだ。」 「それは、不定だ。」... 続きを読む »
S&Mシリーズ3作目。
常識に制限された思考。何をどう定義するか。トゥリビアル、些末なことに価値を見出すかはその人次第。
オリオン像のトリックはまぐれで当たってしまったけど、肝心の事件のトリックは解けなかったし、数学の問題も最初の問題しか解けなかった。(ビリヤードの玉を使った問題は未だ分からず・・・)
毎回言っているような気がしますが(そしてこれからも言うと思いいますが)、言い回しが本当に格好良い。
S&Mシリーズ読んでいると煙草吸いたくてたまらなくなります。せっかくやめたのに、この葛藤とまだまだ戦わないといけないと思うとなあ・・・贅沢な悩みです。「私的詩的ジャック」へ続く。
理系的な会話がおもしろい。トリックもおもしろく読んだのですが、おしなべて「すぐ分かる」というトリックに普通に驚いている自分は得したような、残念なような。
S&Mシリーズを2作続けて読み終える。
犀川先生かっこ良過ぎだ。
S&Mシリーズはミステリーにジャンル分けされているけど、そうであってそうでないような、と言うかそれは個人的に謎解きよりも登場人物を通して伝わってくる著者の考えというか森ワールドというか、そこらへんが読んでて妙味なんだよね。
さてさてシリーズはまだまだ続くので楽しみ楽しみ。
パターンを覚えたからなのか、だいぶ推理が出来てきた。
作者は5作品までの中で読むなら、
これをお勧めするそうだけど、何でだろう??
個人的には今作よりは前作のほうが面白かった。
今回のはハマるまでにちょっと時間がかかった気がする。
森さんの書く文章はとても哲学的だ。
言語と数学は、同じ道の両端を歩いているのか。
それとも、言語が数学を内包しているのか、あるいは言語の高次元の存在として数学があるのか。
どちらが外で、どちらが内か。
とにかく、おもしろかった。
ミステリと一括りにできないでしょう、このシリーズは。
「すべてがFになる」「冷たい密室と博士たち」に比べると、いまいちのめり込めなかった。けど、それは自分の中で天王寺翔蔵博士の言っていることが理解できていないからだと思う。だから、もう一度じっくりと読みたい。
気になるのは、萌絵から犀川先生に出された難問への回答。先生はなんと答えたのだろう。
ちょっと前に、森博嗣にはまって、一日で読了。
数学的な思考を体験することができたような気がして、嬉しかった。

数年ぶりに読んでも、やっぱり面白かった。
最近のシリーズにはないヘビーな感覚がたまらなく好き。
笑わない数学者って何者?
作中の表現を少し借りるなら、これがこの小説一番の命題じゃない...






