笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

著者 : 森博嗣

• 講談社 (1999年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[ひろぴさんの感想 · 2019年11月17日]

2019.11.17 読了。

S&Mシリーズ3作目。
1作目『すべてがFになる』から思っていたことを見事にブログで書き上げている方がいたのでそうそう！と思ったことなんだけど、
犀川助教授と西之園萌絵がキャッキャウフフとイチャつきながら事件を解決に運んでいく話。
二人とも性別が違うだけ性格が一緒で、二人だけでわかり合っていて気持ち悪いんだよ。

んで、今作のトリックがくっそ面白くなかった。
地面動いてるなんて一番先に思うだろ。
だって初めのページの図面見たらすぐ思い浮かぶじゃん。
赤と青のライトってところでも気付くよね。
それをどう面白く料理していくのか、がキモなはずなのに、気持ち悪い二人のやりとりが続くばかり。
何回も二人で同じ事を確認しあって格好つけて解いていく雰囲気出して自分たちだけで納得しあっている。
なにこれ。なに読まされてんの？
登場人物全員に魅力が無いって何なの？

最後の真犯人が自殺って展開はいいんだけど、横溝正史先生を見習って欲しい。
この自殺は駄目でしょ。
重みも糞も無いじゃん。

もうこのシリーズはいいや...って決定付けてくれた作品。

[shionomusubiさんの感想 · 2023年10月30日]

すべてがFになる、で、主人公2人のキャラクターが合わずもやもやしたのですが、でも、世間的にこんなに評判の良い作者の作品、それであきらめたら勿体ないと思い、2冊目にトライ。

んん～・・・！！！
こういう設定とトリックだったら、もっと読みやすく納得感や驚きのある話を読んだことがあるーーー

突飛な設定は嫌いじゃないんですけど、引っかかるものはしょうがない。
私がもっと理系脳だったら、クスっと笑えたり、面白かったりするのだろうか。

[ajtさんの感想 · 2018年12月24日]

予想通りな結末でがっかり

[noro52さんの感想 · 2015年7月11日]

トリックが稚拙、初めからそれが推測できてしまう上物語も現実離れしてる。

[らじヲさんの感想 · 2014年12月19日]

超～つまんなかった！
長方形の敷地にオリオンの３星のように丸い建物が３棟ナナメに並んで建っていて、それが細い廊下でつながっている。
出入口は真ん中の星の上下だけ。
出入口の一方にあった大きなブロンズ像が、霧の夜に「消しますよ。」って予告された後、建物のなかから外に出て見ると消えていた。
左右の星の部屋は点対象。
丁寧に敷地の図と部屋割りまで掲載されている。
そんなのすぐにわかるじゃん！
トリックと犯人がわかれば、あとは動機だけだし、そんなのこのシリーズでは作者の後づけみたいなものだし…。
それをたくさんの警察屋さんも建築学の専門家もわからないだなんて、読者をバカにし過ぎ！
途中で大どんでん返しがあるのかな…と最後まで読んだけど、そのまんまだった。
年末の貴重な時間をムダにしてしまった…。

[たかしなさんの感想 · 2008年10月27日]

手堅くまとめてある一冊。
普段ミステリをあまり読まない方には楽しめると思う。

逆に普段からミステリを読む人には、すぐにトリックが判ってしまう。
10Pも読まないうちにトリックが判った作品は後にも先にも、これだけです。

[harucoさんの感想 · 2008年5月30日]

ここらへんで森 博嗣もミステリのねた切れかなーと思い始める。
謎が本編より先に解けてしまったので、結構つらかった。
以後読んでないです。
また気が向いたら続きから読みます。

[kattenishirokumaさんの感想 · 2005年12月4日]

最初から解答がわかり最悪に

著者プロフィール

工学博士。１９９６年『すべてがＦになる』で第１回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「Ｓ＆Ｍシリーズ」「Ｖシリーズ」（ともに講談社文庫）などのミステリィのほか「Ｗシリーズ」（講談社タイガ）や『スカイ・クロラ』（中公文庫）などのＳＦ作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓　Fool　Lie　Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」