星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

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著者 : 倉知淳
  • 講談社 (1999年8月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646154

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星降り山荘の殺人 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 再建を図る雪降る山荘で殺人事件が起こった。集められたのはUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など一癖も二癖もある人物たち。犯人は一体誰なのか。

    各章の冒頭に著者からの謎解き解決のヒントととも取れる一文があり、読者に犯人探しを挑戦させるような展開に。犯人探しは引っ掛かった。謎解き部分はあっさりしていたものの納得した。
    でもホームズはホームズのままで居てほしかった…
    せめて最後の最後でキャラ崩壊はしないでほしかった…

  • いつものごとく、騙された。

    しかしいつもと違う。
    いつもなら、騙されたとわかった時、
    胸がざわめき、心の底からしてやられた!
    悔しい!でも嬉しい!という気持ちになる。

    しかしこの小説はどうだろう。
    肝心のネタバレはさすがに書けないので抽象的になるが、
    犯人がわかった時に私の胸に訪れたのは
    爽快感ではなかった。

    犯人の話していた身の上を
    最後にバッサリと切り捨てたのにもガッカリした。
    主人公よりもキャラが立っていて、
    シリーズ物にも活かせそうだと思い、
    何となく愛着がわいていたせいなのだろうか。
    ホームズとワトソンとして、
    村の事件を解決してほしいと願っていたせいだろうか。
    最後の数ページまで来ても、
    さらなるどんでん返しを期待してしまっていた。

    彼は犯罪者にするには惜しい人物だった。
    その一言に尽きるのだろう。

  • 完全に引っ掛かった。
    その点は脱帽。
    が、面白かったかというと微妙だ。
    読みやすく引き込まれるように読んだのだが、読み終わった感想は微妙。
    うーん、微妙だ~

  • クリスティの「アクロイド殺し」ほどの衝撃はないものの、フェアかアンフェアでいえば、フェア。ちゃーんと説明しているもの。説明こそがミスリードではあるけれど、正々堂々としたミステリで小気味いい。

  • ちょっと期待外れ。

    オススメ推理小説として紹介されていたので読んでみました。
    内容としては、今や定番となった雪の山荘での殺人事件です。
    スターウォッチャー星園の華麗な推理が展開されるか…

    新本格系を目指しているのか、章のはじめに読者へのヒントや注意点が挿まれており「作者はフェアに情報開示してるよ」というのを強調してます。

    それが頻繁に出てくるせいか、ゲーム感覚が強く、小説としての趣が低下してる気がする。(簡単に言うと、話に入り込みにくい)

    犯人もなんとなくこの人かな?とわかるレベル。
    論理的にではなくて、キャラに違和感アリアリなので…

    総論として、読者を騙そうというのがあざと過ぎて、推理マニアが作った推理ゲームという感じになってしまい、小説としてはいまいちでした。

    推理クイズ好きにはいいかも。

  • 何をおいても、この本は爽快感がすごい
    相当綺麗に騙されて、驚かされます
    そうきたか!でもやっぱりな!でも楽しめると思う。
    形式的な古典ミステリ、本格ものをそれなりに読んできた人以外には、何だこれ??という感じだろうけど。
    こういう形で本格という枠に挑戦する倉知さんが本当に好き!

    構成の引っ掛けが大半で、事件の内容自体は相当あっさり。和夫視点が読みやすい。

  • 全ての本格ファンに捧げたい
     毎度お馴染み、雪山の山荘でのクローズド・サークルです。閑古鳥のキャンプ場、胡散臭いUFO出没の噂など、とにかく舞台が冴えないのですが、そこに何とも言えない親しみを感じます。どんでん返しには、まんまと騙されました。フェアかアンフェアかで意見が割れてるようですが、特殊な仕掛けというだけで問題なくフェアでしょう。それよりも、犯人の行動に関するロジックが少し怪しい気がしました。
     中盤が中だるみ気味なのが惜しいですが、それを吹き飛ばすかのような気持ち良さが待っています。

  • 最近、クローズドサークル的な小説が読みたくて、ちょうどいいと読んでみた。
    すっごい面白かった。すっごい裏切られた!



    上司を殴り、左遷された杉下和夫はスターウォッチャーの星園のマネージャー見習いとして、秩父の山奥へ出張へ向かう。以前は、キャンプ村だったところを買い取った不動産屋が再開発のために、星園をはじめとし、UFO研究家、女流作家、作家の秘書、女子大生2人組、不動産屋の社長とその部下は一晩キャンプ村で過ごすが、翌朝死体が見つかる。警察を呼ぶにも電話は通じず、さらには悪天候で山奥に閉じ込められてしまったのだった…



    読者であるあなたも推理してみてください、的な小説だったからか作者の注意みたいなのが章のいたるところにあった。事件が明らかになってから、その注意書きを見ると、これも伏せんだったのか!と驚くことばかりだった。そして、騙された!
    だけど、事件の動機がちょっとモヤモヤしてしまった。納得できないというか、もうちょいはっきりしてほしかったな。


    2015.11.16 読了

  • まさしくステレオタイプのクローズドサークルもので、様式美すら感じる。
    有栖川有栖氏や綾辻行人氏などの作品も自ずと髣髴とされる。
    フーダニットとしてはそれほどこんがらがった類のものではなく、なんとなく犯人の目星をつけつつストレスなく読み進めることができるが、クライマックスでの嵯峨島のカタの付け方に、一気に醒めてしまったことは否めない。

  • 久しぶりに純粋に驚くことができたので、とても幸せな気持ちになれた^^

  • 真犯人が判明した瞬間、思わず「え、うっそ!?」と叫んで、最初の方のページを読み返してしまった。
    どんでん返しミステリーとは聞いていたけど、ほんとうにびっくり!

    「本格推理小説」と言われる作品への初挑戦だったこの小説。
    けっこう分厚いなぁ、と思いながら読み始めたけれど、
    派手な死体があるわけではなく、奇抜なトリックがあるわけでもないのに、面白くって490ページなんてあっという間だった。

    メタ情報に振り回された挙げ句のどんでん返しで、作者の手のひらの上で転がされてしまった感じ。

    読み終わってみると、殺害動機やトリックが意外なほどにあっさりしていて、後付け感満載だったので☆-1。
    すごく面白かった!

  • 読者に対してフェアな本格ミステリ!と銘打たれている、閉ざされた雪の山荘もの。けど。ノットフォーミー。

    文章ヘタ。登場人物が没個性、唯一の個性はキモいこと。トリックつまらない。話し運びもつまらない。本格と言いながら1回限りのどんでん返しオチ。

    これが本格なんだろうか…。楽しめなくはないけど、自分の求めるミステリではありませんでした。

  • つまらないミステリーだったな。
    設定は題名通り。冬の山荘で殺人事件がおこる。そこに集まっていた男女7人が雪崩の影響で道路が塞がり、遭難状態に陥いる。連続殺人。
    登場人物達にまったく魅力がなく、殺人の動機も曖昧で、最後はなんだこれで終わりかよ!!と言いたくなった。

  • 久しぶりにガッツリとした本格ミステリーで、
    タイトルもそれっぽいのを読みたくてチョイス。

    閉ざされた雪山で起きる殺人。犯人はこの中に?
    お決まりの展開にわくわく。

    親切すぎるほどのナビに初めはイライラしつつw
    でも後半になるほどそれが楽しみになってきたり、
    これは伏線だと見抜いたつもりがまったく見抜けてなかったり。

    最後は案の定「え!」と言ってしまった自分。
    これだからミステリーはやめられないんだと思う。

  • 初めての作家さんです。
    こういう書き方を見たのは初めて。
    囲みで解説が付いてるんですよ。
    「主人公は語り手であり事件の犯人では有り得ない」とかね・・・

    キャラの濃い面々が雪に閉ざされた山荘に閉じ込められ
    殺人事件が起こるんだけど、最後のどんでん返しにやられました。
    犯人が名指しされてるのに信じられないの。
    完全に騙されましたよ。

    偏った読み方をしているので、もの凄く複雑な気分ですよ。
    最悪の状態でモヤモヤが残りました。
    自分が悪いんですけど・・・

  • 動機の一言でこのミステリが台無しになったと思う。
    あれは衝撃。。。

  • 【あらすじ】
    広告代理店に勤める杉下は失態で一時的に別部署へ→スターウォッチャーなる肩書きの文化人タレント星園のマネージャーになる。ある廃れたキャンプ地を買い取った不動産開発会社の社長から、文化人プロデュースによる経済効果を上げるためにと依頼され、UFO研究家と作家と共に下見に訪れた星園と杉下。現場には社長他数人、全9人集まった一夜が明け、殺人が発生。おりしも寒波が訪れ、雪深いキャンプ地に閉じ込められてしまった。犯人は誰なのか?

    【以下ネタばれ感想】
    各章(でもないのだが)冒頭に作者によるヒントが書かれており、それに沿えば公平な推理ができるという作品しかしそのヒントに重大なひっかけがある。

    動機だけが不明という、ラストの星園の推理まとめは下記↓
    ---------------------------------
    1)位置関係…左通りにいた人は第2の犯行でこけしを使わない(麻子と嵯峨島除外)
    2)凶器の選択…第2の犯行で、ズボンを使用した犯人は物置にロープがあることを知らない(あかね除外)
    3)アリバイ…初日の夜に岩岸のコテージで杉下が聞いた話し声の主が犯人(杉下と星園除外)
    4)心因的要素…UFO信奉派、もしくは完全なる否定派はミステリーサークルを作らない(嵯峨島・あかね・星園除外)
    5)身体特徴…ヤカン警報装置の糸を結べた人が犯人(ユミと嵯峨島除外)
    6)行動…ヤカン警報装置を結びなおしたのは犯行時刻を曖昧にするため(ユミと美樹子除外)
    ---------------------------------
    1, 2, 4, 5が客観的事実からの推理で、6は5から推測した推理であり、3が客観的に事実かどうか判断できないから杉下が犯人とするものだが、読者は3が事実であることを知っているから混乱する訳だ。

    なので星園の推理部分の間違いを、今度は読者が推理することになる訳だが、3以外のどれが間違いなのか?(3も推理部分は間違っているのだが)と考え始めると普通に考えて4ですよねー。

    そうなると2と5から星園が犯人、と読者的には確定できるのかなと。

    しかし3の推理間違い(つまり杉下が聞いた話し声は犯人ではない)に気づけるかというと気づけへんわー。ラジオはないわー。

    ということで私は2と4を疑ってあかねが犯人と思ったんですけどね…ふふ。

    途中でユミ達と助けを求めに雪中を進軍中の星園が
    「ちゃんと前の人の通った跡を踏んで歩かないと―」
    で止めて考え込むシーンがあるのですがそこだけよく分からなかった。後の推理でも特に生かされていないような。

    (第1の殺人で)積もった雪の上を歩いて疲れたな、とか思ったんだろうか。

    ※2006年3月-2011年1月までやってたブログより転載

  • 雪の山荘もの。登場人物に個性があり、会話の内容など面白かった!

  • もう少しで気付けそうだったのに…!
    ただ、叙述のトリックに気付けても、解答編で出されたいくつかの条件とか探偵役の思考過程の通りに自力で推理して行くことはかなり難しいな、と思った。伏線もよく作り込まれていると思う。

  • 章ごとに作者が注釈やヒントを放り込んでくるという徹底的にフェアな犯人当てミステリになっている。しかしそれでも騙されるのがこの作品で、なかなか見事に伏線とミスリードを仕込んでいる。

  • 探偵役(偽)のキャラが気に入っていたので、びっくりというよりも
    終盤の唐突なキャラ変にがっくりしてしまいました…。
    所々入る説明文て必要かな?と思っていましたが叙述トリックの
    一部だったんですね。フェアと言われればフェア。

  • まんまと騙された!
    推理を読んでる途中でも信じられなかった…!
    というか信じたくなかった…

  • だーまーさーれーたー(笑)
    でも面白かった!

  • 不本意な異動、思わぬ死体、雪に閉ざされたコテージ、道具立ては揃った。果たして犯人は?
    各章の冒頭に著者からの概要説明が入ってて、まるで台本を見るよう。こんなに映像向きな作品ってないんじゃないかしら、どうしてドラマになってないのかな、などと読み進めていたら、理由が後から分かりました。読んだ人にしか分からない。としか言えない笑

  • 誰のレビューも読まず、ネットで本格推理小説のおすすめを検索して購入した一冊。
    私はフーダニットが大好きなのだ!!

    「読者に真っ向勝負!フーダニット?犯人は誰だ。」

    の帯!こんなの絶対購入するでしょ!!


    初めての作家さん、予備知識ゼロ。
    猛烈な期待を持って読み初めてしまったので、最初は肩透かし(^_^;)

    何だよ、鬱陶しいなぁ、作者の説明(-_-)

    なーんて思いながらも、やっぱりフーダニットは大好きでワクワクしながら読み進める。

    この展開で、犯人がこの人でなかったらもう終わりでしょ?くらいに思っていたのだが、作者が仕掛けたミスリードにしっかり引っ掛かり、そっちかよーーー!!と大声を出したくなった。

    一瞬で自分の誤りに気付いて、あの時!、って思ったけど、それはもう言い訳にしかならなくて(^_^;)

    しっかり作家さんに負けてしまった(^_^;)
    所詮私などこの程度。
    だから読者が楽しいんだ(*^^*)

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