星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646154

感想・レビュー・書評

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  • 前代未聞のトリック。「名探偵登場」

  • レビューで騙されたって声を聞いて構えてしまったせいで、犯人と探偵役が誰なのかかなり序盤で読めてしまった。とはいえどういう論理でそうなるのかは分からなかったし、犯人のキャラが魅力的すぎて彼が犯人ではありませんようにと思いながら最後まで楽しく読めた。ただ残念なのはラストでの犯人の豹変っぷり。カリスマが急に俗っぽくなり詳しい動機もはっきりしなかったので、非現実じみた舞台から一気に現実に引き戻されたみたいだった。多分筆者はあえてそうしたんだろう。面白かった!あのあらすじシステムでまた読みたい。

  • これは素晴らしい!
    確かに「本格ミステリーは本来おもしろくないもの」かもしれない(笑)でも論理的に犯人を追求しもう少しで!というところでまさかの!
    さくさく読めました。

  • 「やられた!」442ページで思わず唸っちゃった。もちろんそこから注意書きがある箇所を見返しましたとも。そうか~なるほどね~。フェアプレイ。だと思う。
    こういう「どんでん返し」「あなたはきっと騙される」系の謳い文句の作品はどんなに身構えてもきれいに騙される良い読者なので、今回も見事に騙されました。
    論理の積み重ねはすごいと思うけど(若干頭がこんがらがった)、犯人の周りがざっくりしてるのがもったいないというか残念というか……。あまり動機とか気にしない派だと思ってたけどこれはちょっと気になった。最もらしい動機より奇抜な動機が好きなんだな、多分。

  • 予想通りとは、いかなかったが、一気に読めました。登場人物が少ない分あらゆる動機を考えながら読み進めたがまあ、普通かな

  • びっくりよりも、理論攻めの謎解きがかっこよかった。

  •  だ ま さ れ た !

     あー、くっそ、ひさしぶりに心地いいくらいにだまされた!!! 面白かった!!
     まごうことなくミステリ。本格。タイトルだけ知ってたんだよね、いつか読みたいって思ってて、なんでそう思ってたのかも思い出せない。有栖川が挟むような形式にのっとったものではなかったけど、挑戦状が挟まれてたからかな。
     いや、うまい。その挑戦状っぽい部分が冒頭から挟まれてて、それすらもミスリード。ほんとうまい。面白かった。雪山の山荘っていうベタなネタではあるんだけど、犯人を指摘する段階の推理自体は結構論理的。ただ、本自体に仕掛けられてたトリックのほうが鮮やかで、それだけでも読む価値があるわ。
     最初ねー、星園さんが初めて主人公に会ったときの推理? 指摘? がおおざっぱすぎてどーにも納得いかなかったんだよね。なんだっけホームズ的な推理方法。アブダクション。お粗末すぎてなぁ。「えーこれが?」って思って。何が「これ」なのかネタバレレビューで伏せられているけどそれでも敢えて伏せておく。「これがぁ?」って思ったのがやっぱりだめだったねw
     本格が好きでまだ読んでないってひとは、ぜひ読むべき一冊でした。
     解説が西澤だったのでさらっと、ほんとにさらっと読んだんだけど、

    「これは倉知淳がオレのために書いてくれたんだ」と。

     って文があって、笑ってしまいました。西澤もまた読みたいなぁ。

  • ころっと騙されたくて、超有名な本書をトライ。

    お、、、怪しいと思った登場人物がそのまま犯人という結果に。。どんでん返しものという先入観があったのか、最初から疑いながら読んでしまいました。期待し過ぎだったのかも。ちょっと残念ながらも堅苦しくない文章で面白く読めました。
    やっぱり山荘に閉じ込められるのはお決まりだなあ笑。そういうシチュエーション、現実世界にもあるのかな。そもそもスターウォッチャーって職業何よ笑。キャラ満載です。

  • 読み応えはあるように思うが、結末が面白くない。
    期待はずれ。

  • 2016/07/03
    天の声がある。天の声は事実を語る。

    あの人の行動も意味があったのだなぁと納得。天の声も読み返すとまた面白い。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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