文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

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著者 : 京極夏彦
  • 講談社 (1999年9月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (1060ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646673

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文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • みっしりと内容が詰まっていて読み応えがあった。

    恐ろしく猟奇的な事件であった。
    気分が悪くなりそう。
    だけどこの感覚が堪らない…

    このシリーズは長い時間をかけて全て読破していきたい。

  • すごいものを読んでしまったなという感想!
    すごいですね!
    初京極。
    本の分厚さから敬遠していたけど、長さはまったく感じません。
    百鬼夜行シリーズ、どんどん読んで行こう。

  • ゆっくり半身浴したいときに 
    本をもってお風呂にはいるのですが
    これは、向かない。のぼせてしまう。

    厚さ43mm、、、文庫なのに重い、、、
    そして面白すぎる。
    途中でやめられなくなるから、困る。

    溢れる漢字(それも旧字体多…)
    馴染まぬ表現(類推するしかない…)
    これでもか!な薀蓄(すでに手一杯…)
    それでも、だからこそ、
    読みたくなる京極ワールドです。
    未読の方はぜひどうぞ。
    (こちらは京極堂シリーズ第2作目、
     第1作姑獲鳥の夏から読まれることお勧めします)

    息子が見ていた映画妖怪大戦争にも
    魍魎が登場してました。
    そういえば、表紙と似てましたわ。

    2017.3月追記
    表紙変わったんですねぇ。魍魎いなくなった。笑

  • 百鬼夜行シリーズ2作目。前半の幻想怪奇的な謎の提示と、終盤の連続する種明かしは、モヤモヤした幕切れなのに読後感は悪くないという妙な感覚にさせられる。

  • 両手、両足が切断された遺体が発見される。発見された手足は匣に収まっていた。同時に起きた、女子高生が走行中の電車に飛び込み重体を負う。二つの事件に共通する犯人は「手袋をした男」だった。複雑に絡みあう事件だが、全ての事件を同時に考えてしまうと解決は得られない。解決のキーワードは「近代医学」、「匣に収まっていなかった手足の持ち主」、「内側と外側の関係」、「冒頭に提示される架空小説の主人公」が鍵を握る。千ページを超える長編だが、私は長く感じなかった。だが、後味がいい作品ではない。精神が弱っている時にこの作品を読むと呑みこまれる可能性もあるだろう。

  • ★5.0
    再読。京極堂シリーズの中でも、特に大好きな1冊。京極堂、関口、木場、榎木津等のお馴染みのメンバーに加えて、頼子、陽子、雨宮、そして、久保竣公と彼が綴る「匣の中の娘」。起こる事件は猟奇的で非現実的だけれど、そこに殺意が存在しないのは勿論、時に愛情しかなかったりもするから人間は分からない。たとえ最期は干からびた姿になろうとも、きっと彼は誰よりも彼女を愛し、一緒にいれるだけで幸せだったはず。相変わらずのページを跨がない文章に加え、前章の最後と次章の最初で同じ言葉を使っているのも臨場感があって良い感じ。

  • 美しい少女の自殺未遂から始まる一連の事件。重症の少女が病室から消失、連続バラバラ死体遺棄事件、新興宗教。これらの事件の関連を陰陽師・中禅寺秋彦が暴く。
    読後の躁鬱感がすごい。関口君じゃないけど、半月は京極夏彦作品は読めない。
    しかし、必ずまた読みたくなるだろう。
    「私は、匣の中身がみたい」
    僕も魍魎に憑かれたようだ。

  • 日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリー、妖怪シリーズ第2弾。京極堂が語る薀蓄はやっぱり読んでいて面白いです。

  • 京極堂2作目。
    箱を祀る宗教、箱詰めにされた少女たちの四肢、巨大な箱型の建物。箱に絡んだ事件にいつもの面々が絡み京極堂の元に集まる。果たして京極堂は憑物を落とせるか。

    こちらも映画を先に観てしまったので、時間をあけてから読みたかった作品です。とにかくその厚さに手がすくんだのだが、前作が面白くそのまま読み進めてしまった。
    それぞれが別々に関わりながらも、それぞれ重要部分があり、最後にはまとまるというピースのはまり具合が最高でした。京極堂の過去もあり、戦争中、戦後の混乱の中、苦労した事が描かれ感慨深い作品です。

  • 今作は「犯罪」に対する考察が面白い。
    犯罪は社会が作り出すという前提があり、何かきっかけはあるにせよ、動機なんてものは社会がその事件をうまく解釈したいが為に後から付けられるものに過ぎず、犯罪を犯す当人は「そうするべきだ」としか思っていない、といった考え方は妙にしっくりきた。
    それこそ「魍魎が通り過ぎた」だけで人は簡単に狂ってしまうのだろうし、自分も例外じゃないと自覚することぐらいでしか対策できない。
    それだけ犯罪は身近で、それらを「魍魎」のようにあやふやで意味不明なものとして退ける行為が更に犯罪を犯罪たらしめているのかもしれない。

    ミステリーというより社会学満載で面白すぎる一冊。

  • 素晴らしかった。
    それが、この本を読み終えた後に湧き出た感情です。
    文庫本にも限らず国語辞典並みに厚いため、読むのをためらう人も多いかもしれませんが、もったいない。非常に。
    残酷で不可思議な事件の真相とは、魍魎とは、匣とは、複雑に絡まっていく事件が、最後に収束していく瞬間。その一文字一文字を読んでいる時の衝撃は、何物にも代えがたい。根気強く読んできて本当に良かったです。
    みなさんも、ぜひ挑戦してください

  • なんだかなー。面白い作品だと思うけど、けどが何を示しているのかが分からない。もう少し読解力がほしいと思った。

  • ようやく読めた。深淵を覗く。人を辞めればずっと幸せということばにどきっとした。

  • 見てはならぬものを見てしまった人間たちとその周りにに起きた悲劇。
    久保の最期が実写版とはかなり違う。まーあんな場面を実写化するなんていろんな意味で難しいから仕方ないか。
    今回に限ってやたら肉体的苦痛を受けまくる青木にサドっ気をくすぐられた。
    結局加奈子の事を1番愛していたのは雨宮だったのかな。美馬坂とっては実験台、陽子にとっては母から父を奪い取った証、頼子にとっては現実逃避の拠り所でしかなかったワケだから。
    理性の塊のような美馬坂博士が、娘と関係を持ったり妻の病気を治したいがために学会を追われたということが判明する場面はなんとも言えない。男だろうが科学者だろうが所詮人間は感情の生き物ってことなんだろうか。
    それにしても事実を客観的に見つめつつ人間の感情を交えて早々に事実にたどり着くことが出来た里村は凄いな。理性的な部分と感情的な部分をバランスよく両方持ってる名医。病院の経営者としてはカスだけど。

  • 再再再読くらいです。映画、漫画、アニメ全て何度も見ているのですがやっぱり小説には敵いません。とんでもなく面白いです。初めて読んだ時の衝撃はいまだに忘れられません。わたしの少女時代を支配していた、とても思い入れのある作品です。
    この話でなかなか可哀想な役回りをするハメになる青木くんが大好きです。

  • 百鬼夜行シリーズ#2

    1000ページを超える作品ですが、三分の一を過ぎた辺りからは止まらなくなって一気読みでした。
    1巻の『姑獲鳥の夏』も面白かったものの、処女作のせいか初めに形作られた話に登場人物を当て嵌めたように感じられる部分もあって。こちらはそんな風に感じることもなく登場人物が生きていたように思います。次巻も楽しみです。

  • 文庫なのにやたら分厚いです。幅3センチぐらいある。

    その見た目にまずは面喰いました。びっくりしたー。

    裏書より///
    箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物――箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。
    ///

    【ミステリー×ホラー×人間の心の世界の闇】をガンガン感じる本

    【読みだしたら止まらなくて寝る時間が惜しすぎる】本

    でしたー。


    印象的だったのは、初めのほうに出てくる電車の中で出会う、箱を持った男のシーン。

    箱を開けるときれいな顔の女の子が、「みっしり」入っていた、と。

    箱にみっしり入っている女の子を想像しただけで、ぞぞぞ~っと背中が寒くなりました。

    それぞれの登場人物がメインのストーリーが実は一つに絡み合う、

    そのまとまる様を手繰っていく作業が本当にワクワクドキドキでした。

    そしてもう一つ考えさせられたのは、お話の中に出てくる新興宗教のペテンについて
    京極堂、関口、鳥口で議論するシーン。

    宗教者、霊能者、占い師、超能力者の違いを京極堂が理路整然と説明していきます。

    興味のある分野のカテゴライズだったので印象に残っています。

    たしかに似たような部類の概念で、日本人はいっしょくたに考えている節がありますよね。

    でも、言葉の中身をよく分析していくと、違いが明確にあることがわかります。

    言葉や概念の意味をしっかり把握する大切さを京極堂は別の個所でも説いていました。

    ともすると曖昧な気持で、その意味を把握せず言葉を使っていること、私もような気がします。

    もしそれによってだれかを傷つけていたとしたら、たまらないです。

    肝に銘じていきたいなぁと思いました。


    最後の方は「もしかして、そういうことなの?」と少し予想がついたりしましたが、

    さらに最後にドーンと衝撃のエピソードがあったりw

    とにかく夢中で本の世界に没頭したい方、ホラーっぽいのが好きな方、おススメです!

  • 面白かった。

    小説をほとんど読まないので他の方はわからないですが
    京極さんは天才だと思う。

  • 難解ではないがあまりに豊饒である

  •  京極堂が関口君の本の掲載順を考えて置いてあげたシーンがとても好き。
     ご無沙汰すぎるのがちょっと面白くなくて鳥口くん巻き込んで小さな意地悪をして、それでもなんだかんだで目的を達成させてあげて、物事を進展させて一人になった時関口君の忘れ物に気付いて、京極堂は聡明だからきっとその忘れ物を見て関口君の用件が鳥口くんのそれだけじゃないことに気が付いてああ悪い事をしたなあ、言えば良かったのに、いや言えなかったのかってとこまで考えて、まだ決まってないんだろうって想像して自発的に考えてあげたんだろうなあという気がしてその思いやりがとても心地よい。
     最後の関口君の本を見て大笑いしているところも好き。

  • 加奈子が一番可哀想だよ。
    なんだか、ナチュラルにすさまじい。
    うぶめがすごすぎてもう驚かないけど、普通にすさまじい。

  • 京極大先生の代表作。
    人を殺せるぐらい厚いけど読むべし。

  • 相変わらず京極堂の言っていることはわかったようなわからんような、それは詭弁では?と思うようなこともあるが、一度読み出すと時間を忘れて読み耽ってしまう面白さ。
    登場人物が増えてきたが、ある意味最も犯人に近い場所にいながら、離れた場所にいる関口君が人間らしくて一番好きかな。

  • 姑獲鳥よりこちらのほうが怖気立つ話し。
    事件もかなり複雑で、京極堂の解説までわからない。
    サイコみたいな猟奇的描写が気持ち悪い。

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文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)の作品紹介

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物-箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。

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