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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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そうだ、私は魍魎だ。
匣の中に充満しているのは訳の解らない魍魎なのだ。
だから、私の実態は私でなくて匣の方なんだ。
私は、魍魎の匣だ。
― 1027ページ -
「つまり犯罪を自分達の日常から切り離して、犯罪者を非日常の世界へと追い遣ってしまいたいのだ。そうすることで自分達は犯罪とは無縁であることを遠回しに証明しているだけだ。だからこそ、その理由は解り易ければ解り易い程良く、且つ、日常生活と無縁であればある程良い。(中略)どれも解り易く、それでいて身の回りにはざらにないことばかりじゃないか。しかし、それが何故解り易いかと云えば、ありそうもない癖に実は頻繁に彼等の中でも起きている感情と、それは同質のものだからだ。若干規模が違うだけなんだ」
― 717ページ -
「そう。動機とは世間を納得させるためにあるだけのものに過ぎない。犯罪など――こと殺人などは遍く痙攣的なものなんだ。真実しやかにありがちな動機を並べ立てて、したり顔で犯罪に解説を加えるような行為は愚かなことだ。それがありがちであればある程犯罪は信憑性を増し、深刻であればある程世間は納得する。そんなものは幻想に過ぎない。世間の人間は、犯罪者は特殊な環境でこそ、特殊な精神状態でこそ、その非道な行いをなし得たのだと、何としても思いたいのだ。」
― 717ページ
みんなの感想・レビュー・書評
今のところ、シリーズの中で一番面白かった作品です。ほんの少し倒錯的な人たちに、ぞくりとさせられました。
なんとなく食わず嫌いしてて読んだことの無かった京極道シリーズ。
すいませんもの凄い面白かったです。
ホラー、ミステリー、妖怪、オカルト
そういった要素が全部好きな人間にとってとても面白かった。
ただ読了後に感じる一抹の不安。
「自分達は京極の話に言いように納得させられてるのではないのだろうか」
・・・って言いたくなるぐらい妙な説得力のある京極道の解説。
しかし読みやすかった。
次は処女作の方を読んでみたい。
ああ、よくもまぁこれだけ詰め込んだり
ストーリー的に久保とかなこは分けられた。久保は無理栗絡めてきたという印象が拭えない。
情報量が多く、好きな人は好きそう
最初の作中作で、ああ、羨ましい、というので、非日常の作品の雰囲気に引き込まれる。
病的な人が多くてヒヤリとさせられる
この作者は確かに頭が良いのでしょう。独自の物語・センスは引き込むモノを持っています。(前・後編計1060ページ)これだけの文章を2週間程度で読ませる力量は大したものです。
ただ、物語の中身については作者の見解に僕は?をつけます。
感想はそれぞれなのでここでは書きません。
厚さに戸惑われず、まずは一読する事をお勧めします。
何度読んでも、出だしの「ほう」の一言で物語の世界に入っていく。
美少女転落事件と、箱にまつわる不思議な話が物語を彩る。
箱を巡る妄想で虚ろな世界が美しい。
バラバラ殺人という下手したら猟奇的世界に通じるものが、「魍魎」という妖怪と絡むことで、不思議な幻想小説的になってしまうのが不思議だ。
陰陽師である京極堂こと中禅寺秋彦の「憑き物落とし」の手法が冴え、犯人を追い詰めるくだりのたたみかけが素晴らしい。
作中作の『匣の中の娘』も幻想的で、作中作が挟み込まれていることで、物語はより深みを増しているようにすら感じる。
黒衣の陰陽師の語る世界や「妖怪」という「現象」に酔い仕入れている瞬間が好きだな、と思わせてくれる要素が詰まっている気がする。
けっこうなボリューム、かつインパクトのある話でありながら、読ませる読ませる。なので一気に読んで疲れました。この話が漫画家、アニメ化されたのが驚きです。正直絵で見たくないような展開だからです。妖怪の話はやっぱりおもしろい。魍魎がこんなに掴みどころのない妖怪だったとは。それに至るまでの超能力、占い、霊能者、宗教者に関する話も面白かったです。
初めて読む京極夏彦。
読みごたえすごい。
それぞれのキャラが立ちながらストーリーのテンポの良さが気に入り、これから京極夏彦を集中的に読もうと思う。
数年前に映画を見て嫌いになったが、本を読んだらすばらしい。
再会できてよかった!
匣(箱)をキーワードに物語が展開する1000頁を超える骨太のミステリーです。 京極夏彦の京極堂シリーズの2作目にしてシリーズ最高傑作の呼び声もある作品のようですね。私はシリーズ初読みなのでそこらへんの評価はできませんが、最後まで楽しく読めました。 2人の美少女から始まる物語は、無骨な刑事、美しい元女優、怪しげな研究者、奇妙な霊能者、平凡な物書き、不思議な能力を持つ探偵、そして主人公京極堂、... 続きを読む »
【本58】シリーズ2作目。1000ページを超える大作で、非常に読み応えがあった。前半部分の溜め、後半部分のスピード感は前作同様。内容が濃いから重いというよりは、筆者が非常に丁寧に書いてくれている印象。「動機」に関する考え方は森氏と似ているのかな。次も期待。
※ネタバレになるので物語の内容は控えます。
1000ページを超える大作。
読む前は自分にはレベル高いと思っていたが読んでいるうちに物語に引き込まれていって続きが気になっていき、あまり本を読まない僕でも十分に楽しめた作品でした。
特に終盤は一気に読み進んで行ってしまいましたw
京極夏彦の作品は他も読んでみたくなりました。
読了。前々から興味を持っていたけど読めずにいた一冊。友人に京極夏彦は面白いと勧められ読みだす。まず、長い!挫折しそうだった…寧々表紙ほしいなぁ。
ラストにかけての読めるスピードが半端ないです。「ああ、やっぱり・・・」と思うこともあれば、「・・・え?」と驚くこともあったり。キャラが魅力で、中禅寺さん含め、みんな好きです。
爽快!
早く先が知りたいけど、まだこの世界に浸っていたい、でも先が気になる・・で、週末どっぷり読み耽ってしまいました。
そして、やっぱり、京極堂、関口、木戸、榎木津・・この4人の奇妙なチームワークが素晴らしいです。面白かった!
妖怪シリーズの第2弾とありますが、作品としては独立しているので 前作『姑獲鳥の夏』は読まなくても問題なく読み進められます(ネタバレもなし)。 前作以上の文章量で、本はあたかも小箱といった厚みと形ですね。 それでも読むことが苦痛ではなく、むしろ引き込まれ続けて 終盤にはもうすぐ終わりなのかと寂しくも感じられるのは、 内容の濃さを無駄のない文章で引き締めているからだと思いました。 ... 続きを読む »
百鬼夜行シリーズで、一番か二番に好きな作品。読みだすとほかに何も手がつけられないくらい一気に読み続けて、魂吸い取られる感覚。この作品あたりから、もう分厚くてまさにノベルスが匣みたいになった。
「みつしり」 いい響き。

こいっつはすげぇええ!!!! ぶとんでる!!
まず始めの久保の小説の一部で、心は鷲掴み! 匣の中の加奈子の「ほう、」という言葉も合わさって、その後辞書みたいな厚さの情報量ぶっこまれたにも関わらず、こ...






