もっとおもしろくても理科 (講談社文庫 し 31-19)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 290
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647168

感想・レビュー・書評

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  • 総じて面白かった。でもビッグバンについてあたりは不明瞭感が少々。サイパラの漫画は相変わらず凄かった!

  • 2000年刊行(初出1995~96年)。

     学校で習う理科とは違う切り口、あるいはもっと原理的であるが、関心を向けられそうな分野を選別して叙述していく。
     例えば、男女差、生物の定義、進化論、ビッグバン、ロケット、遺伝などである。

     軽めのエッセイで読み易く配慮していることもあるので、中学生でも読めそう。また、色々な科学番組や科学書籍の前座として読むのに使えそうな書である。

  • 読書録「もっとおもしろくても理科」2

    著者 清水義範
    え  西原理恵子
    出版 講談社

    p41より引用
    “なぜ人間は動物か、あるいは植物、いずれにしても生物を食べ
    るのかというと、生物を食べなければ生きていけないからです。
    生物のうち、動物は食べないでおこうというのは、生存の効率と、
    感情の問題です。”

     小説家でエッセイストである著者による、理科や科学の面白い
    部分を解説したエッセイ集。
     進化についてからビッグバンについてまで、あまり本文とは関
    係のない愉快な挿し絵とともに書かれています。

     上記の引用は、生物と非生物について書かれた章での一文。
    自分たちは食べないからといって、ほかの人がそれを食べるのを
    非難するのはどうなのかなと思います。あれこれを食べてはいけ
    ないと声高に叫ぶ人達は、自分たちの利益を考えて言っている可
    能性もあるので、慎重に話を聞きたいものです。
     前作と同じように、西原氏の挿し絵とコメントは、理科の苦手
    な方の息抜きにピッタリです。

    ーーーーー

  • このように理科について面白く分かりやすく紹介する本がもっと出て、理系離れが減ると良いのだが。
    それにしても、西原氏の挿絵が(うまくリンクさせつつも)内容としてはほとんど本書で説明していることと直接関係がないのがすごい。

  • 理科と言いながら、だいぶ取っ付きづらいところまで
    幅を広げてしまったのか、かなり読みづらなかったです。

    ま、それでもだいぶ読みやすくはしてるんでしょうけど…。

    ビッグバンの会なんて、早々に投げ出したくなるほどでしたよ。
    サイバラの絵でちょっと癒されましたが。

  • 専門家の視点ではない理解のおもしろさを解説している。
    理科が嫌いだという人はぜひ読んで欲しい。
    西原理恵子の絵が、なんとも内容にあっている。
    清水義範はつっこみだと表現している。
    そう、この内容にはこの絵がぴったり。
    内容の理解が進みます。

  • クスッと笑いながら科学の豆知識が理解できる本。
    進化の枝分かれのところで何が起きたかが重要だ!→サイバラさん:おとーちゃんが他の種族とやっちゃったに決まってるやん!

  • ・7/9 やっぱり買ってしまうのだなぁ.生命やビックバンといわれると、どうしてもついつい読みたくなってしまう.どうにかなるんもんか.この分だとおそらくかなりの確率で「社会」も買ってしまうと思われる.
    ・7/10 読了.結局今回は進化、遺伝やビックバン関係だったから、ちょっと覚え切れないし難しかったのでは.今度はもっとやさしい西原さんのマンガ本にしよう.恵にも

  • 相変わらず読みやすいけど、1に比べて内容の不完全さが目立った。

  • 良かったです。学生の頃に習ったはずの理科ですが、今覚えているわけもなく…でもちょっと聴いたことあるな、の事柄を、分かりやすく掘り下げてくれる、楽しい本です。また、サイバラ画伯が、素晴らしいです!!

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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