- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062647489
感想・レビュー・書評
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真田昌幸の鬼神のような戦術と猿飛佐助、霧隠才蔵の変幻自在な妖術が家康を震え上がらせる。
おりしも大河ドラマで真田一族が主人公になっているので、前から気になっていたこの作品を読みました。
上巻は関ケ原の合戦の後、紀州九度山にて昌幸が亡くなるまでが描かれています。
戦国時代の生死を賭けた駆け引きなどがおもしろかったのです。
真田十勇士の中でも霧隠才蔵が大好きな自分としては、ほとんど佐助と変わらずに描かれているので、もう少し佐助と分けて活躍してもらいたいところでした。
下巻の冬の陣、夏の陣の活躍に期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう忍者小説は初めてだったけど読みやすくてよかった
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とにかく方言が可愛かったです!
内容としてはまあまあかな?
やっぱり忍は凄いと認識した一冊でした\(^o^)/
読みやすいです。 -
第一次上田合戦から九度山蟄居までの真田家を描いてます。
全体的に浅くさらってる感じなので、流れを知る程度の楽しさしかないかも……。
歴史の教科書をわかりやすく、小さなエピソードを交えて書いてる、って感じなので、「小説」というにはちょっと物足りないような。
まあ、真田の歴史自体面白いので、それはそれでいいんですが。
物語というより、合戦の内容の方が詳細かな?
雰囲気を出すためかもしれませんが、登場人物ほとんど全員、方言でしゃべります。
でもこれはかえって失敗しているような……。
現代小説ならともかく、歴史小説の場合、「雰囲気を出す」というのなら、侍言葉がいちばんじゃないでしょうか、やっぱり。
リアリティがあるんだかないんだかわかりません。確立されたイメージに忠実か、実際の言葉使いに忠実かでそれも決まりますが。
わたしは読みづらかったなあ……。
忍びはいろんなことができて、その術なんかは面白いです。荒唐無稽ではありますが、「魔風海峡」ほどではないです(笑)。
上巻では、智将の昌幸、苦労性の信幸、とりあえずまだ大きな働きはしていない幸村、という感じでしょうか。
九度山にこもってからやることがないのか、幸村が子だくさんになっているのが笑えました(笑)。
タイトルからいって、忍びの存在に重きを置いていると思うのですが、上巻の表紙が才蔵、下巻の表紙が半蔵です。佐助はどこいった……。容貌が猿だなんて書かれてなかった(と思う)のに、やっぱり絵にするにはちょっと……なんでしょうか……。 -
◯◯ずら!
長野、山梨の方言なんだね。
すごい違和感が!
でも、まぁ、昔は方言も濃い感じだったかもね(´∀`)
しかし忍者が方言使ってたらすぐお里が知れてしまうような・・?
まぁいいか。
佐助と才蔵が同郷設定の忍びです。
今まで読んだ本の中でふたりが一番仲良しです。
なんつーか、忍者大活躍です。
徳川方は振り回されっぱなしです。
佐助と才蔵ともに幸村とは同じ年齢設定。
他十勇士も登場します。
少年的、忍者活劇な内容です。
現在の津本さんの作品とは、少し毛色の違う青臭い作品ですね。
会話が方言じゃなければもっとずっと感情移入出来る内容なんですが、面白いだけにある意味残念。
本書上巻は、昌幸が上田城主の頃の佐助と才蔵の活躍が中心です。 -
難しい…
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忍びの活躍がとても刺激的です。