封印再度 (講談社文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2000年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062647991

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封印再度 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • タイトルが秀逸。

  • さすがの題名。しかし、トリック?は微妙。というかトリックでさえない?雰囲気はよかったんだけど…
    萌絵のキャラがあざとすぎて好きになれず、あまり入り込むことができなかった。エイプリルフールの件は、自分だったら絶対に許せないと思う。

  • S&Mシリーズ⑤

    4~5年振りの再読。

    ・『再度封印』ではなく『封印再度』というタイトルに秀逸さを感じる。
    ・人間が死ぬ事と、ロボットが動かない事は絶対的に、ニュアンスは違う。
    ・やはり、少年の証言には根本的に無理があり、腑に落ちない。
    ・旧家に伝わる壺の謎や、化学的なトリックを警察には教えない所が何とも…。
    ・エイプリルフールに絡めた、犀川助教授の内情や恋愛描写も興味深い。

  • ・ちょっと時間かかったなー。エンジンがかかってくるまでが長かったかな
    ・事件発生から最後までも長かったんやな
    ・香山マリモと萌絵との知り合い方とか、萌絵が香山家に度々訪ねていくとことか、何とも言い難い違和感みたいのを感じなくもなかった
    ・エイプリルフールの嘘に関しては、2人の関係の進展の他に、基本的に事件に興味無しの犀川先生をどうやって引きずり込むかっていうところの一つの手段(というかパターン)やったようにも思われた

  • 今度は岐阜。
    旧家に伝わる壺と匣。開けられない匣に壺の中に入っていて取り出せない鍵。そしてそれにまつわる先代の自殺。
    萌絵が関わったからには出る死人は、いつ殺されたのか、どうやって殺されたのか、他殺か自殺か。
    そんな謎ばかりぶち当たるのは確かにご都合主義ですが、それがこういう物語の醍醐味であるとすれば、犀川先生の推理もお決まりの解決具合。
    でも今回の壺と匣の仕掛けは面白かったです。
    そして、犀川先生、それでいいの?と思ったら、そういうわけでしたか…。萌絵ちゃん、やりすぎ。

  • S&Mシリーズの5作目。

    【あらすじ】
     岐阜の旧家に伝わる「天地の瓢」と「無我の匣」。瓢の中に匣を開ける鍵が入っているが、首が細く取り出せない。さらにこの工芸品は、先代の当主が密室の蔵で刺殺された時に傍らにあったという。
     取り出せない鍵と密室の謎に興味を持った萌絵は、現地で情報を集め、それを基に犀川とトリック談議に花を咲かせる。そんなある冬の夜、旧家で刺殺事件が発生する。

    【感想】
     3,4作目と比べて格段に面白かった。子供を使った点と、当主が蔵の外に出た理由については少々違和感を感じるが、瓢と匣の存在がミステリーに厚みが出て良かった。

  • まさか自殺とは。難しい。犀川先生の萌絵への気持ちが明らかになった回。

  • ダブルミーニングのタイトル。

    前にXシリーズのレビューにも書いたけど、私は森博嗣のタイトルのセンスがすごい好き!

    S&Mシリーズ、折り返しを目の前にして、大胆に二人の関係が進んで嬉しい!

    今まで以上に犀川先生の内面描写があって、これまた読んでいて嬉しかった。
    描写があったこと自体も、その内容も。

  • 子供の証言のくだりは腑に落ちない

  • 3.5
    家宝である天地のこひょうと無我の匣をめぐる日本画家に関わる殺人事件の話。推理小説的には、動機とかも含めて変わってる人な感じでイマイチ。萌絵のエイプリルフールの話は面白く、犀川の新たな一面が出てきて面白い。金田一やコナン的な楽しみ方になりつつあるが、時間が流れているところは続きが読みたくなる。

  • 密室のミステリーより、萌絵の事の方が気になる人が多いのでは?
    マジックは分かりやすいような、分かりにくいような。
    ドラマでもあった話だからドラマを見ていたらイメージがわきやすいかな

  • これまで読んできたS&Mシリーズ中、一番トキメキ度が高かったです、というかそれを通り越してハラハラして、犀川先生と一緒に脱力したのでした。萌絵はアンドロメダまで原付で滝を見に行った方がいいね……人騒がせなお嬢様です。犀川先生の人間らしい感情が垣間見れたのは良かったけど。2人のことで驚きすぎて、殺人事件の方が印象が薄くなってしまいました。壺に入った取り出せない鍵と、その鍵を使って開ける箱の謎は面白かった。トリックに関しては、理論上可能かも知れないけど、ガリレオシリーズの『聖女の救済』のトリック並みに「無理だろ、それ」感が私の中で漂いました。英語のタイトル「WHO INSIDE」が秀逸。

  • 読了。
    ミステリーなのか、恋愛ものなのかわからなくなってきたシリーズ5作目。
    シリーズ10冊もあるので途中で他の読もうと思ってるのに先が気になって読んでしまってる。
    禅をテーマにしているとのことで苦手な分野。
    でも犀川、萌絵、国枝桃子などの登場人物がどんどん自由になってくるので
    読んでいて楽しい。
    途中ちょっとミステリーじゃないところでハラハラさせられましたよ。

  • S&Mシリーズの5連作ラスト。冷たい→F→笑わない→詩的私的→本作と時系列順に読んだが、ヒロインである萌絵の性格が如何せん癖が強く鼻に付く人もいるかもしれないが、私は別の雰囲気が出ていて新鮮味を感じた。さて、今回のトリックを解くには言葉遊びだろうか? 冒頭に提示される、壺と鍵の謎を解ける人は数少ないだろう。

  • パズルの要素が不思議さを増しました。ただ、パズルの回答が、化学的すぎてアンフェアな感じがしました。動機もちょっと難しいなあと。

  • いやー!!萌絵ちゃん、そんな!!嘘でしょー!!!

    と泣きそうになったが、何とエイプリルフールとは!
    すっかり騙された(^^;

    犀川先生とも、凄くスローではあるが進展があって良かった。

    無我の匣と天地の瓢の鍵にも驚かされた。
    成程、そうなっているのか!!

  • 風(フウ)林(リン)犀(サイ)どう?
     親子2代にわたって謎の死を遂げた香山家。現場には、代々伝わる不思議な家宝が残されていた。
     SMシリーズ5作目は、犀川と萌絵の2人に急展開!?があります。折り返し地点として、シリーズファンには欠かせないなという印象です。鍵が取り出せない壺(天地の瓢)と、鍵がないと開けられない箱(無我の匣)の謎を主軸に置きながらも、事件の謎がまたユニーク。偶発的な事象に支えられたものですが、絶妙なストーリー運びによって、それを味わい深いものにしています。
     惜しむらくは、犯人の動機が理解し難いことです。

  • 少しずつ人間味を増す犀川先生と、自由奔放に見えて実はナイーブであることが判明する萌絵が、まるで実在の人物のように生き生きと動き出し、シリーズ物であることの魅力を余すことなく堪能することができます。

    『すべてがFになる』『冷たい密室と博士たち』『笑わない数学者』『詩的私的ジャック』では、比較的早い段階で謎が発生したような記憶がありますが、この『封印再度(Who Inside)では、背景の説明に時間をかけて、謎が出てきそうで中々出てこないですねぇ~ また、大胆な萌絵と煮え切らない犀川との会話も洒落ています。このシリーズが愛され続けている理由が分かりますね。

     2ヵ月ぶりに読んだS&Mシリーズの5作目は、「すべてのトリックに隙が無い」とは言えないですけれども、バランスの取れた物語でした。森博嗣さんの文章は短期間で読みやすく進化しており、少しずつ人間味を増す犀川と、自由奔放に見えて実はナイーブであることが判明する萌絵が、まるで実在の人物のように生き生きと動き出し、シリーズ物であることの魅力を余すことなく堪能することができます。多くの読者が自分が犀川研に属している学生のような臨場感も味わい感情移入することでしょう。森博嗣さんが犀川の台詞を借りて語る哲学的な言葉も興味深いです。

    若い作家さんが精一杯背伸びして書いたような作品も悪くないけど、作家が感じているプレッシャーまで伝わってくる感じが重苦しい時ってありますよね。それに比べると森博嗣さんの作品は、イチローみたいな選手が、バッティングピッチャーのボールを打っているような余裕を感じて心地よいですぅ

    森博嗣さんの作品は、良くも悪くも純粋にフィクションとして楽しめる感じがありますね。

  • 岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。その名は、「天地の瓢」と「無我の匣」。「無我の匣」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ないのだ。五十年前の香山家の当主は、鍵を「瓢」の中に入れ、息子に残して、自殺したという。果たして、「匣」を開けることが出来るのか?興味を持って香山家を訪れた西之園萌絵だが、そこにはさらに不思議な事件が待ち受けていた。
    「BOOKデータベース」より

    化学を使ったトリックが面白い.
    タイトルも英語とかかっていて秀逸.

  • S&Mシリーズ第5弾。今回は地方の旧家で時をおいて発生した2件の密室死の謎を、犀川と萌絵が解いていく。凶器のトリックが想像のできない意表を突くものだった。
    あと、事件とは関係なく萌絵に衝撃の事実(?)が発覚し、読んでる途中で泣きそうになった。そのために二人の関係が急激に進展するのだが、最終的にどうなったかは本書を読んでご確認ください。

  • S&Mシリーズ5作品目。作者さんの当初の予定ではここで完結とのことですが。
    うん。確かにここで終わらせてもいい感じはします。
    てか、犀川先生が意外やったなー。そして、萌絵ちゃんはまぁまぁ壊れてきてる(笑)

    本編としては、壺と箱の謎が面白かった!これはすごい。なるほどなー!
    萌絵ちゃんが仕掛けた罠は、まぁ、うん。お嬢様キャラならありかと。
    事件の動機と言うか理由が哲学的。なるほど、ここであの仕事がつながるわけね。

    個人的には祐介くんパートに気づいた自分グッジョブ(笑)だいぶん森ミステリーに慣れてきたかも。

  • 犀川助教授と萌絵のシリーズ。今回はつぼのトリックでしたが、ちょっと化学的で残念でした。前回の密室もそうでしたが、どうも構造的にイメージしにくいというか・・・
    恋愛の要素の方は、犀川助教授が萌絵と結婚するという下りでかなり惹かれました。いよいよか!と思いましたが、結果は、、、残念です(笑)
    このシリーズ、犀川助教授と萌絵の恋が遅々として進まないのは、小説を買わせるテクニックですかね・・・しばらく置いて、また読み進めます。

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封印再度 (講談社文庫)の作品紹介

50年前、日本画家・香山風采は息子・林水に家宝「天地の瓢」と「無我の匣」を残して密室の中で謎の死をとげた。不思議な言い伝えのある家宝と風采の死の秘密は、現在にいたるまで誰にも解かれていない。そして今度は、林水が死体となって発見された。二つの死と家宝の謎に人気の犀川・西之園コンビが迫る。

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