二重生活 (講談社文庫 お 63-11)

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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648226

感想・レビュー・書評

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  • ご夫婦の合作モノ。
    面白かった!どこがどう繋がるのか謎だらけで進んでいくけれど、最後にはちゃんと明かされ初めからまた読むとなるほど納得〜な作品。
    看護学生さんの日記で騙された(^_^;)。あの人が書いてたのか!

  • 単身赴任の夫が単身赴任先でも家庭を持っている二重生活。不信を抱いた妻が探偵事務所に調査を依頼し話は進む。話が進むうちにこの妻の方にも謎が有ることが分かってきて、また別の意味の二重生活の様相が明らかになると言う話。
    キャラもたっており、面白く話を読めるが、謎解きの部分では複雑すぎて、「あっそう言うことだったのかー」とはならない。私の貧弱な読解力では「??、あっああ、そう言うことなのか?いやこうかな、フムフム」と言う読書感。

  • 夫婦合作とのことでしたが、折原さんも新津さんも今回が初めまして。のため、どこからどこまでが誰が書いているのか全然分からなかった…。
    トリックはなるほど〜と思うものの、漠然と腑に落ちないような、でもそれを狙っているような。
    これからもミステリーを読み続けようと思う。

  • シリーズ物?キャラがよく立ってるし、同じ作家の前回読んだ作品より読み応えがありました。
    ミステリーの手法である○○○のズレもあったりして、最後は尻切れトンボ感もあったけど面白かったです。

  • 折原一・新津きよみの初の夫婦合作。重婚をめぐったそれぞれの夫婦の怖い話。

  • ペルソナを被らなければ生きていけない現代では仮面を捨てることは脆い素肌を紫外線に晒すが如く。

  • 前半70%折原さん・後半30%新津さんと感じました。
    いいかんじです。

  • 何となく手にとって予備知識なしに読み始めたからか、
    意外と面白かった。中々にアレ?ってなりました。

  • 最後にあかされた「もうひとつの二重生活」とかいうオチは
    はたして必要だったんでしょうか?

    タネあかしを全部だらだらとしゃべるシーンがあって
    それまではかなりの疾走感だったので
    その後をどう締めるのかと楽しみにしていたら
    それはないだろうという。

    この人の別の作品読んだ時も
    たしかこんな感じの印象が残ったような気が・・・。

    読者に罠をかけるのに一生懸命だけど
    中身がないかも。

  • ミステリ界のおしどり夫婦が描く驚愕の二重生活。


    重婚という重いテーマが作品としてどう昇華されたのか?


    個人的には第二弾を期待してますw

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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