涙はふくな、凍るまで (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062648875

感想・レビュー・書評

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  • 坂田勇吉シリーズ第2弾。今度は北海道で、ロシアンマフィアが相手。

    色々読みすぎてきたせいか、時事ニュースの影響か、ロシア内務省がそんなまともな仕事をするの??と思ってしまった・・・
    しばれる北海道の描写はすばらしかったので☆3。

  • 前作「走らなあかん、夜明けまで」の続編で、前回は大阪でヤクザ相手に奮闘していた坂田が、今回は北海道でロシアマフィアの暗闘に巻き込まれるという、不運極まる展開の話しでした。
    綿密な取材で現地の風景が目に浮かぶようでした。その分のボリュームが大きいので、どちらかというとマフィアとの絡みは割と淡白。坂田が人間的に成長してしまった部分も有り、感情移入度としては低下しています。充分面白いんですけどね。前作があまりにも面白すぎました。

  • 普通のサラリーマンが事件に巻き込まれる第二弾。
    舞台は北海道。ロシアマフィアが絡む事件に巻き込まれる。
    規模があまりに大きいが、こういう不幸やトラブルを引き寄せる人ってきっといる。
    あまりにも平凡な主人公には応援したくなる要素が満載だ。

    2015.12.27

  • いつも事件に巻き込まれる不幸なサラリーマンのアクションもの
    男は、笑ってやせ我慢の典型
    こういうの好きだなあ

  • このシリーズはもうちょっとベタにコメディ風味に突き進むのだと思っていたら、ネタがロシアンマフィアだった。まあ、日本のヤクザじゃそろそろネタも尽きるのだろうけど、大沢氏の興味の方向が外国マフィアにいってしまっているのがよくわかる。物語としてはさすがの一言。クライマックスまで盛り上げるその腕前は本当に一級品。面白いと安心して読める。北海道の寒さと広さも伝わってくる。んー、寒い。

  • 坂田勇吉シリーズの第2弾。

  • 世界一不幸なサラリーマン坂田シリーズ第二弾。

  • 前作より内容が濃くなり、その分現実味が少し薄くなった気がします。でも坂田の恋心が ちょっと切ないので良しとします。

  • 坂田勇吉、強くなってる

    作品の紹介
    坂田勇吉、二十八歳。食品会社の宣伝課勤務。彼の行くところ、なぜか想像を絶するトラブルが起こる。大阪出張で心ならずもやくざと渡り合った彼の今回の敵とは?極寒の北海道で請け負ってしまった任務を無事果たすことはできるのか?“日本一不運なサラリーマン”を襲う怒涛のノンストップ・アクション。

  • 人情に弱いのと、スキがあるので毎度おお騒動、面白くもあり、ちょっとすごみもあり。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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