美神 (講談社文庫)

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著者 : 小池真理子
  • 講談社 (2000年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062649155

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美神 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 小池さんらしい、どんでん返しがラストに待っている。が、彼女の他のものと比べて、主人公阿佐子の心理描写の過程がやや半端で、そのためか、結末は、やや唐突の感を免れなかった。逆に、善解すれば、そのプロセスは、読者の側の想像(あるいは、創造)に委ねたのだ、ともいいうる。個人的には、小池さんの、よく言えば「濃密な」、悪く言えば「くどい」表現が好きなので、本書は少々残念ではあった。

  • あさこの妖女っぷりが今いち理解できなかった。

  • 9、17、22、26、30、35歳の時の阿佐子を、その時に出会った男性が語るというスタイルの連作短編集。
    同じ作者さんの「蜜月」の男女逆バージョンといった感じでしょうか。
    また、血が繋がっていない弟、正実との関係は「レモン・インセスト」に似ている印象でした。
    両方をミックスしたかのようなこの作品ですが、男性たちが語る阿佐子から並はずれて美しく、そこにいるだけで官能的だということしか伝わってこなくて、最後まで阿佐子のことがよく理解できず全く魅力を感じることができなかった。

  • 類希な美しさを持ち、男性を惹き付けずにはいられない阿佐子。9,17,22,26,30,35歳の阿佐子をそれぞれ異なる男性の視線で語られる。
    著種は美し過ぎる故に生きにくい女性を描きたかったのか。
    阿佐子が思い、意思が感じられず、少しいらいらした。
    (図書館)

  • 成長するあさこが美しくても それだけでは幸せじゃないんだって思った

  • 時代を追っての構想は面白いが、エピローグに不自然さが残る。

  • 恋愛小説ってあまりいい終わり方しなくて、終わり方のパターンが決まっているような気がして好きじゃないと言ったら、そういう終わり方をしないのもたくさんあるのに、めぐり会っていないのはかわいそうと最近言われた。

    本著も恋愛小説なんだろうと思いながら読み進めた。

    で、本著は正確にはサスペンスが入った恋愛小説感じで、結末も恋愛小説のパターンのひとつ。

  • 一人の女性の9,17,22,26,30,35歳を扱った6編の短編集のようなもの。
    父と義理の母とその連れ子の義弟の4人家族。

    1回ごとに、男性の主人公は異なる。
    最後に最初に出会った男が弁護することになる。
    結末は悲しい。

    小池真理子がこの本で言いたかったことは、なんだろう。
    記憶の断片の模細工が織りなす美なのだろうか。

  • 成長過程ごとの阿佐子の美しさ、男性を虜にする様子が分かる。美しい故の生きにくさが描かれていた。しかし、前置きの話はこれだけ必要だったのか?

  • 初めて読んだ小池真理子さんの作品。阿佐子の9才から35才までを6つの話に分けて描かれた本。

  • 小池真理子さんの文章独特の途中からとても引き込まれ感がある。恋愛の冷たいと冷たいところというか、読んでいてたまにぞっとする感じがよい。どの作品でもそうだが、主人公やメインで出てくる女性にかなり魅力を感じる。アサコがどんな顔をしているのか、想像するのも楽しみなので表紙に絵がない方がいいのではと思う。私もそんな美人だったらいいなと思った。笑

  • 読みたい本

    内容(「BOOK」データベースより)
    阿佐子は、背中に薄いピンク色の羽を隠し持っているような子供だった。少女から女へ。儚いほど完璧な美、存在自体が放つ官能の気配、そのすべてが周りの人々を狂わせる。男たちは、蜂蜜色にきらめく肌に惑い、阿佐子の表現する愛情はなんであれ、彼らの猜疑心を刺激した。あまりにも美しき破滅の愛の物語。

  • 美しい少女

    美し過ぎるが故に、男はそれを自分の人生に添わせることはできない。


    ただ束の間、同じ季節を過ごすのみ

  • 最初から最後まで主人公の阿佐子さんに会ってみたいと
    そう思いながら読んでいました(∩.∩)

  • 適度に美しければ生きやすいであろう社会も、あまりに美しすぎる場合には生きにくいだけなのかもしれない。出る杭は打たれるものなのかな、と特に最終章で感じた。
    最終章、藤夫の何が特別、阿佐子を夢中にさせたのか分からなかった。他の下心満載の男たちと何ら変わらないし…。私が藤夫だったら、絶対阿佐子を美人局だと思うだろうな。
    同様にして、各章に出てくる男性たちを一体阿佐子はどう思っていたのかこれも謎。何せ、阿佐子視点の語りが全くないので、解釈が難しい。結局、毎章思わせぶりに出てきた写真撮影って何を象徴していたのだろう。
    血の繋がらない姉弟が関係をもつのってそんなに背徳なのでしょうか?ラストは暗いながらも幸男の存在に救われた感じ。 【2009年2月13日】

  • 宇野亜喜良氏のカバーデザインに、思わず買ってしまった一冊。

  • 「阿佐子」の妖艶な美しさに引き込まれてゆく男性たちの姿と様々な年頃の阿佐子が描かれている。(08年4月20日)

  • どんどん分岐していって
    最後ひとつになるのかと思いきや
    そのまま…

    それを余韻ととって
    満足するかどうかは読み手側の問題なのでしょうか。

    出てくる人物は多いけれど
    内面描写が少ない割には
    個性を固定しやすくて
    想像力を働かせやすい…かなぁなんて。


    男の人が読むとこれはまた
    全然違った話なのかもしれないですね。

  • 美しいことは罪であり哀である・・・

  • 美しいことは罪なのか

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