空想の繪本

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 130
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (59ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062663656

作品紹介・あらすじ

Anno’s Miracle World(あんのみつまさふしぎなせかい)
時の過ぎゆくままに遊びをせんとや生まれけん

時計など、この本に納めた絵を見るにつけ、随分時間が経ったものだな、とこの頃しきりに思う。そして「時の過ぎゆくままに」という曲を連想し、(中略)それぞれの絵を描いた時の「たねあかし」のようなことを書こうと考えた。――あとがきより

感想・レビュー・書評

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  • 錯視や騙し絵にハマっていた小学生のときに出会った本。
    ミニチュアのような生活感のある画風で騙し絵が書いてあるので、より不思議感や奇妙さが際立って面白かった。

  • 安野さんはすごく深く物事を考える人なんだなと、この本を読んで感じました。絵もとても素敵で、絵の世界についつい引き込まれます。

  • ペンローズの三角形に想を得たものを始め、ちょっとねじれた絵、ふしぎな絵…未発表の作品も織り交ぜた画文集。

  • 不思議な絵がいっぱい。逆さまにしても成り立つ絵が面白い。でっぱったりくぼんだりして見える絵を逆さまにすると、さっきでっぱっていた方がくぼんで見えて、くぼんでいた方がでっぱって見えて、びっくり。文章を読むと、私も近いことを考えたことがあったような気がするけど…それをとことん追求するかどうかの違いなんだろうなーと思う。

  • 安野さんの絵が好き。
    思考実験が垣間見える解説も興味深い。ただ、ご本人も納得できていない作品が多いのかな?「ボツになった」エピソードが多かったように感じる。

  • 算数の教育者としても有名な安野さんの面白い発想の絵ばかりで、飽きない一冊。

  • 自分達の論理や常識が通じないナニカに触れるトレーニングになる本

  • 安野さんの空想(錯覚)絵本

  • 安野光雅さんの過去の作品を紹介しつつ、作者自身で解説をつけている本。現実にはありえない絵がいっぱい載っている。エッシャーみたいな幾何学的にありえないものもあるし、幾何学とはまったく関係のない絵もある

    ●面白かった点
    不思議がいっぱいで楽しい、
    ●気になった点
    ため息がでるほど突出したものがなかった。

  • 安野さんのあたまの中をのぞくことができる本。
    これはいつも手元に置いておきたい。

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著者プロフィール

安野光雅(あんの みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

「2023年 『文庫手帳2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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