共依存症いつも他人に振りまわされる人たち (KODANSHA SOPHIA BOOKS 魂 12-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062690676

作品紹介・あらすじ

頼まれなくても他人の世話に明け暮れる。相手を喜ばせようといつも自分は後回し。そして、思いどおりにならないといって腹を立てる-この本は、自分の人生を他人に捧げてしまった「共依存症者」への処方箋である。なぜいつも自分が犠牲になるのか。なぜうまくいかない人間関係にしがみつき、相手をコントロールしようとして結局振りまわされるのか。「愛しているだけ」で相手を変えることができるのか。本当に、あなたがいなければ彼は駄目になるのか。こんな疑問に自らも共依存症に苦しんだ著者が明快にアドバイス。自分が変われば「他人に振りまわされない人生」が手に入る。

感想・レビュー・書評

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  • ざーっと流し読み。
    共依存の特徴みたいな項目があって、
    私が無理!って思ったり、関係がダメになった人達がまさにそれだった。
    私が一緒にいるのが耐えられなかったり、一緒にいるのが苦痛になったり。
    誰にでも共依存の部分はある。でも、度を越すと良くない。
    良くない関係になってしまったらデタッチメントが大事。
    関係に苦痛を感じた時こそ離れる時。

  • インナーチャイルドや、共依存に興味があって読んだ。
    病的なまでにはならなくても、あえて問題のある人にひっついていこうとするのはなぜか??
    結局、自分が必要とされたいがため。
    仕方ないといいつつも、自分も相手を利用している。
    自分は自分、相手は相手。
    本当に自分のしたいことは何か。
    自分の声を聞く練習をする。など、、

    当事者だけでは何のきっかけもなくて苦しいと思うから、こういう心の仕組みは、知っておかないといつの間にか、そういう罠にはまりそう。
    ちょくちょく読み返そう〜

  • 境界を意識し、自分を持つことを再認識

    効率が10倍アップする新・知的生産術

    を読んだ際にリストアップしていたもの。

    ご自身がアルコール中毒から脱してその体験を活かして
    本を書いたという内容ですので、医学的見地に基づいた
    記述は少なく、ある意味読みやすくはありますが、
    自分に当てはめて読めない、という人もいるかもしれません。

    あるある、と感じるところが多数ありました。
    家族内に共依存症のおせっかいがいることで、
    すべてのものごとを抑圧され、また共依存症が
    できあがっていくんだと実感。

    人の希望を自分の希望として生きていると、
    ひととひととの境界がなくなります。

    そうして生きていくと、家庭外の人に接したときに
    自分は相手のために自分を犠牲にするのに
    相手はそうならないことに対して理解が追い付きません。

    境界を意識し、自分を持たないといけない。
    自分のやりたいことを放って人に合わせないこと。

    そういう意識付けを再度できる本でした。

    自分がしたいと思ったことをすること
    (それをしないときに、怒りを覚える。)

    マリアとマルタを例にとり、印象深い言葉でありました。
    自分がしたいと思ったことを、がんばってしていきます。

    酒を断ち、共依存症から回復して以後、私をもっとも興奮させたのは、目標設定の魅力である。

    とあることに驚き。
    目標設定をすることは、こういう側面からしても
    有益なことなのですね。

  • 著者自身の経験を基づいて書かれた本。

    共依存に陥る原因についてはあまり多く書かれていないが、アルコール・薬物等の依存症者が身近にいる人物が想定されているようで、生まれつきの家族関係などにはほとんど言及していない。

    内容は実践的で、経験者かつ支援グループの運営者らしいと感じた。
    自分らしく、尊厳を持って生きることで、共依存関係からは必ず脱することができると述べている。

    支援グループの提供する公式HOW(=H…正直Honesty, O…率直さOpenness, W…やる気Wilingness to try)は、覚えておきたいと思った。

  • これほど頭に入ってこない本も珍しい、というくらい
    読んでも読んでも筆者が何を言いたいのか伝わってこなかった。
    おそらくその原因は2つあって、その1つが筆者の立場が明確でないこと
    もう1つが同じことを繰り返しすぎている、くどすぎることだと思う。
    共依存者だった自分として書いているときもあれば、カウンセラーとして
    書いているときもあるし、同じ意味のことを単に言葉を変えて
    何度も何度も書かれると、頭がかえって混乱してくる。
    共依存から脱却するためのコツみたいなものも書かれているけれど
    それができないから困るんだよね、という感じ。

  • 内容が支離滅裂で読みにくい。何度も同じことを繰り返し、まとまりがなかったという印象。知識本としては失格。しかし、様々な共依存症に関する多種多様なエピソードを通して"共依存症"というこの言葉を知っただけでも大きな収穫。これに関連する本を読んで知識を深めたいと思う。

  • 幼少時「お前が男の子だったらよかったのに」出産後「お前だけ幸せになりやがって」父の死後「お前のせいだ」と母親から言われ、「お前なんか俺が拾ってやらなかったらずっと一人ぼっちだった」とツレに言われる。すべて自分が悪いんだと暗い闇の底から光を探すように本を読み漁った時期に出会った。同じような悩みを今、抱えてる方がいたら読んでみてください。

  • なるほど・・・。

  • 共依存症者とは依存症者のパートナーのこと。基本的に自己価値観が低く、相手に振り回され、自分の本心とは別に相手の世話ばかりやくような役割を演じてしまいます。自分の現状を認識して受容することから治療が始まります。自分の感情を抑えこまず、自分を否定せず自己評価を高めることが治療になります。

  • 共依存回復のために繰り返し読みたい本。ステップがあるからそれに合った箇所を読めるよう手元に置いておきたい。中古しかないようなのがちょっと残念。

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著者プロフィール

1948年、ミネソタ州に生まれる。作家。幼少時に父親が家を出たため、母親一人の手で養育される。4歳の時には誘拐経験が、また青春時代を通して近所の人に性的虐待を受けた経験もある。12歳からアルコールを摂取し、13歳で本格的なアルコール依存症となる。
また、18歳までには薬物中毒にも。不良仲間と強盗を繰り返し逮捕され、刑務所行きか薬物乱用治療施設へ入るかを迫られる。やがて自分が共依存症でもあることに気づき、その回復の過程で、ミネアポリス治療センターで支援グループをつくり、カウンセラーとして活躍。
経験に裏打ちされた執筆活動は圧倒的な支持を受け、多くの共依存症者たちに勇気を与えてきた。
著書に、350万部のベストセラーCodependent No More(『共依存症 いつも他人に振りまわされる人たち』講談社)ほかがある。

「2011年 『共依存症 心のレッスン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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