妖怪アパートの幽雅な日常(8) (YA! ENTERTAINMENT)

著者 :
  • 講談社
4.02
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本棚登録 : 1009
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062693905

作品紹介・あらすじ

高校入学を機に、一人暮らしを始めた夕士。その大正ロマン建築のアパートは、大家さんが黒坊主、食事係の賄いさんが手首だけの幽霊、同居人たちは気のいい妖怪たちがとっさり、地下に洞窟温泉が湧き、ことあるごとに宴会が繰り広げられる、という場所だった!夕士は同居人たちから、自分で考えること、固定観念を見直すこと、人と人(?)が生身で関わりあう大切さを学び実感していく-。

感想・レビュー・書評

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  • かななか図書館で借りることができず、やっと手にして読むことができただけでも満足だったのに、今回のハラハラドキドキ事件の内容に、もうやはりこのシリーズにはハズレがないのだと改めて実感することができました。
    『ここまで映画みたいな話になるとは』と、びびってしまうほと面白かったです。

  • 千晶先生大活躍!!千晶先生っていったい何者??
    自分が能力者であることが 知られてしまうことに不安を持ってる夕士。
    それを受けちめてくれた千晶先生・・なんか泣けた~良かった。

  • シリーズ史上、最も大きな出来事が起きた回だったのではないでしょうか。
    印象的だったのは千晶先生です。強盗に襲われて大怪我を負った千晶先生に対して、魔導書を多少なりとも扱える夕士くんは罪悪感を抱くわけです。もっと早く自分が事態を収集できたのでは、と。これは特別な力、常軌を逸した能力があるからこそではなくて、誰しもが大切な人を目の前で傷つけられたり、失ってしまったときに感じる気持ちなのではないでしょうか。しかし、千晶先生は夕士くんのそうした感情を優しく諭してくれるのです。ぜひ、作品を読んで確認して欲しいです。千晶先生の口から語られる「救助」の本質を。

  • 一大決心をして、それを告げてやってきた夏休み。
    ばったりと会ったメンバー。
    そして起こった事件。
    いい思い出になります…ね、多分。

    今度は洒落にならない! という事件ですが
    うん、その葛藤はすごくよく分かります。
    先生が言う事で、そうか、と納得するのは確かですが
    その時点に立った時、誰かがかけてしまうような事になったら
    その後後悔しないか、と言われると悩んでしまいます。

    いやでも、更に先生の正体が分からない…w
    背後をしりたいです、背後を!

  • 「外の人間が千の言葉を尽くしても、万の手を差しのべても、それを受け入れるかどうかは、結局は本人の意思でしかない。」
    人の心はパラシュートのようなモノ、かぁ・・・開いて初めて機能するんだなぁ・・・。

  • 遠足も楽しそうだったけど、やっぱり、強盗事件に巻き込まれたのが、凄かった。ほとんど一気読みでした。
    稲葉も千晶にちゅーしてもらったのか。いいなあ~見たかった。
    千晶に怖がられるかもしれないと怯える夕士だったが千晶先生に分かってもらえてよかったよかった。実に千晶先生らしいなあ。自分で精一杯あがいてもがいて苦しんだから自分の糧になるっていう長谷の言葉がいいなと思う。

  • 7冊目まで一気に文庫で読んできたので、とりあえず先まで読みたく8冊目以降はこちらで。---びっくりする展開になりどうなるかが気になって一気に読んでしまいました。いずれは彼の前で使うことになるだろうとは思っていましたが、いつ使うか、どう使うかがこんなに大きな命題を含むところまでは考えていませんでした。特別な力があっても体や命の価値に他人と差があるわけではない。さらっとこれが言えるのはすごいです。別の形でそれを告げていた長谷にも感服です。

  • 8巻も面白かったです。夏休みに大きな事件が起こって手に汗握りましたが、夕士がまた成長しました。千晶先生も受け入れてくれてよかったです。やっぱりいい先生だな。かしまし娘の3人もとてもいい人たちです。それにしても、夕士がダーリンで千晶先生がハニーか…その界隈に向けてのシーン?もありつつ。続きも楽しみです。あと2冊かー。

  • 【内容】
    大学進学へと方向転換した夕士クンに運命に導かれるようにとあるできごとがふりかかってくる。ある意味これまででいちばん大層なできごと。

    【感想】
    個人的には民俗学がええやろなと思ってたらそうなってた。まあ、民俗学がええやろなと思ったのは自分自身がもう一度大学に行くことがあったら専門に学んでみたいと思ってるからなんやけど。
    青木センセはあまりいいように書かれてないけど、ある意味この著者もけっこう一方的な視点でものごとを見てるなあと思うことはある。ま、お話やからしゃーないけどね。
    (2017年10月24日読了)

  • 面白い。
    1巻に次ぐ面白さ。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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