透明人間の納屋 (ミステリーランド)

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著者 : 島田荘司
  • 講談社 (2003年7月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705615

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透明人間の納屋 (ミステリーランド)の感想・レビュー・書評

  • やるせないなぁ。。。というのが一番の感想。

    透明人間が本当にいる世界=ホラーかと思っていたら(挿絵も怖すぎる…石塚桜子さんという方。
    作者のファンで、挿絵に自分の絵を使ってもらないか突撃アポしたらしい。)
    現実に起こりうる、若しくは起こっている世界でした。
    自分的には衝撃の事実、という感じ。
    彼等の帰国からもう14年か。。。
    それまで、あの国がどんなか全く知らなかったし、存在することすら意識していなかった。

    キーワードとなる“透明人間”の真実を知って、再読してしまう。伏線に気づく。

    母親が親でなく女でもある事って、確かに未成年には受け入れがたいのだろうなぁ。。

    主人公が成長する過程がラスト、短く書かれているけれど、彼は主人公に良い意味で影響を及ぼしたんだなぁ、と。
    子ども時代、どんな人が周りにいるか、どう接してくれるかは大人が思う以上にとても大切なんだと思う。
    (記憶、暗記力からして違う。 )


    「それが一番大事な事なんだ。みんなと違う角度から物事を見ること、それもいろんな方向から。ひとつだけじゃ駄目だ、それがとても大事なんだ。よく憶えておいてね。」

    結末が
    フィクションものと割り切れず、もやもやする。。。悲しい。。

  • 最初に読んだ当時小学生だったのだけれど、打ちのめされた。
    ヤングアダルトでこんなに重々しいお話があるとは…
    ただ、こういうお話も読まなきゃだめだよな、と思った。
    単なるミステリーではなく、いろいろ考えさせられるところがあった。

  • 密室からの人間消失について、本格推理と思って読む進めると、最後は山崎豊子のような社会派で終わる。あの3人に戸籍がないなら事件発覚同時に公安マターで、あんなのんびりした捜査にならない。もし戸籍があるなら、事前に身寄りのない日本人3人を見つけ、どうにかしていたことになる(全然心優しい隣人じゃない)。そもそも、精巧な×××はあんな小さな機械で作れない。というように、社会派推理小説と考えれば,細部の詰めが甘い。

  • 子ども向けにしては難しく、大人が読むには少々単純だったかな。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13452635.html

  • ミステリーランド
    ああ透明人間はいるんだなと普通に受け入れてしまったので後半の展開にはビックリした。
    最初は挿絵怖いなあと思ってたけど全体を通して見るとすごくぴったり。

  • 最初はなんとなく読みつつ、途中から面白いかも…と
    読み続け最後なるほど、とオチました。
    児童・学生?用シリーズなので、読み手の年齢によっては
    細部は理解できないかもしれないけど、わりと面白い本だと思う。
    もっとも子供が読むのを微妙に思う親がいるかもしれない。
    悪い設定じゃないんだけどな。

  • とある女性が密室状態の部屋から消え失せ、後日死体となって見つかるという事件を追いながら明かされる透明人間の物語です。
    トリックはすぐに見破れたので子供向けかなと思いましたが、この社会問題や、所々の描写は子供には理解し難いのでは?と思いました。

  • 凝り凝りの装幀に引かれて10年近く前に買った本。気がついたら文庫化され、今度は電子版も出ていた。そろそろ初版本の素晴らしさを味わいながら読み始めよう。

  •  ミステリーランド。ようやく購入、読了。
     あー、いや、うん。
     面白い、んだとは思う。最後まで読めたし、しんみりじんわりしたし。
     途中の透明人間のトリックも面白かったけど。
     反転。
     北朝鮮ネタはどうよ。まぁ、一応高柳は成人しているので途中で気付くのは仕方ない。登場人物の台詞から明らかに「社会主義国って、北朝鮮じゃん」と気付ける。
     それはいいとしよう。
     ただなぁ、まぁ、島田荘司はこういう社会系好きだから仕方ないのかもしれないが。
     俺が子どもだったらこういうの好きじゃないな、多分。社会とか取り入れたのがあけすけで、逆に好きじゃない。子供向けならもっとわくわく出来るようなものがいいなぁ。

     やっぱり「子どものための」ってのは大きなネックになってるのかね。読むほうもそれを意識してしまうからかな。
     これを読んだ子ども(小、中学生くらいか)に感想を聞いてみたいものだ。

    03.12.31

  • 内容が結構重いと感じます。あの人が実は・・・というのは、時代としては「アリ」なのだろうけれども、ちょっとピンとこなかったです。

  • おかしいとは思ってたんです。
    冒頭での異様な中国ロシア推しを見て、「うん?これ共産圏」と違和感をは覚えてたんですけど。
    まさかこのオチを持ってくるなんて・・・ 
    このシリーズ通しての話ですけど、子供に読ませてわかるの?とか、伝わるの?と思う話ばかりなんですよね。その中でもこの話はいちばん「伝えたい」と思う。
    そっちゃこっちゃで叩かれている作品ですが(笑)、たしかにミステリとして読めばそれはどうなの? と思う点は多々あるものの、それ以上に背景を評価してほしいなぁと。
    しばらくショックで呆然としてました。つらいけど、多くの人に読んで欲しい本。

  • 住んでいるアパートの近くの印刷所の男性が、父親のいない自分の
    楽しい遊び相手だった。

    子供が読む本ではない、という内容。
    まさかそこまで話が大きくなるとは思わず…というよりも
    予測不可能です。
    しかしまさにそういう推理をしてしまうほどの
    状況証拠はすごかったです。
    大人でもそう説明されれば、そうだと考えてしまうほどに。

    嫉妬に打算にとなりの国。
    最後まで読んで、彼が言っていた『透明人間』が何なのか分かりました。
    しかしそれを言うならば、してない相手は誰であろうと
    それに当てはまってしまいます。
    透明人間にならないように、頑張らねばなりません。

  • 魅力的な謎と、拍子抜けするトリック これぞ島田荘司!
    ミステリーランドでも容赦なし

  • この挿絵の怖さはどう考えても“少年少女のため”ではない!!! 

  • 透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。

  • 子供向けのミステリーランドにしては、大人要素が多くないか。
    逆に言えば、大人が読んでも充分楽しめるということだが。
    挿し絵も細密で、長く持っていたくなりそうな一冊。

  • 「ぼくはあの人が大好きだった。あの人の語る話、あの人の作りだすもの、すべてに胸がときめいた。ぼくこそ目を閉じれば、あの眞鍋印刷の裏の納屋に、思いは時空を超えて戻っていく。あの素晴らしい透明人間の納屋に。」

    まさかのラストな展開にあわわ!!!と驚いてしまった。
    まさに、意表を突かれた問題作!?快作・・・!??!!

    最初のうちは、暗いテイストのお話だなぁ、、、なんて
    淡々と読んでいたのだけれど、ラスト辺りになってきて
    思いもよらない方向性に持っていかれて、
    えーー!!こんな展開!?!?
    とひたすら唖然としたまま物語は終わってしまうのだけれど。

    よくよく考えてみると、ラストがそうなるという必然性の
    伏線は、最初から至るところに張られていたりするのよねぇ。
    読み終わったときは、なんだかドキドキしてしまいました。
    そして、物凄く、、深いんじゃないかなぁ、とも思うのでした。

    【5/28読了・初読・市立図書館】

  • なんと、そうきたか!という展開だった(笑)。透明人間の謎と意味にはわくわくしたものの、トリックはいまいち頷けず……しかしながら理想的な国への希望と現実の差という実情を取り入れた点は、児童書・YA向けのものにはあまり見られないので、なかなか興味深かった。子供だった頃の自分をふり返る主人公のビターな思い出話に、このシリーズとしとしては珍しく読後に自分も遠い日を回想した。

  • 50年代に子供だったヨウちゃんの話。ミステリーランドだから、子供向けなんだと思うのだけれど。
    大人になったヨウちゃんが子供の頃、真鍋さんと過ごした日々と殺人事件の回想。母子家庭だったヨウちゃんだから、真鍋さんとの日々は楽しかったのだ。やっぱりパパも必要なんだね。いえ、不要だと思ってるわけじゃないけれど、改めてそう思う。
    真鍋さんは北朝鮮の工作員。偽紙幣で日本経済を混乱させる任務に失敗して帰国したから、収容所送り。大人になったヨウちゃんに脱北者から真鍋さんの手紙が届く。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。……学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもどうしてそんな秘密を知っているのだろうという疑問がぬぐいきれないでいるところに、不可解な誘拐事件が発生した。密室から女性が蒸発したかのように消失したのだ。透明人間による犯行だと考えると謎は氷解するのだが。

  • ミステリーランドでは珍しい「大人」の回想録。
    内容も非常に時事問題をはらんでいて、かつ大人の事情が透けてみえる。
    トリックは多少無理があるとも思えるが、ギリギリまで子ども向けに落としてここまで出来るのかと納得した記憶がある。

    せつないオチだよなあ。

  • 子供向けなのか? これが? と思ってしまった。もちろん良い意味で、だけど。「透明人間」についての諸々や、けっこうテーマが深かったんじゃないかな。
    これって普通の「本格」に落ち着くのかな……と思いつつ読んでいたけれど、そこはさすがに島田さん。密室トリックもきっちり綺麗な着地でした。

  • ブログのレビュー参考

  • 島田荘司さんの本はこれが初めて。
    眞鍋さんがヨウイチに向けて語る宇宙の話や透明人間の話はとても易しく分かりやすく、こんな風に物事を素敵に語れる人物になりたいなと思い、また、こんな人物に子供時代に出会いたかったなとも思いました。
    小学生のヨウイチ視点で進む物語は、子供の純粋さや残酷さ、幼さ、潔癖さが表れていて、子供だからすんなりと受け入れてしまう不可思議なことを、読んでいるこちらも不可思議なことをすんなりと受け入れてしまうような気分になりました。
    成長するにつれ知らなかったことを知り、世界が広がる反面、子供の時にしか見れなかった世界や感じれなかった世界があったことを思いました。
    この物語の結末と言うか真相は、そうだったのか!!と言うよりもそんな方向の話なのか!?と別の意味で驚きました。
    子供も、かつて子供だった大人も楽しめる本となっています。
    満足度は★★★☆☆。
    眞鍋さんの苦悩と切なさと愛の深さを感じました。

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