- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705707
作品紹介・あらすじ
夏休み直前、新太は公園で出会った、夏というのに黒いスーツ姿の探偵伯爵と友達になった。奇矯な言動をとるアールと名のる探偵に新太は興味津々だ。そんな新太の親友ハリィが夏祭りの夜に、その数日後には、さらに新太の親友ガマが行方不明に。彼らは新太とともに秘密基地を作った仲間だった。二つの事件に共通するのは残されたトランプ。そしてついに新太に忍びよる犯人の影。
感想・レビュー・書評
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久々に森博嗣ワールド読んだが・・・そうだった・・・この人の作品は無感動に人が死ぬんだった・・・。
それは児童向け小説でもなんら躊躇なかった・・・むしろそういうのを教えるために書いたんだろうしな・・・。
あと長音あんま書かない文体とかやっぱり独特やな。
森博嗣といえば親殺し、子殺し・・・。
すべてがFになるで教えられてたやんけ・・・。 -
僕は、探偵伯爵と名乗る胡散臭いおじさんの知り合いになる。彼はある事件を追っていた。
文字を書くのが嫌いな僕はパソコンを使って手記を記す。僕が紡いだストーリーとは。
少年少女向けのミステリシリーズ。
他の作家さんのも読み進めて来ましたが、なんというか、事件を扱うフィクション(ミステリ)を楽しんで欲しいけど、事件自体の重さの理解というか、現実世界で子供達にどうあって欲しいか、も伝えたいという苦悩がどの作者さんからも伝わってきます。 -
2015年5月17日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「こども」。
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とある少年が、夏休みに妖しい大人と出会って行動を共にし、事件を解決する話。
子供目線の文章が面白くて、くすっと笑えた。
なんとなく『ぼくと未来屋の夏』や、『ペンギン・ハイウェイ』を思い出した。
最初から最後までわくわく楽しく読めました。 -
不思議な伯爵、人の闇、事件、人間の理性。最後の最後で騙されました。
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息子(小6)のおすすめ。
町内のおまつりの夜、友だちのハリィと別れたあと、ハリィは行方不明になり…。僕が、書き記したひと夏の事件。
ラスト、伯爵からの手紙で、「やられた~」という感じ。また最初から読んでしまった。森さん初読み。 -
子供向けとはいえ、世界観や会話の理屈っぽいところは顕在で、著者らしさが出ています。ミステリーとしてしっかり書かれていますし、推理する楽しさが味わえます。
真相はシビアで好みが分かれるかもしれませんが、一つのミステリーの魅力として捉えればいいかなと思います。
最後の手紙に関しては意図が良く解りませんでした。