- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062705769
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
これは、唸らざるを得ない。
読み終わって、あの麻耶雄嵩が書いてるんだからこれは何かあるぞとひたすら考え尽くすんだけど、やっぱりひとつのシンプルな結論にしか辿り浮かないわけで。
結局これは最初から最後までかつて子供だった私と少年少女のためのミステリなんだと思い知らされるのです。
恐れ入りました。 -
なんなのこの終わり方・・・・
あぁ、こういうオチなのね、
って納得しかけたところから一気に意味不明な展開に・・・
読後が気持ち悪すぎだよ、なんなんだ、最後の展開は。
「かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランドシリーズ」
少年少女にこんなもん読ませるなって感じだけど。
装丁と挿絵、そして文章にもルビが多くふってあるから読めるけど、
これは絶対に少年少女には薦めたくない(笑)
トラウマになるわ。 -
最近話題にのぼるので今更読んでみた。
なんか引いた。
もっとグロいのもエロいのも読んでるけどさ。
痛いヲタを見たとき一番心に傷を負うのは同じヲタだという感じ。
子供の頃は、世界は美しく清潔だと疑いもしない方がいいよ笑
これを読んで傷つくのは子供らしい子供じゃなかった大人だな、うん。
つまるは自分のどろどろしたところを晒され感じで、ココロイタイ。 -
文字が大きく、挿絵もあって、児童書的な軽い感じかと思いきや、
なんでもお見通しの神様が出てきて、事件があって、
事件の真相に驚き、このまま終息かと思いきや、
最後の最後で衝撃の展開にまた驚かされるという、
なんとも刺激的な内容でした。
いろいろとほっぽらかされているのだけど、
それはそれで考えさせられておもしろい。
この著者の別の本も読みたくなり、
またこのシリーズの別の本も読みたくなりました。 -
かつて子供だったあなたと少年少女のためのミステリーランドシリーズ。
残虐なシーンや、その動機は少年少女のための本的にどうなのだ!?というところはあれど楽しんで読んでいたのですが、さすがは麻耶雄嵩。一筋縄ではいきません。どうしてそう最後の最後に意味不明の謎を丸投げして終わるんだ…!!いいじゃないかそのまま○○が犯人で!でもそんなところが麻耶作品の面白いところなんでしょうね。だんだん麻耶作品の楽しみ方が解ってきたような気がします。
最後は「???」でしたが、全体的には読みやすく、随所に大人の悪ふざけが散りばめられていて面白かったです。ネクロフィリアロボってなんだよ(笑)
あと、人間が名前に独創性を持たせたがるのは自分に自信がないからだ~というくだり、自虐?とか思ってしまった。だって麻耶作品に出てくる登場人物は珍妙な名前が多いから… -
少年少女が読んだらどうなるのだろうか?
-
『神様ゲーム』は講談社刊行のミステリーランド「かつて子供だったあなたと少年少女のための」の中の書き下ろしです。他にも豪華執筆陣の作品があるようです。
主人公も小学生で彼の所属する少年探偵団が、猫殺しを追い掛けていったのが、ストーリーのキモの神様が登場して、殺人が起こって、と進みますがラストに至るビジュアルの鮮烈さ、真相の衝撃、さらにたたみかけるラストの意外?読後の???と、まさに麻耶雄嵩でした。
これが少年少女のためとは到底思えません、読ませたくもないですね~
とはいえ個人的には大満足でした! -
神様は人間より残酷か。
人間は神様より残虐か。 -
読み終わった瞬間『え?え??どういうこと?』とぽかんでしたよ☆
あとは自分で考えてねってことかな…。なんだろモヤっとする(T-T)
ジュブナイルかと思いきや、断じて違う!て感じだし。さくさく読めるのはよし☆