怪盗グリフィン、絶体絶命 (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 291
感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705783

感想・レビュー・書評

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  • 怪盗コンテストとかいかにも子供向けなつくりから割と凝ったものをお出しされたなぁという印象。
    まあでも怪盗要素はあんまりないし、ラストのヒロインとのやりとりも含めてちょっと007感あったな。依頼元もあいまってスパイ感が強かった。

    ガルバンゾー、何度出てきてもガンバルゾーに空目してしまってダメだったしバチアタリーノはどんなに緊迫した場面でも笑ってしまう。グリフィンが普通の(?)名前でよかった。
    呪いの人形をお互い入れ替えていたガルバンゾーとバチアタリーノ、権力者の孤独と猜疑心を感じて悲しくなってしまったな。

  • 後書きにエルマーの冒険を読んでいた、と。
    やはり名作なのか。。


    機転がきく、というのはこういう事なのだろうな、という感想。
    ルパンのように声を変えたり、特殊能力があるわけではないが、何手も先を読んでの行動なのだな、と後の解き明かしで判明する。

    ちょっとややこしくもあるけれど
    全てが理解できなくてもわくわくしながら読み進められる。

  • ミステリーランド(少年少女向け)シリーズということで、良い意味で子供向けらしい作品に仕上がっている。
    二転三転四転五転する展開で大人でも十分読ませる内容に仕上がっている。

    綾辻のミステリーランドはとてつもなくひどい出来だったが、法月のは子供向けとして推奨できる良作。

  • だいたい怪盗ってなんだ。怪しい盗っ人ってところか。てか既に怪しいってことなのか。ってわけじゃないけど、なんか懐かしい響きを持たずにはいられないわけで。しかも絶体絶命だし。ってことはもうダメじゃん。ってことでもないんだけども。とはいえこういう懐かし気というか、子供だましというか、そんな雰囲気に負けじと本文も文字数少な目だし、MIシリーズの焼き直しみたいなストーリーだけど、さくっと楽しめて良いんじゃないか。
    そんな事より、ハイスクールに通う子供を持つ母親と並んで似合いのカップルと言われるグリフィンの絵がせいぜい中学生だろって感じなのが、どうにも気になって仕方ない。絵の力ってスゴイ。

  • 挫折

  • まぁまぁ

  • フツーに面白かったけど、最後がちょっと…。
    迷信は迷信でしかなかった、っていうのが残念。

    (似)
    〈怪盗ニック〉シリーズ/エドワード・D・ホック

  • 良く出来たお話で面白かったです。前半の伏線が最後にきちんと納まっているところは流石です。ルパンやホームズが好きな人には堪らないと思います。
    最後の謎解きがちょっとややこしかったのと、政治的な箇所は子どもにはちょっと難しいかなと思いました。

  • 読んでいてワクワク!

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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