金融工学 マネーゲームの魔術 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062720144

感想・レビュー・書評

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  • ●金融とはお金の貸し借りのこと。
    ●金融工学でどれほど金儲けができるか?過大に宣伝され過ぎている。
    ●普通の取引①売買対象②量③価格④受渡し日時⑤売り手と買い手の区別
    ●デリバティブは、先物、オプション、スワップ。金利スワップは固定金利と変動金利を交換など。
    ●ブラックショールズ式 オプション取引と理論的に同じになるように、現物取引を連続的に行う。一つ買うと同時にもう一つを売る。絶対に損しない代わりに利益もない。
    ●理論モデルの優位性によるサヤどり。いづれ消えて、また新しい理論モデルを考える必要がある。

  • 若いころ読んだ本。
    今読んでもきっと面白いと思うけど、もう手放したみたいで、我が家には今ありません。

  • 105円購入2012-02-09

  • 説明はかなり丁寧だと思うが、第四章の「ブラック=ショールズ式」は理解できず読み飛ばした。

    著者はかなり真摯的な研究者らしく、平易な言葉で金融工学を説明しながらも、最後には行き過ぎた金融工学の研究開発に疑問を呈している。
    例えば、「ブラック=ショールズ式」が「必勝の方程式」というのは誤りでリスクが消えるということは何も売買していないということ、つまり「競馬の必勝法が、馬券を買わないこと」と同じだなんて言っちゃったりしている。

    また、行き過ぎた金融工学を1999年に女子に流行した厚底靴に例え、さらに図示してくれちゃったりする。
    この人の講義は面白いだろうな。

  • デリバティブまでは非常にわかりやすく読めた。しかし、これ以降は自分に投資の経験も無く、事例紹介に終始しながらの説明のため理解が届かなかった。
    まとめのページがあり、部分的にでも概要が掴めるようになっていると良いと思った。

  • 今まで金融工学に関する比較的易しい本を読んできましたが、本書の説明が一番分りやすかったような気がします。何冊も読んでいくうちに私自身の理解が深まったということも否定できませんが、本書ではあまり話を広げずに説明する内容を絞り込み、執拗なほど同じことを別の角度から説明するよう試みているのがその一因と思います。実務ではこんな簡単な話ではないのですが、考え方の基本を理解する上では、思いっきり説明を簡素化しているのが成功しているのでしょう。ただ、オプション・プレミアムを本格的に理解しようと思ってる人間にとって、こういった説明は単なる気休めに過ぎないので、初めて金融工学の考え方に触れる初心者を対象者にしたものと考えていいでしょう。また、冒頭で金融工学が金儲けの魔術たりうるかという問題提起をしていますが、裁定取引が金融工学の基本前提であることを徐々に明らかにしていく点も全体的に話が締まって見える印象を受けます。何冊読んでも理解できなかった初学者の方におススメします。

  • オプション取引の合成が興味深い。

  • 4062720140  237p 2000・4・20 1刷

  • 仕組み債の勉強のために購入した。オプション・プレミアムの考え方が理解できた。もう少し、勉強を続けたい。

  • 基本はサヤ取り!これが現代の錬金術の真髄だ!「デリバティブ」「ヘッジ・ファンド」・・世界の金融危機を引き起こした元凶、難解な高等数学を駆使した金融工学の正体を解き明かす!

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著者プロフィール

エコノミスト

「2016年 『学校では教えてくれない経済学の授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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