工藤公康「42歳で146km」の真実 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062723572

感想・レビュー・書評

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  • 投球テクニックやトレーニングの話ではなく、素敵な奥様による料理エッセイ。
    ただ書いてるのが当事者じゃないところがいいな。こういう本て、本人が書くとすぐ腐臭がするから。
    すっごく簡単に言うと、土地土地、季節にあった旬のものを使った粗食っていいよね。
    だけど、嗜好を放棄するわけではなく、結局、惜しい区食べられるといいね。
    そうした料理が、身体を維持するんだ。

  • チェック項目30箇所。食べることも大きな仕事。妻の決心・・・絶対に個の人を復活させてみせる。そして、仕事で充実した笑顔を見てみたい。、一流アスリートにとって内臓が健康であるか否かはパフォーマンスの質を問うバロメーター。食事の原則は粗食。食材選び、食べ方・・・基本は楽しく食べること。人間の60%以上が水。住み慣れた地域の水。ミネラルウォーターならなんでもいいわけではない。復活後の夫婦のやりとり。話を鵜呑みにしない、読書の知識をそのまま実践しない、常に疑問を持ち妥協しない、向上心を持つ、食の世界は奥が深いなめてかかったら命取り。村田兆治、落合博満の夫人とのやりとり。自分のだんなが一番で、いつでも大丈夫と微笑む。朝ごはん・・・起床後2時間たってから食べる。身土不二・・・その土地で育った人はその土地のとれたものを食べるのが良い。ときには出前やピザもOK。臨機応変に。どうせ食べるなら楽しく。食べたいものを食べたいときに美味しく食べるのが大事。ディズニーランドではファーストフードも食べる。パチンコも野球のうち。食事の変化が結果にでるのは2ヵ月後。大根おろしのしゃぶしゃぶ。

  • 工藤投手が40歳を超えても現役を続け、速球を投げ続けられる体を維持している理由のひとつが「食」にあることを本書で初めて知った。
    その「食」を一手に担っているのが「おかあちゃん」こと工藤投手夫人である。食の安全が叫ばれはじめたのはつい最近のことだけれど、おかあちゃんはもっとずっと以前から工藤投手の肉体、そして精神を支える「食」を支え続けていた。
     生まれた場所の水を飲む、食べ物を頭から尻尾まで丸ごと食べる、安易に「体にいい」というものに流されない・・・。
     自主トレ先の宮崎や、パチンコに熱中する工藤投手のところにまで弁当を届ける姿はまさにすさまじい、と思われるところだが、それだけ調子を崩しやすく、維持し難いのが食なのだと痛感させられる。

     何を食べるか。

     どう「鍛えるか」と同じかそれ以上に食が大事であることに気づかされる。そして、食の「肉体改造」家での普通の食事で始まり、終ることを実感できるだろう。
    2/7

  • ふむ

  • ・飲むべき水にこだわる
    ・運動してから朝食(昨夜食べたエネルギーの消費)
    ・奥さんの食に対するこだわりがすごい!

  • (2006/01)

  • 工藤投手の体を支える『食』に関する本ですが、主役は「お母さん」!!雅子夫人です。

    「工藤公康 粗食は最強の体をつくる!―食事を変えれば、体が楽になる!強くなる!若くなる!」と内容がダブる点もありますが、パチンコ屋にまでお弁当を届けたエピソードなど驚くべき逸話や、工藤家のレシピなどが載っていて読んでみると『食』に関する認識が変わるかも!?

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著者プロフィール

黒井克行
くろい・かつゆき
1958年北海道旭川市生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家へ。人物ドキュメントやスポーツ全般にわたって執筆活動を展開。主な著書に『テンカウント』(幻冬舎文庫)、『男の引き際』(新潮新書)、『高橋尚子 夢はきっとかなう』(学研)、『日野原新老人野球団』(幻冬舎)、『指導者の条件』(新潮新書)他多数。

「2019年 『ふるさと創生―北海道上士幌町のキセキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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