メンタル失敗学 エゴグラムで読み解く「5つの性格」 (講談社+α新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062725248

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  • スポーツのメンタルトレーナーの体験とエゴグラム、どちらも興味深かったが結びつきが弱いような気がした。最後の「谷」の乗り切り方は大変参考になった。

  • メンタルトレーニングの方法と、エゴグラムによるパーソナリティの特徴についての内容。失敗についてはそれほど語られておらず、タイトルとの乖離がある。
    メンタルトレーニングとしても、エゴグラムの観点でもあまり内容が深くない。
    プロ野球選手とプロゴルファーを支援した事例が語られている。

    以下要約。
    1. 失敗から学ぶ
     実際の失敗体験から、学びそれを応用する。
     失敗を体験→対応方法を学習→頭の中で失敗シミュレーションをする→応用力として失敗を学習(他の問題にも対応可能となる)→潜在意識で成功イメージが習得される。
    2.エゴグラムで特性を知る
     エゴグラムで自分の性格を知ることで失敗のパターンを把握する。
     自分の性格を知った上で、失敗へとつながるネガティブなメンタルにならないように回避する。

    3. 成功心を手にするメンタルトレーニング
    1) トレーニングの留意点
     1. 頑張らず楽しんで行うこと
     2. トレーニングは一つづつ段階的に行うこと
     3. すぐに効果を実感できなくても失敗だと思わないこと
     4. トレーニングをそのものを目的にしないこと

    2) トレーニング方法
     1. 失敗の記憶を整理し気づきを得る。書き出す方法が良い。
     2. 客観的な複数の視点(肯定的・批判的)を持ち、状況分析と問題解決の答えを見つける。
     3. 体感イメージ力で失敗から成功へと記憶を塗り替える。(ウォルピの拮抗条件づけ)失敗しやすい状況をイメージし、その状態で成功している自分の姿をイメージする。
     4. 成功力を高めるトレーニングを行う
      リズム呼吸:一定のリズムで呼吸しリラックスできるようにする。
      目標設定:中期目標を立てそのための日々の具体的な目標を立てる。
      集中状態トレーニング:手のひらの一点を見つめることとリズム呼吸を繰り返す。

    3)気持ちの切り替え方法
     1. 立ち直りスイッチを作る。自分で条件を決める。例:ゴムを弾く、歩く、深呼吸
     2. どん底をイメージし、開き直る
     3. 山谷のリズムが必ずあること知る。悪い時のリズムを受け入れ、無理せず次の山に向けて準備する。
      

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著者プロフィール

昭和40年東京生まれ。東海大学文学部卒業。情報社会におけるストレスを学び、能力開発研究所勤務後、「メンタルトレーニング施設企画」を設立。ゴルファーや野球選手などプロのスポーツ選手の指導から、企業での指導など多数。

「2019年 『逆境を生き抜く「打たれ強さ」の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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