ニオイをかげば病気がわかる (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062725866

作品紹介・あらすじ

「がん探知センサー」が人類を救う!直腸がんは新緑の香り、足の悪臭は老化防止。「がん探知犬」の秘密から口臭、ワキガの原因まで最先端科学で明らかに!体臭と体調の相関関係。

感想・レビュー・書評

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  • 現代のニオイに対する関心について知りたくて手に取りました。
    まず、嗅覚の分野ではまだまだわからないことがたくさんあるということに驚きました。考えてみると、五感のなかで最も曖昧な感覚かもしれません。
    ガン検知犬や、病気にはニオイがある、という内容はとても興味深いものでした。
    また、ニオイとはなんなのか、研究者からの視点でみることができ、いつもは考えないようなことを考えることができたのも面白かったです。
    平易な文章で、専門的な知識はなくても読めるので、読み物としておすすめです。

  • 内容は面白いが、個人的な意見が多い。

  • 自分の将来のために読んでみた。少し古い文献だが,嗅覚研究の面白みに気づけたし興味が深まった。
    嗅覚の研究は仮説の実証が難しい分野のひとつだが,医療分野等で大いに力を発揮できる。もっと広まってほしいし研究者が増えてほしい。「嗅覚の研究を志す者は変わり者が多い」旨の文章があったが,さすが私が興味を持つ分野である。
    というのは余談だが,本書の内容は全体的に驚かされることが多かった。
    がんにも特有の匂いがあるのか。同じ病名のがんでも遺伝子型は様々だから,何が要因の匂いなのか,今後の研究が楽しみである。
    探究心が刺激された。新しい文献も漁ってみたい。

    ※同著者の別文献と間違えてレビューを書いていました(カバーをかけて読んでいたら混乱)。『イヌは匂いの夢を見る』と少し内容に被りがあるかもしれません。

  • 新書文庫

  • ・病気で体臭が変化すること。訓練された犬で呼気で癌を検知可能。
    ・がん探知犬マリーンの存在。韓国でがん探知犬「マリーン」のクローン誕生
    ・ニオイの研究の困難さ。特に臭いニオイは不条理なこと
    ・過度の歯磨きが口臭の原因となること
    ・人口塩味料の開発は不可能? ※甘味料ではない
    ・人間の言葉を得た代償
    ・ニオイには単位がないこと
    ・ニオイの濃縮は困難なこと
    ・加齢臭の発生源は頭皮。そして、過度の洗髪が加齢臭の原因になり得ること
    ・ハナからわかっているの「ハナ」の語源は鼻

  • 病気にはそれぞれ特有のニオイがあって、昔の人はそのニオイを病気の判断材料に使っていたそうな。
    今でも獣医師はニオイを嗅いで病気を診ている。
    ベテランの獣医師は診察する時に犬や猫などの口臭から「これは〜かな?」と病気を推理することができるそうです。
    また、癌の種類によってもニオイが違うそうです。
    将来、ニオイの成分がはっきりとわかれば「がん探知センター」という施設も作られるかもしれません。
    そうなると素敵だと思います。
    痛い思いや苦しい思いをしなくても、息を吐くだけで自分が癌になっているかどうかが簡単にわかるから…。

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