脳は悲鳴を上げている 頭痛、めまい、耳鳴り、不眠は「脳過敏症候群」が原因だった!? (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727785

作品紹介・あらすじ

テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、TBS「アカルイ☆ミライ」「よるべん」、テレビ東京「主治医が見つかる診療所2時間スペシャル」と、テレビ出演依頼が殺到中の清水俊彦医師。日本でも数少ない頭痛外来の専門医として、全国から患者が列をなす「現代の名医」の一人です。長年、ほとんど眠ることができずに苦しんできた歌手の研ナオコさんを治した主治医としても知られます。
 著者はこれまで、片頭痛をはじめとする各種頭痛や、原因不明のめまい・耳鳴り・不眠の治療法を紹介してきましたが、近年、その根本原因として、脳波の乱れ、すなわち、常時脳が覚醒した状態のままになってしまうことがあることを明らかにし、2010年、2011年に学会において新型頭痛「脳過敏症候群」として国際的に発表し、各界から注目を浴びています。
 この症候群は、若年からの頭痛に対し、「頭痛くらい……」と対処を放置した結果などから陥るもので、発症すると、強烈なめまい・耳鳴り・不眠に悩まされることになります。しかも、加齢とともにその主な原因となる片頭痛症状は軽減するために、専門医にかかっても適切な治療がなされないという厄介な病状です。その最新の知見、治療法が、苦痛と周囲の無理解に苦しんできた全国の無数の患者を救います。

感想・レビュー・書評

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  • 自身も現在進行形で悩まされている現代病とも言える症状。
    それについて医学的に解説されています。
    本自体が古いので現在ではさらに治療技術の確立がなされているとは思いますが規則正しい生活の大切さや回避行動が分かります。
    また、各種頭痛などのメカニズムが理解できたことで対処法などにも役立ちます。

  • 小腸で作られるセロトニンの説明が使える。
    片頭痛持ちの女性は美人が多い、仕事も真面目に取り組み、人とぶつかりやすいが良い方向に発揮され...のかなり思い込み入った分析は誉められた気分!!(頭痛持ちではなく発熱体質なので厳密には違いますが…)

  • 痛い時に受診したほうがいいの?頭痛外来なんて近くにないなら、何科を受診したらいいの?よくわからない。

  • 2016/05/28
    自宅

  • テレビ東京「主治医が見つかる診療所」、TBS「アカルイミライ」など、テレビ出演依頼が殺到中の清水俊彦医師。日本でも数少ない頭痛外来の専門医として、全国から患者が列をなす「現代の名医」の一人です。頭痛、めまい、耳鳴り、不眠……原因不明の不快症状の原因は、「脳の興奮」かもしれない。孤独に苦しむ患者を救う奇跡の1冊!

  • ここ2ヶ月頭痛が頻繁に起こるのでお借りしました。2種類の頭痛、緊張型か偏頭痛かてのは特徴見た限りではどちらにも当てはまる事項があるし、それなら診てもらえばいいんですけど、著者は人気な方ぽいですし、他の医者がこの脳過敏症候群というので診てくれるのか分からないし、ホントに病院を選ぶってのは面倒くさいですね。頭痛女子なんてネーミングもあって、ここに極まれりですよ。

  • 誰もが悩んでいる頭痛の原因、メカニズム、対処方法、日頃の注意点を紹介。そもそも頭痛は脳の興奮であり、脳の働きが活発で優秀な人が罹りやすいとのこと。三国志の曹操が大変な頭痛持ちだったことを想起し思わず膝を打つ。また、女性の頭痛持ちは才女で美人とのこと。とは言い条、喜んでばかりもいられない。たかが頭痛と侮っていると大変なことになることをたくさんの事例を通して警告している。薬の飲みすぎもNG。一驚を喫したのは、休日もあんまりダラダラしすぎると脳には寧ろ逆作用ということ。片頭痛転じて変頭痛など、未知の事柄てんこ盛りだ。

  • 脳梗塞で倒れてから分かったことが3つ
    一つは、私は偏頭痛持ちで脳過敏症症候群であること
    でも、あまり我慢できないような頭痛って経験はほとんどないのですが。
    2つ目は、私の脳の血管のうち重要な動脈が普通4本あるのに私には
    2本しかないということ。(2本は機能していなく、残りの2本からその部分は
    栄養が回されているということ)
    3つ目は、卵円孔という心臓から肺にある普通は閉じている血管の一部が
    空いていて、そこから何かが飛んできて頭の血管が詰まるそうです。
    わりとややこしい脳と血管を持っているようで。
    抗てんかん剤と漢方といろんな薬を処方されて薬漬けになっています。
    でも長生きしたい。

  • 頭痛について、幅広く書かれている本。
    特に、第2章は「女性におおいのか」という題だが、ただの頭痛と言いながらも原因がいろいろあるというところ、女性に限らず年代性別に応じての原因を書かれていて分かり易かった。生活術のところにイラスト入りで書かれていた、ストレッチで緊張型頭痛の予防というところは、肩こりに効きそうです。
    よくまとまっていてわかりやすい本でした。


    <目次>
    序 章 頭痛・めまい・耳鳴り・不眠の原因は「脳の興奮」だった
    第1章 慢性頭痛を放置すると恐ろしい事態に
    第2章 なぜ「頭痛持ち」は女性に多いのか
    第3章 こんな頭痛は「恐ろしい病気」のサイン
    第4章 頭痛と脳の興奮を鎮める生活術
    第5章 慢性頭痛への対処と治療、生活療法
    第6章 「脳過敏症候群時代」を生き抜く
    おわりに──脳過敏症候群の消滅を願いつつ

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著者プロフィール

東京女子医科大学脳神経外科頭痛外来客員教授、獨協医科大学神経内科臨床准教授
1986年日本医科大学、1991年東京女子医科大学大学院卒業。2011年より現職。日本脳神経外科学会認定医、米国National Headache Foundation認定医、日本頭痛学会認定指導医。
汐留シティセンターセントラルクリニック頭痛外来ほか多数の病院で、1日平均約200人の患者を診察する頭痛治療の第一人者。学会活動をはじめ、NHK『きょうの健康』、『クローズアップ現代』などテレビ出演も多い。『頭痛は消える。』(ダイヤモンド社)をはじめ、頭痛関連の著書多数。

「2024年 『ウルトラ図解 おとなと子どもの頭痛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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