官僚が使う「悪徳商法」の説得術 (講談社+α新書)

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  • 講談社 (2013年4月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728027

官僚が使う「悪徳商法」の説得術 (講談社+α新書)の感想・レビュー・書評

  • ○元公務員の原氏と政策秘書の真柄氏の共作。
    ○公務員が使う、資料作成や説明のテクニックについて、その表裏を紹介した作品。
    ○いろいろと頭を使って考え抜かれたテクニックがあるということを知った。
    ○自分で使おうと思うと、なんとなく自滅してしまいそうだが、その考え方については、仕事の参考にしたい。

  • だまされぬ、9つの要点

    1.ちょくちょく訪ねてくる人には要注意(何か裏があるかも)

    2.締め切り時刻を示されたら、疑ってかかれ(相手はこちらが考える余裕を奪うために示しているかも)

    3.将来は適切に処理することを約束されたら要注意(先送りしてうやむやにする意図かも)

    4.「みんな同じことをいっている」というだけで信じるな(その人たちは相手とつるんでいるかも)

    5.相手が「数字」「具体例」「比較」を言い出したら疑え(都合よく加工して使っているかも)

    6.自分の興味あることをピンポイントで突いてくる相手には要注意(相手は説得術のプロかも)

    7.「選択肢」が示されたら要注意(自分にとって最善の選択肢は、示された選択肢以外にあるかも)

    8.「損失のリスク」を突きつけられても、あわてない(リスクは実は、明日お月様が地球に衝突するぐらいの確率かも)

    9.相手をやっつけるより、実利を考えよ(相手は、やっつけられて実利をとろうという作戦かも)

  • ディフェンス用として読んだ方がいいと思った。
    面白かったのはハーバード流の交渉術と逆のものとして官僚の説得術をとらえている点で、官僚の説得術はヒューリスティクスにうったえる手法であるとされていた。対談は2人の立場の相違が効果的な場合もあるけれど、やや要点をぼやけさせるところがあるかもしれない。

  • 説得術の具体例に,官僚を使っているだけで,
    説得術自体に,特に真新しさはない。

  • 面白くて一気に読んでしまいました。タイトルに「説得術」と書いてありますが、テクニックやストラテジーが得られるというよりは、「こういった説得術が何を意味するか、自分と自分の周りにとって何を意味するか」を考えるきっかけになる本だと思います。

    というのも、出てくる話があまりにも具体的すぎるエピソードで、「これはうちの職場でいうところの何に当たるか」という対応や応用が出来ないと、読んでてもまったくのエピソードを読んだことに過ぎなくなってしまうからです(エピソードはエピソードとして面白いのですが)。

    何よりも、著者自身がこの術を肯定も否定もしていなくて、代替可能なものであるとしています。言うまでも無く、この種のテクニックやストラテジーといったものはインターフェイスであって目的そのものではありません。しかし、目的そのものは操作出来ず、あくまでインターフェイスを操作することで誘導出来るに過ぎない(これはあらゆる場面に於けるUI/UXの関係に共通すること)。だからこそ凄く興味深い「説得術」とそれが意味するものを考えるのが面白く一気に読んでしまう価値があります。

    (そういう点では、このタイトルと帯のキャッチは如何にも安直で表面的なテクニックを求める助平心をくすぐる意図が明け透けでちょっと感心しません^^;)

  •  「脱官僚」、「政治主導」とマニフェストに掲げて、選挙に大勝して政権についたまではいいものの、官僚をコントロールするどころが、官僚の掌の上で踊らされていた眠主党。この前に選挙で見事に仕分けされて2番になった。

     専門外の大臣職を務めて、答弁に苦しんで官僚に助けてもらう防衛大臣がいたくらいだからなあ。家庭の中における自分の立場の防衛には自信があるのだろうが、国の防衛には向かなかったようだ。自民党にも、法務に明るくないのに就任した法務大臣がいたのを覚えている。
     
     2人の著者曰く「門外不出の秘伝」のような感じで、受け継がれている数々のテックニックを披露という事で今回の本が出てきた。

     気になったのは「ガイアツ」代理人に戦争をさせる技術だ。「ガイアツ」の代表はほとんどアメリカだ。アメリカ政府の関係者や元関係者で登場するのは、日本でおなじみの人物が多い。シナリオライターの演出に沿って発言してその代りにいい思いをさせてもらっているのではないかと思いたくなる今日この頃だ。

     とはいっても、アメリカ政府にとって、迷惑な話かもしれない。自分たちだけいい子ぶって、アメリカを時代劇に出てくる悪商人の代表の越後屋扱いしやがってと、心の中では思っていたりして。

     悪徳商法とは、なかなか言いえて妙な表現だ。これからもなくなることはないだろう。こういう本が出ても、政治家の方で神経の太い方が出てこないとなかなか対抗するのは難しいなあ。

  • 対談形式で説得術の具体的な手法が説明されていて読みやすく、分かり易かった。

    自分の仕事にすぐに使えるかどうかというとそのままでは使えないが、説明用の書面を作ったり、打合せ用のレジュメを作ったりする際には参考にできそうな点が幾つかあった。
    少し自分の中で寝かせてからもう一度読もう。

  • 竹中平蔵氏のツイッターで紹介されていたので、手にとった本。タイトルは仰々しいが、内容は官僚OBと政治家秘書OBの仕事術の話である。テーマごとに、共著の著者どちらかが書き、最後に相手にテーマを返すことで進んでいく変則的な対談形式の本である。
    官僚OBや政治家秘書OBなので、具体的なエピソードに基づいて官僚の仕事のやり方などを紹介してくれていることを期待したが、エピソードはほとんどなく、官僚が自分たちのやりたいこと政治家に対して説得をするためのスキルが紹介されている程度。どちらかというと、「こんな工夫をしていました」的な二人の雑談的な話が続くので、正直期待はずれである。

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官僚が使う「悪徳商法」の説得術 (講談社+α新書)の作品紹介

世界最強、霞が関の門外不出の秘伝「説得術」は、「ハーバード流交渉術」も凌駕する!
 野党時代にあれだけ政治主導を唱えていた民主党が政権をとるとコロッと官僚主導に馴染んでしまい、ある日突然「消費税増税が必要」と言い出したのはなぜか? そこには、政治家を動かす官僚の説得術の威力があった!
 「政治家に対する官僚のご説明」でも、「悪徳業者のセールストーク」でも、「外国政府との通商交渉」でも、説得のやり方には共通点がある。しかし、こうした技法は体系的に「マニュアル」化はされておらず、官僚組織や悪徳業者などの世界で、「門外不出の秘伝」として受け継がれている。そんなに凄い説得術を税金で培っているのならば、それを国民全体で共有したほうが日本のためだ!

官僚が使う「悪徳商法」の説得術 (講談社+α新書)はこんな本です

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