偽悪のすすめ 嫌われることが怖くなくなる生き方 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
3.24
  • (3)
  • (15)
  • (25)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 165
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062728294

作品紹介・あらすじ

「嫌いなのは仕事とブス」「有り金はすべて大晦日の競艇に注ぎ込む」……世の中の顰蹙を買う数々の名言を残す坂上忍。しかし、彼の本音の暴言を、モラルから批判することはできても、本当のところで否定できる人はいないかもしれない。裸一貫、捨て身で生きている無頼の男は、保身という考えとはまるで無関係。それは、私たちが社会生活を営むうえで蓋をしてごまかしている「真実」をつまびらかにしてしまうからです。
社会的に正しい言動が、人の営みにおいて本当に正しいとは限らない。コンプライアンスでポライトであることを追求した結果、あらゆる業界で「本物」がいなくなっています。管理するだけで、価値を創造できず、他人を批判し保身に走るだけの人間が跋扈しています。
そのご時世にあって、潔癖王と呼ばれるほどのきれい好き、46歳にして芸歴43年、バラエティ番組で見せる激しい本音の数々、使い捨ての子役をなくすための養成校設立、そして、有り金を全部注ぎ込んでしまうギャンブル狂……坂上忍の存在はやはり異彩を放っています。
「正しく」もない、「計画的」でもない、「賢く」もないかもしれない。しかし、彼の生きざまは、頭で考えただけの小賢しい「正しい生き方」を木端微塵にするだけの破壊力に満ちています。
著者が推奨する、「嫌われることを恐れない生き方」ができれば、きっとその人の本質が個となって世の中に浮かび上がってくるはず。そんなことを教えてくれる、アンチ・ロールモデルに学ぶ、逆説的なまったく新しい人生バイブルです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • レビュー省略

  • チームワークは結果を出すための一つの手段というだけで、絶対的に必要なものではないと思う。

    チームワークというものの正しいとらえ方は
    なにかを完遂するまでのあいだに一人ではなくチームを組むことにより
    より良い物をミスをなく作り上げるための方法と考えるべき。

    並列な関係の人ばかりが集まりミスをしても、進捗が滞ったとしても各自が自分がやらなければと思えないようなチームはチームというよりは大学生のサークルのようなものになってしまうだろう。

  • 20151103

    ここ何年か、子役から再び世に出てタレントとさて人気を博している坂上忍。

    さすがに本でもカッコ付けずに、嫌われる事も恐れずにありのままの考え方が書かれていた。

    以外に自分と似ているところがあって驚いた。

  • 正直最初はあまりいい印象を持ってなかったのですが、お昼のテレビ以外での媒体で何度か見かける毎になんだか気になるようになってきて、本を手にするまでになってしまいました。

    本を読んでみると、自分の中にある基準をしっかり把握している人だなと感じました。だからこそお昼のテレビでああいう物言いが出来たのだなと、納得出来ました(テレビなので本心と実際の発言には多少のズレはあったかもしれませんが)。

    嫌われてもいいと思えるようになるためには、まずは自分を知ることから、ですね。

  • 坂上忍の人生観
    ギャンブルでは強い人間的な感情、喜怒哀楽を味わえる
    自由奔放というよりは自分に正直にという強いルールに自分自身が縛られているように感じられた
    器用で柔軟な人間よりも自分を強く持った個性的な人間の方がいい

  • アクの強い人だけに本も面白かった。
    ギャンブル、酒、女、生き様、こだわり、
    意見が言いづらい、真面目な日本で
    坂上忍のような生き方には学ぶことが多い。

  • 割と共感できる。もちろん、著者のように潔癖症だったりギャンブラーとかでもないし、違うところは沢山あるものの、それでも感覚的に親近感を覚える人だった。身も蓋もないことをいいつつ、いかに肩の力を抜くか。著者は自分のケースとして具体的に話してくれていて、とても参考になった。

  • 「嫌いなのは仕事とブス」「有り金はすべて大晦日の競艇に注ぎ込む」など世の顰蹙を買う数々の名言、潔癖王と呼ばれるほどのきれい好き、46歳にして芸歴43年、使い捨ての子役をなくすための養成校設立、そして、有り金を全部注ぎ込んでしまうギャンブル狂……アンチモラルの自然体な存在感が異彩を放つ坂上忍。正しさ、計画性ばかりが求められ、生き苦しい世の中を貫く、いま必読の痛快・破天荒生き方論。

  • めっちゃ良かった。こいつの生き方かっこいいわ!

  • 慇懃無礼なイメージを持つ坂上忍さんですが、愛犬への愛着は人一倍です。

    テーマ1、いい人にはなるなと言うのがありますが、わたしはその場のノリを大切にしてしまうだろうな。また、子供にとっては、いじめもあるし、きついテーマです。

    テーマ2、飲み会は二時間まで。時間は有限だからこそ、メリハリは大事にしたいです。飲みだったら、面子にもよりますけど、そうでなければ本を読んだり、映画を観たり、自分への投資の時間に当てたいです。このあたりは、坂上さんと合うのかな。

    最後にギャンブル。坂上さんのように豪快にはできないけど、大金が入ったら、会社を辞めてしばらく休みたいなと思う。でもその生活に飽きて、また働き出すかも。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

坂上忍(さかがみ・しのぶ)
1967年、東京都に生まれる。70年、3歳で劇団に入団してデビュー。テレビドラマ『下町かあさん』(72年)出演を皮切りに国民的子役として活躍。以降、ドラマ、映画、Vシネマ、舞台と多くの作品に出演し、97年には映画『30~thirty』で監督デビュー。舞台の脚本・演出も手がける。2009年には、キッズアクターズスクール「アヴァンセ」を設立し、自身の子役経験を生かした独自の指導方法で評判を集めている。近年はバラエティ番組での活躍が目覚ましく、2015年4月からは『バイキング』(フジテレビ系)で全曜日メインMCを務めるなど多くの番組にレギュラー出演中。
著書には『偽悪のすすめ』(講談社+α新書)、『パグゾウくんとシノブくん。』(講談社)、『力を引き出すヒント』(東邦出版)、『坂上忍の女の人生めった斬り!!』(エムオン・エンタテインメント)などがある。

「2016年 『日めくり まいにちパグゾウ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂上忍の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
佐々木 圭一
高野 和明
ロバート キヨサ...
ウォルター・アイ...
伊集院 静
佐藤 優
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×