キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)
- 講談社 (2016年4月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062729246
感想・レビュー・書評
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営業の本質、とか今のもやもやがすっきりした気がします
現場の営業の人間としてどうしなければいけないのか、どうすべきなのか、どうしたいのか、かなり元気・パワーをもらいました -
オーディブルで聴いた本
ナレーターの方(桑原敬一さん)目当てで聴いたもの
高知出身ゆえ、高知のことを思い浮かべながら聴けたのでより楽しめた。
とくに真夜中に高知空港を降り立ったとき、あまりの暗闇に寂寥感に苛まれた、というシーンと、「ここが高知で一番栄えてるところだよ」と紹介されたところが昼間やのにほとんど人がいなかった、こういうところに来たのか……と感じ入ってるシーンは笑った。
都会から、しかも好きで来たわけじゃない人からしたら絶望しそう。
そしてそっからの巻き上げがすごい!!自分の頭で考えて、主体的に、愚直に、基本を積み重ねる……何かを成し遂げようとしたとき、覚悟と決意をもって汗をかかんとあかんのよな……。まるで少年漫画のようなサクセスヒストリーで、本当にこれが現実で、しかも高知で行われてたんかと思うと胸アツ。
からの「たっすいがはいかん」!!!あーーーこれ、麒麟のキャッチコピーやったんか……!!となるぐらい、それぐらい高知ではこの言葉は至るところで自然と耳にするし目にする。当時私は未成年やったので、ビールの広告やと意識して見てなかったが、たしかに思い出してみると麒麟のビールやったような……。それをこの人らがこういう背景のもと生み出したんか!ほー!と感動。面白い。
その「たっすい」も、過去の麒麟の味変が「たっすく」なり、そこから前の味に、より美味しく戻したことで「たっすいがはいかん」!!!ドラマやねぇ~!
人、組織を変える、というのは本当に時間がかかるなぁと。とにかくアツイ -
著者は元キリンビール副社長、四国4県の地区本部長。
この本は10年以上前の日本が舞台なので、かなり古い話になる。
全体的には、営業、特に愚直な日々の行動の大切さが説かれている。誰もができる、だが見落としていた小さなことで生まれ変わった物語を詳細に知ることができる。元々の問題点は、過去に売れた無駄なプライドだったのだろう。
両者は営業や味に差をつけて両生しているように思う。アサヒビールは東京2020ゴールドパートナー契約を結びラベルもオリンピック仕様になったり、ラグビーなどのスポーツの大きな大会で提供されることが多い。対してキリンビールはキリン ホームタップとしてサブスクを生み出した。
ただし、近年でいうと総資産でアサヒグループホールディングスと倍に近い差ができてしまっている。大衆に飲まれるアサヒか、味や格式を重んじるキリンか、はたまた追い越そうとしてるライバルか。ライバルには、サッポロビール(ヱビスビール)、毎期黒字成長中のヤッホーブルーイング(よなよなエール)などまだまだ油断できない。
わたしはキリンビールの味が一番好きなので、これからもこの味を守り抜いてほしい。 -
前から少し気になっていた本。
企業風土をどう改革し、社員の意識をどう改革し、いかに「自ら考え、自ら動ける」集団にするかという点、参考になったし、例えば今後そういう立場になったときにどこまでできるか、、、とも思った(それぐらい参考になった)。
なんのために働くのか、存在意義は、と自ら考え抜く機会をどう作るか、、例えば研修で議論させて出た案を実際採択するというのは良さそうだし、リーダーとの間で目標設定させて守らせる(合意したのだから)、というのも本質的。
そして4ヶ月ぐらい回っていると体も慣れるし、顔の見える信頼関係ができ、それで結果が変わってくるという循環に至った、と。(顧客側の意思決定スピードにもよるのだろうけど)
高知が一番、という、地域に訴えるメディア戦略や、地域のことを知る内勤社員の貢献も重要(女性に会議に出てもらうとか!)。
また、本社から来る施策を取捨選択することや逆に本社に実情をレクして情報量のギャップを埋める努力も重要(リーダーの役割!)。
新しいポジションに就いてすぐに(400名もの!)みんなを面談し、考えをきくというのも、本質的だし、そのアウトプットとしての「会議廃止」もなるほどと思う。
また、現場の営業とのパイプを持つ努力、「最近どう?」ときける関係も大事。
けっきょく、「理念」「自ら考える」なんだよな。スタバのように。 -
まぁこんなもんかな
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成功は結局のところ、方法やテクニックよりも、それにあたる人の心意気が重要です。システムやマニュアル作りも大切ですが、成功を持続させるためには、立派な心意気をもった人を育てることこそ、最重要課題になります。時間は掛かりますが、日本再生には、まずは「人づくり」から始めるべきでしょうね。
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audiobookで聴きました。
地域を知る、商売をするためには、これが大事。
春の転勤が発表になった日に、再度聴いてみている。
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目からうろこ、とまではいかなかった。まだ自分がどうしたらよいのかわからない。でも走りながら考えればいいか、とにかく走ろう、とは思った。