数字・データ・統計的に正しい日本の針路 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062729277

作品紹介・あらすじ

景気情勢
アベノミクス
格差社会
消費税増税
金融緩和
集団的自衛権
欧州危機
南シナ海問題
中国経済
TPP
橋下府政

日本を悩ます上記の諸問題に対し、
・・・・・・数字・データ・統計を駆使して定説をぶった切り、
「正解」を導く。タカハシ教授・痛快無比の時事エッセイ。
「現代ビジネス」人気NO1連載の書籍化

感想・レビュー・書評

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  • データがあるので分かり易い。ただし、この本も自分の主張に都合の良いデータとデータ解釈をしている部分が少なからずあるように感じるので、全てをそのまま信じない方がよい。「日本の借金1000兆円のウソ」に関してはこじつけ感が強い。まだまだ借金しても大丈夫だし、返す気もないと宣言しているようだ。

  • 現在の安倍内閣寄りの人のようだ。アベノミクスを正当化するための数字やデータを披露し、政策の正しさを力説しているが、鵜呑みにできないことが多い。

  • 高橋洋一先生の経済コラムやニュースをよく見ているものとしては、真新しいフレッシュな情報は無くちょっと残念でした。

    ただ「これから経済勉強したいんだよ」という人がいたら推薦したい一冊でした。

  • 色物かもしれんけど高橋先生を信用しています

  • 読みかけとなっていた本です、最後まで読みたいと思っておりますが、現在このような本に部屋が占領されてきており、苦渋の決断ながら処分することに至りました。近い将来、この本を読破できる機会が来ることを願っています。

    2017.12.31作成

    途中までの内容でのポイント
    ・給与所得者において、トップ4%で年収1000万円@2013(p67)
    ・データベースによれば、トップ10%:576万円、トップ1%:1300万円、トップ0.1%:3261万円@2010(p65)
    ・実質実効為替レートと、実質GDPは、かなり相関がある(p47,48)

  • タイトル通り、やったら数字やデータに基づいて、経済や社会を論ずる。
    面白いのだが、その数字データの部分が面倒で全部ぶっ飛ばして検討も理解もしてないので、正否は全く判らない。

    この本だけでのことではないが、マスコミとか、官僚とか、ついでに言えば教育とかその辺の怖さは充分に感じる。
    意図的な言葉の選び方や誘導、民主主義だからこそ、誤った情報を効果的に根付かせれば、どうにでもなる怖さ。

    この人の主張が是なのか否なのか、ネットちょっと見ても色々あるのは承知しているが、色んなニュースに触れた時の感覚を納得させてくれるところも多いので、しばらく追いかけてみたいと思う。

  • 概ね正しいのだろうが、都合の良いデータのみをあげつらっている感じが否めない。

  • 2014年10月〜2016年1月までに「現代ビジネス」掲載された著者の連載コラムを抜粋してまとめたもの。と言うことで、タイトルから予想していたのとは違って、主にアベノミクスの財政政策や日銀による金融政策について、統計データに基づいて議論しているというものでした。著者によると、データから言ってアベノミクスの政策は概ね正しく、野党や主要(左派)新聞の反アベノミクス論調はデータに基づかず的を射ていないし不勉強とのことです。著者は東大理学部数学科と経済学部経済学科を卒業して2008年まで大蔵省・財務省に勤務していただけあって、個々の政策に対する数字データを用いた説明に説得力はある。日本政府の借金(負債)が1000兆円を超えていて増税しないと国債が暴落して破綻するというのは嘘であり財務省のプロパガンダであるとか、日銀まで連結すれば既に国債発行なしに財務は成り立っている(プライマリーバランスは達成されている)とか、なかなか興味深い指摘だった。本書は基本的にコラムを集めただけで全体を見渡した易しい解説があるわけでもないので、ある程度の金融や財務に関する知識、それに統計データとかグラフを読み解く知識が無いと著者の説明を理解するのは難しいとは思う。本書最後の今年2016年1月のコラムの内容では2016年を占う内容となっていて、もちろん現実の世界と日本の経済状況(大きな円高や景気の悪化など)を完全に予測できているとは思わないが、少なくとも日本政府と日銀の政策(消費税延期、マイナス金利の導入)などは的確に予言できていると思う。

  • 高橋洋一 予約ありで返却 軍事関連は不支持だが、経済のみは素晴らしい分析

  • 高橋洋一先生著

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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