力を引き出す 「ゆとり世代」の伸ばし方 (講談社+α新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062729765

作品紹介・あらすじ

なぜ、青山学院大学陸上競技部は
部員のコミュニケーションを重視するのか?

2017年正月の箱根駅伝で、
大学駅伝3冠と3連覇を目指すリーダーと、
博報堂若者研で実績を上げているリーダー。
分野は違えど、若者とともに成果を上げている二人が
彼らが接する「ゆとり世代」について語り尽くす。

ここ数年、
「新人とどうコミュニケーションを取ればいいのかわからなくなってきた」
「自分の言葉が届いているかどうかがわからない」
と嘆く企業人が増えてきた。

それはなぜなのか。
そしてそんな彼らに届く言葉とは何か?

丁寧に彼らと接してきたふたりだからこそわかる具体例を提示、
育て方次第ですごい能力を発揮するゆとり世代を見抜き、伸ばすヒントが本書にある。

【目次】
第1章 強いチームのつくり方
第2章 自分の学生時代、いまのゆとり世代
第3章 目標設定とコミュニケーション
第4章 成長を促す仕組み
第5章 ゆとり世代に対する大人たちへ

感想・レビュー・書評

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  • 講演会でも本に記載されていることを、原監督の言葉とユーモア溢れるプレゼンテーションで聴かせてくれていた。
    「箱根駅伝のため」ではなく、ゆとり世代の「子供達の将来のため」自主性と自分の想いを伝える力の育成を原監督自身の人生経験と悔いの残る選手時代を振り返って討論してくれる内容にとても感動を覚える。
    益々原監督のファンとなる一冊です。
    新書版で読みやすい討論形式なので、是非ともお読みください。
    会社組織の管理職者である指導者にも有効な本です。

  • 原監督らしいやり方ですね。

  • 原田曜平氏がインタビューをされてるのであれば、もう少し気の利いた事を聴いて欲しかった。原晋さんも本ネタは限界かな?

  • いいことが書いてあった。できないことを他人のせいにしない。いい上司というのは、真剣に向き合ってくれる、最終的には励ましてくれる上司。反対にだめなのは、本質の議論をしないで枝葉ばかりで議論する上司。権限を与えない上司。積み重ねの努力で人は変わる。世の中のたいがいのことは訓練が必要で、監督も最初はプレゼンが苦手だったが、訓練をした。最初は一語一句原稿を書いて棒読み、緊張してやっていた。

  • 厳しい上下関係よりも厳しいルールを。自分の言葉があり、信念のある子を育てる。努力に対する評価が公正であること。君のことを思って、君が損しないように。

  • 4連覇記念に再読。
    40台以上の管理者が、20台と向き合うコツがわかる。原監督も言っているようにあくまでコツの一つであって答えではない。全力で向き合うこと、それだけが正解。

  • ベーシックなルールには厳しく。
    その上に自主性。
    コミュニケーションの大切さ。
    自分の意見を言えるように。

  • 箱根駅伝で3連覇を成し遂げた青学の原監督がインタビュー形式で、ご自身の考えを語られた書。
    さらっと読めて、それでいて”なるほど”と、立ち止まって考えさせられる箇所もある。
    「常に原点に返って同じ説明をする。」
    「怒られたではなく”アドバイスされた”と思わせること」
    学生と対等の立場で、ゆとり世代とひとくくりで非難されがちな彼らの良い面を引き出そうとされている姿勢が印象に残った。

  • 782

  • あれ?唐突に終わってしまった。もっともっと原監督語録を聞きたかったのに…
    要所要所でなるほど!と思い、引用もしたけれど、それでも青学が成功したのは、原監督個人の魅力も大きいと思う。
    同じ事を私が言っても子供達に響かないだろう。
    多分今までの人生経験に裏打ちされた真実の言葉だから、学生も素直に聞くんじゃないかな?
    そして、負けん気を持っている子達だからぐんぐん伸びていける。
    なにくそ、と思えたら、そこから変われると思うけど、どうしたら無気力な人間になにくそと思わせられるのか、その答えはなかった。

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著者プロフィール

青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督。青山学院大学地球社会共生学部教授。1967年、広島県三原市生まれ。世羅高校では全国高校駅伝準優勝。中京大では全日本インカレ5000mで3位入賞。89年に中国電力陸上陸上競技部1期生で入部するも、故障に悩み、5年で競技生活を引退し、同社でサラリーマンとして再スタート。新商品を全社で最も売り上げ、ビジネスマンとしての能力を開花。
2004年に陸上競技部監督に就任。09年に33年ぶり箱根駅伝出場、15年に同校を箱根駅伝初優勝に導く。18年まで箱根駅伝4連覇という快挙を成し遂げる。20年には大会新記録で王座奪還を果たし、22年には大会新記録を更新して6度目の総合優勝するなど駅伝強豪校に育て上げる。

「2022年 『「挫折」というチカラ 人は折れたら折れただけ強くなる(マガジンハウス新書)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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