「伝わらない」がなくなる 数学的に考える力をつける本

著者 :
  • 講談社
3.36
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本棚登録 : 145
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062729840

作品紹介・あらすじ

「史上最強にわかりやすい!」とひっぱりだこ!! ビジネス数学の第一人者が教える、たちまち自分のアタマを論理的に変える方法。そのために数字や計算は一切出てきません。
使うのは、「数学コトバ」。この言葉を使って話せば、理解力と思考力が驚くほど上がり、結果、ナンバーワンの説得力がつきます。
デキる人はひとり残らず「数学コトバ」を使っていたと気づいていますか?
孫正義氏の新卒採用のプレゼンは、15秒に1回は「数学コトバ」。稲盛和夫氏の「名言」は数学的にできていて、堀江貴文氏や小泉進次郎氏のメッセージも人の心をつかみます。上手なプレゼンターのスライドは「数学コトバ」でつなげています。わかりやすい説明は例外なく数学的。「数学コトバ」とは、実は論理的な人が日常的に使っている表現。
〈言い換えると〉〈しかし〉〈たとえば〉〈したがって〉〈つまり〉などなど。この「数学コトバ」でもっとも身につくスキルは、(1)ものごとの構造が把握できる、(2)結果、1%の矛盾もなく論証できる、(3)だから、最もわかりやすく説明できるの3点。意識的に「数学コトバ」を使えば、自然と自分の脳力をアップさせられる。極めて実践的な1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • ブログをこちらに書きましたので、宜しければお読みください。

    http://sommelierofbooks.com/business_economy/howtothinklikemath/

    説明がわかりにくいといつも言われる、
    理解する能力が自分には足りないと思っている、
    『論理的に考える』というのがいまいちよくわからない。

    そんな人に最適な本です。

  • ミニコメント
    ビジネス数学者が教える、論理コトバ(=数学コトバ=接続詞)を使う考え方を学ぶ本。
    説明の仕方を整えてシンプルにしたい方に。
    計算は出てこないので、数学が苦手な方でも大丈夫。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1184893

  • 数学のようにシンプルに物事をとらえよう

  • 20201220読了

  • 計算を使わずに、数学的な考え方を学ぶ本。
    非常に面白かった。数学の勉強にはならなかったが、数学的に考える事はこういうことなのかと理解した。

    構造把握、論証、説明

    本書に書かれている骨子を言えばこういうことになる。

    数学の本質とは、言葉の使い方を学ぶ学問であると言う意見にもしっくりきた。

    誰かに何かを説明する時、まずは目的地を示す、そして、わかりやすく簡潔な説明をする。
    そのためには、まず構造把握。どこに何があるか、それらの関係性は?それを理解した上で、別の言葉に置き換えてみる。
    次に論証。自分で納得すること。
    最後が説明。まず、前提を定義する。そのあとで説明をする。

    数学的思考において、人生の無駄を省くことができる。自分のすべきことを定義して、そのために必要な具体的な行動を説明する。
    人生の目的を明確にすると言う事はよく言われることだ。そのために必要な具体的な行動についても、因数分解で考えていくと良いだろう。

    頭の中がごちゃごちゃになりやすい人はぜひ読むといいと思う。

  • いつも通り、非常にためになる本であった。

    その中で特に気になった点についてメモしておく。

    ・わかっているのに説明できない症候群から脱却するためには、次の順序で考える必要がある。
    構造の把握→論証→説明
    例えば、以下のようにする。

    構造把握:なぜ転職したいのか、その理由を整理する
    論証:上司や同僚に説明できるようなストーリーを組み立てる
    説明:その内容を相手にわかりやすく伝える

    ・発表するときは、いかに気をつける。
    短文にし、話を終えるごとに間を取る。
    数字言葉を使ったら間を取る。
    ※伝えると言う行為は、夫婦のジョギングと同じ

    ・物事を説明するときは、選択肢として2つある。
    一方がダメならもう一方を選ぶしかない。
    例えば、犯罪を立証するケースであれば、
    刑事が立証する or 犯人自ら立証する
    ※消去法もいわゆるひとつの手段。

  • 「ナンバーワンにならなくてもいい」は誤りだ。
    (p.164)

    同じこと考えた!

    数学は苦手な学生だったけれど、証明問題だけは好きだったのを思い出した。

  • 数学的に正しい言葉を使い、正しく伝える。

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著者プロフィール

ビジネス数学教育家。
数学的なビジネスパーソンを育成する「ビジネス数学」を提唱し、延べ1万人以上を指導してきた社会人教育の専門家。
日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。
予備校講師から外資系企業の管理職などを経て研修講師として独立し、コンサルティングファームや教育機関に講座を提供。大手企業・プロ野球球団・トップアスリートなどの教育研修を手がけ、一部企業とはアドバイザリー契約を締結し人材開発のサポートを行っている。2018年には国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラクター(公益財団法人日本数学検定協会認定)に就任。「ビジネス数学インストラクター制度」や「ビジネス教育大学」を設立し指導者育成に従事している。テレビ番組の監修やラジオ番組のニュースコメンテーターなどメディア出演も多数。
著作は国内累計25万部超。実用書のほか作家として小説も発表しており、多くのビジネスパーソンに読まれている。
BMコンサルティング株式会社 代表取締役

一般社団法人日本ビジネス数学協会 代表理事
ビジネス教育大学教授

「2022年 『説明がうまい人はやっている 「数学的」話し方トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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