午後の行商人 (講談社文庫)

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著者 : 船戸与一
  • 講談社 (2000年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (660ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062730099

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午後の行商人 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面白かった!
    メキシコの大地の乾き、うらぶれ感の中で日本人の若者が巻き込まれていく復讐のロードムービー。チパスの大地で成長し一端の男になった日本人は復讐の末に何を見るのか。

  • 船戸与一の初読み。
    硬派、ハードボイルド、歴史の弱者……。

    独特の語り口と老人の圧倒的に強い意思とに魅せられて……どう考えても悲劇の結末しか待っていなさそうな長編を、とりつかれたかのように読み進めてしまった。

    大変面白い作品ではあるが……途中から十分に分かってはいたはずだが……やはり結末が“悲劇”であると不満が残ってしまう、コドモな自分(苦笑)。

    というわけで、★4つ、8ポイント。
    2013.04.11.了。


    ……死人のはずの“タランチュラ”と行動を共にしたとは、どういうことか?

    ……エピローグで描かれた行商人が名乗った“タランチュラ”とは?


    …………何を暗喩しての描写か、読み取れなかった(苦笑)

  • メキシコの大学に留学している若者があることをきっかけに“タランチュラ”と呼ばれる年老いた行商人の旅について行く物語。
    最後の論告の章で主人公が言う科白「タランチュラとの旅は血腥い旅だった。ぼく自身も人間を殺した。しかしあれほどじぶんが生きているんだという実感を持ったこともなかった。わかりますか?生きて物語に参加しているんだというときめき。それを経験したんです。だから、何の後悔もない。どのような刑を宣告されようとそのまま受け入れます。控訴する気は全くありません。」がすごい印象に残ってる。
    普段はこうは思わないけど数少ない映画化されたものを見てみたいと思った作品。そこそこ長い本だったけどこういう本で超長編の終わりのない物語を読んでみたい。

  • 面白かった。ロードムービーであり、男としての成長譚であり。”僕”が火を点けるのに迷わずパスポートを使う姿が象徴的で印象に残った。

  • メキシコのチアパス州のサパティスタ民族解放軍(EZLN)を背景にした物語。メキシコ留学生の主人公が老行商人について行くことを決心し、留学生活からは賭けはなれた世界へと入っていく。行商人の復讐・ゲリラとの戦いに巻き込まれていく。メキシコの背景描写等はすごいが、主人公や行商人の行動に共感できず。

  • カメラマンを目指しメキシコ旅行中の主人公が現地の行商人と出会い旅の同行をする。民族解放運動や様々な文化。価値観など考えさせられた。

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