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この作品からのみんなの引用
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「このまま、日本中の人がホームページを開設したりなんかしたら、もう情報が多すぎて、結局は役に立たなくなっちゃうんじゃないかしら」
「多分、そうなるわ」萌絵は言う。「今みたいに一部の人がやっている間は価値があるけれど。段々、自分の日記とか独り言みたいなことまで全部公開されて、つまり、みんながおしゃべり状態で聴手がいなくなっちゃうんだよね。価値のある情報より、おしゃべりさんの情報の方が優先されるんだから、仕方がないわ。でも、それはそれで、価値はないんだって初めから割切れば、面白いんじゃないかしら」
― 351ページ -
浜中君。もし君が偏った価値観から自分を守りたかったら、自分の目と耳を頼りにすることだね。テレビを捨ててしまえば、君の目は、少なくとも今よりは正しく、しかも多くのものを見ることになるよ」
― 31ページ -
「感動なら、間に合ってる」犀川は淡々と言った。「一般論だから気をわるくしないでほしいんだけど、テレビのディレクタが押しつける感動なんてまっぴらだよ。オリンピックだって、テレビの台本じゃないか。原発反対も、博覧会反対も報道されるのに、オリンピック反対が何故もっと大きく報道されない?高校野球はどうしてあんなに美化される?マスコミはマスコミを何故攻撃しない?
― 30ページ
みんなの感想・レビュー・書評
このシリーズ、なんか予測できる展開なんですけどおもしろいのです。動機が自分の感性と合っているからかもしれない。
天才奇術師・有里匠幻が脱出マジックの途中で殺される。しかも、遺体が棺の中から消失する。これは有里匠幻の最後のマジックなのか、別の人間の仕業なのか。こういうトリック好きだなぁ。事件だけじゃなく犀川先生と西之園萌絵の関係がどうなっていくのかも気になるシリーズ(笑)
S&Mシリーズ6作目。マジックがテーマ。トリックはシンプル。その分、犀川先生の解決に至るまでの思考過程が面白い。
森さんのS&Mシリーズ、6巻目。 本巻は7巻目の「夏のレプリカ」と同じ時にパラレルに進行している事件を扱ったものですが、別に7巻目を読まなくても問題は一切ありません。 また、主人公の一人、西之園萌絵の成長がうかがい知れる内容となっています。 さて、前置きはこの位にしてあらすじをご紹介。 数々の脱出劇で観客を魅了してきた往年の名マジシャン・有里匠幻(ありさとしょうげん)。 ... 続きを読む »
実際に手品をみているような感覚で楽しかった。
トリックはシンプルで、そのぶん納得も出来る。
シリーズ中のこれまでの作品のなかで一番好きかもしれない。
タカイ×タカイを読んだので、確認のため再読。
1年前くらいに読んだのに、もうかなり忘れてて
ビックリ…
面白かった♪
犀川先生と萌絵ちゃんの会話が素敵すぎて、、♪
大満足です。
今回はマジックがテーマということで。
事件だけでなく、二人の関係もますます目が離せない。
S&Mシリーズの6作目。
毎度毎度、森ミステリーの事件の動機は、何か考えさせるものがありまして。
早く制覇したいです。と。
こうやってシリーズを読み続けながら、
「起きている事象に意味がないものなんてない」
って、(ずっと昔にもそんなことを思ってはいたのだけど)改めて思うところがあるなぁ。
森博嗣S&Mシリーズの第6作
S&Mシリーズは犀川と萌絵の理系コンビが主人公だ。二人の会話はテンポが早いし、哲学的で難しい。ただ、それがとても心地よい。淡々とした会話からなぜか温かみを感じられる。そんな不思議と引き込まれるような作品が森博嗣の特徴だとおもう。この幻惑の死と使途はそんな特徴が強くでた作品だ。また、毎回毎回トリックの見せ方がすごく上手い。今作ではミスディレクションという言葉で使われていたが、このミスディレクションがずいしょにちりばめられていて、最後のすっきり感がほかのミステリーをはるかにしのいでいる。第一作のすべてがFになるの衝撃がすごくてついに第6作まできたが、どの作品もとても面白い。また、なかなか進展しない犀川と萌絵の恋愛もちょっと注目。
S&Mコンビ第6弾。
天才マジシャンがショーの最中に殺害された。
トリックの上に重ねられたトリックの謎を追う物語。
前回の『シリーズの中で一番好きな作品』更新です。
私にとってこのシリーズが面白いのは、「事件の謎」と「動機の謎」、
そして「なんかの謎」があるからです。
なんかっていうのは期待感とかすっきり感です。
本作品でもトリックが重複してさらに謎が深まるのは面白いっす。
そして萌ちゃんと犀川はもういい関係じゃないですか。
そして国枝先生からまさかの行動が!?
最後に引田天功の解説もある小説というよりショーとして楽しめる作品です。
森博嗣を読み進めて7冊目。
「幻惑の死と使途」は奇数章しかないという独特な巻。
今回の書評はプリンセス天功。
つまりマジシャンとかマジックとかが出てくるんですよ。
なんだか単に殺人→推理→解決というだけでない、森博嗣が好きです。
扱う世界やそれによる物語の運び方、今回は本当に幻想的でした。
大きなナゾ(犯人は誰なのか)というのはもちろん重要なのですが、
その他のちょっとしたエッセンスがおおおお!という感じなのです。
さらにはいつも書きますが、人間が魅力的で。
シリーズならではの登場人物の変化も楽しい限りです。
さて、もう次の「夏のレプリカ」に入っています。
まだまだ驚かせてくれることを楽しみにしてます!

複雑に考えすぎるという罠にみごとにひっかかってしまった。





