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この作品からのみんなの引用
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若いときには、ずいぶん嫌いなものが多かった。
何かを嫌いだ、と主張することは簡単で、気持ちが良い。
本当に嫌いだったわけではない。
嫌いだと思い込むことで、自分を確保できる、そんな幻想があった。
何かを嫌いになることは、軟弱な自分には都合が良い。
若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って、嫌いなものを一所懸命探している。
そうすることで、自分が明確になると信じている。
それだけのことだ。
― 367ページ -
若者は皆、好きなものを求めるのと同じだけのエネルギィを使って、嫌いなものを一所懸命探している。そうすることで、自分が明確になると信じている。
― 397ページ -
「いつかきかれる、いつかきかれる、と思っているうちに、自分でも問わなくなる。周りも尋ねない。たぶん、人間がどこから来たのか、そして、どこへ行くのか、その質問と同じだ」
― 435ページ
みんなの感想・レビュー・書評
前作「幻惑の死と使途」と同時に起きていた事件の話。おもしろいんだけど、おまけっぽさを感じてしまう内容。殺したっていう動機もいまいち曖昧だったような気がする。
幻惑の死と使途のと同じ時期に起きた別の事件を主人公の友人蓑沢さんの目線で描かれた作品。
このシリーズ作品は犀川先生と萌絵のやり取りなんかは個人的には好きなんだけど、推理小説としてトリックがお粗末過ぎるのはシリーズを通して言えると思う。
今作も徐々にしりすぼんでいき、ラストでえっ??って感じだった。
S&Mシリーズ7作目。今までとはちょっと毛色が違う作品で、全体的に暗い印象。結末もちょっと救いがない感じ。
森さんのS&Mシリーズ、7巻目。 前巻の「幻惑の死と使途」と同じ時間での出来事を描いたものとなっています。 事件の謎よりも事件の当事者の心情描写に充填が置かれている内容でした。 では、早速あらすじをご紹介。 本シリーズの主人公の一人、西之園の親友である簑沢杜萌(みのさわともえ)。 東京で一人暮らしをしている彼女が久しぶりに帰省した所、家族は不在。 そのまま気にせず就... 続きを読む »
S&Mシリーズ7作目。
このシリーズにももう慣れてしまったせいか、ちょっとマンネリ気分になりつつあったので、この「夏のレプリカ」の今までとは違った杜萌視点の語りはいい刺激になりました。
「幻惑の死と使途」同様、トリックを読者が見破るのはほぼ不可能じゃないかと思います。(でも犀川は勿論お見通しですべて理解しているから恐ろしい。)
ミステリーだから読者がトリックを解決編までに暴けるようにしとかないといけないなんてことはないと思いますが・・・
杜萌はもう出てこないのかな?このキャラクターすごく好きだったんですが。その辺も密かに期待ですね。
持っている本をブクログに登録したいな、そのついでにもっかい読みなおして~という計画を思いついたのはいつだったでしょうか(笑)
せっかくの再読の機会なので、読み終わったものから順番に、感想も書きつつ、こつこつやっていきます。
この作品、好きかも。
S&Mシリーズのなかでもちょっと異色の作品になるのでしょうか。
最後のチェスのシーンが大好きです。
のっけから誘拐騒動で読むテンションを上げてくれるのはさすがうまいです。
前作と同時期の事件だから別事件にかまけてる萌絵も犀川先生も登場少なめ?残念な気もするけどそれはそれで新鮮な感じ。
最後の怒涛の解決編が面白かった-!予想していなかったという所ではシリーズ中一番面白い解決編だったな。萌絵もちゃんと出てきたし。
S&Mシリーズの7作目。時系列で言えば6作目と並行する作品。
最後のチェスのシーン、好きです。
前作から少し間があいてしまったので曖昧な感じで読み進めた。あんまり犀川先生が出てこなかった(笑)
S&Mシリーズ8作目。
前作と同時進行の事件。
それを前作は奇数章、本作は偶数章で表していて、それだけでグッとくる構成。
期待が高かっただけに、ちょっとサラッとした印象なのが物足りなかった。
萌絵がもう一つ事件にも絡んでるせいか、つられて少し読んでいて散漫な感じも。
今回は萌絵の親友である杜萌がヒロインだったかも。
相変わらず犀川先生がお見通し過ぎで、ちょっと怖かった。
S&Mコンビ第7弾。
萌絵の同級生と家族が別々の場所で拉致された。
しかし次の日、犯人の死体が発見され、兄は行方不明となった。
夏の日に起こった事件に隠された謎を追う作品。
前作『幻惑の死と使途』と同時期の事件を描かれてます。
なので前作は奇数章、本作は偶数章という奇抜な構成。
何かこの構成は『白夜行(東野圭吾著)』を思い出しました。
本シリーズの中で女性から特に評判がいいらしい作品です。
たぶん犯行理由が共感できるからではないかと思います。
他の作品は天才が起こした事件なのでね~。
逆に私はトリックとその犯行理由の謎が醍醐味だと思っていたので、
今回の作品はちょっと物足りなかったです。
理解できないからこそ何度も読みたくなるタイプなので。
それでもやはり作品としての完成度は高いと感じさせられる作品です。
今回の「夏のレプリカ」は前の「幻惑の死と使途」と並行して
話が進んでいたという設定でした!
(だから奇数章しかない・偶数章しかないという特殊な2冊であった)
1作品をしっかりとした構成にするだけでなく、
シリーズ全体としての計らいがある森博嗣の作品は読み進めれば読み進めるほど面白くなります。
あっという間に8冊が終了。
最後まで残り3冊です。
シリーズ全体をどうまとめるのか。
そして登場人物は作品を通じてどのように変化していくのか。
ミステリー小説にある、お決まりのトリック解明と犯人推理に必死になるというよりは、純粋に作品を楽しむべきだと感じる1冊。
世界観の魅力・人物の魅力・思考の魅力が詰まっています!

作中にもあるとおり、前作の事件とくらべると地味な印象。充分面白いんですが。
謎の女の人が出てきた時点であれっ?とは思いましたが、真犯人にはショックでした。
少しは救いのある終わり方なのは良かったか...






