黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)

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著者 : 小野不由美
  • 講談社 (2001年4月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731300

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黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 再読。

    十二国記版アベンジャーズのような話。
    新キャラがこれでもかというぐらい出て来るので整理するのにちと骨が折れた。

    氾王と氾麟のコンビがいい味をだしている。
    範を主軸に置いた物語が読みたい。
    もちろんこれからの戴の物語も。

  • 陽子ファンには嬉しい慶での話。
    けどここでしばらく物語が止まってしまってこれから十二国記ファンの悶々とした月日が始まるわけですね。

  •  新潮文庫として再刊行され始めた『十二国記』シリーズ。講談社のX文庫版を既にもっているのに、新刊と勘違いして講談社文庫版を買ってしまいました。未読だったので、出張のお供に読み始めて、一気に通読。
     景王陽子が主人公の話は、やはり良いですね(本作は厳密には泰の将軍李斎が主人公かもしれませんが)。あらすじとしては、泰国での謀反から逃れてきた将軍李斎が景王陽子に助力を頼むというシンプルなものですが、そこに日本で生まれたという稀な経験をもつ、泰国の麒麟の失踪が絡んできます。
     理不尽にも見える冷徹なルールに支配された世界のなか、それぞれの立場で人としてどう生きるべきか。ストーリーの底流にあるこのような問題意識は、最新作の『丕緒の鳥』にも通ずる視点のように感じます。とは言え本作では、登場人物自身が世界のルールに疑問を抱いたり、「大使館」のような現実世界の仕組みの必要性に言及したりするので、わざわざリアルに作り上げた世界観が壊れてしまわないかと少々ヒヤリとはしました。
     個人的な好みとしては、このシリーズの作品群の中では上位に推したいと思う1冊です。近々出るであろう新作書き下ろし(完結編になる?)の発売後には、ぜひぜひNHKアニメ版にも決着をつけて欲しいところ。

  • 再読

    ふー。
    思えばこの結末から10年以上、話が止まってるんだよな。。
    新刊どうなるんだろう!

    ってこの巻の感想になってないですね。

  • 麒麟大集合の巻。いやメインなのは泰麒の救出なのは分かってるけど、個性豊かな麒麟が集まりすぎです。六太と梨雪の性格は気に入ったけど彼らが民意の具現ってどんな国だよと疑問を感じます。それはともかく李斎と泰麒。多くのことを失った二人ですが、それによって得たものがあるはずだと思います。二人の帰国により戴に希望をもたらしてくれることを信じています。

  •  連作における結末の行方について、漠然とした不安が生じた巻。
     十二国界の創世の意義にまで踏み込むと、(ファンタジーという作為的に構築された)世界観そのものが破綻し、収拾がつかなくなってしまう危惧がある。
     このシリーズでは、人間観や治世観の追究にこそ味わいを感じるので、神の世界云々にはあまり話を広げてほしくなかったりする。
     「黄昏~」だけは、一連の作品群の中で妙に違和感があるので、余計に苦手に感じるのかもしれない。
     シリーズの中心的人物の景王陽子とキーパーソンの泰麒蒿里を終盤に向けて絡めようとした所為なのか、展開のあちこちに不自然さが露呈しており、せっかく「風の万里 黎明の空」で漢前度を上げた彼女の株もここに来て暴落。
     あの手の『面倒を見きれないにも関わらず、慈悲ぶって手を出そうとする無理無責任さ』は、作中では本来なら糾弾される筈の要素だろう。
     「図南の翼」は、その辺りの主観を乗り越えて、新供王=珠晶が成長するからこそ説得力があるわけで。
     恩義を蔑ろにした非礼といい、時代を超越しての他国非難といい、傲然で独善的、謙虚や敬意に欠け、結局のところ陽子自身の人柄は、机上の理想論が達者なだけの幼稚な優等生のままで、現実的な施政者としては不向きなのではないかと落胆させられた。
     一応は主人公格だから、あまり嫌いたくはないのだが…。

  • 秦王と泰麒が、陰謀により、姿を消し、偽王が立った。戴が荒れる中、李斎が隣国に赴き、助けを請う話。

    天命とは何かも考えさせられるし、王とは何か、祖国とは何かを考えさせられる。
    何人も王や麒麟が出てきて面白かった。

    ルールがこの世にはある。それを逸脱してはいけない。ルールの解釈をうまく行うというか、逸脱したとみられないように行動することが、この世から除外されない術。

  • 最初に読んだ「魔性の子」を十二国側から見た話。そして、陽子の慶の話の続編。今回は、なかなか話が進まず、少しイライラする巻だった。現時点(16年11月末)では、この話より後の話は書かれてないようで、戻ってきた泰麒と戴がどうなるのか、また陽子がどう慶を建て直していくのかが、とても気になるなあ。小野さん、早く書いて!

  • 長編の中では時系列的に一番後の話かな。「風の海〜」で戴に行った王と麒麟のその後の話に慶国の陽子たちが巻き込まれる話。
    この2作の間の話が「魔性の子」なのかな?(未読)
    慶もまだ王朝を作る最中なのに周辺の国が続々と倒れている雁が不憫……。延王が陽子を支援した理由は親切とか以上に差し迫る危機感があったからなのだろうな。

  • 戴の行く末が気になる気になる。

    陽子頑張れ!!

    そして、この世界の不思議の正体をチラ見せだけして、全部を見せてはくれないんだろうなぁ、と思ってモヤモヤした。

    魔性の子の舞台裏ではこんなことが起きてたのかぁ、と。

  • 魔性の子のB面!
    というか筋的にはこちらが本編ですね。

    ずうっと重いベールに包まれていた泰麒、戴王、戴の国の話!

    噂には聞いていましたが、まさかこんな事になっていると!?

    十二国記の理というかシステム?みたいなのもほんのり明かされる?
    玄君がなんか市役所の窓口の職員で李斎がクレーマーに見えました。


    因みに、そのシステムについて私は思います
    既に決まっているものには従うしかない。
    また常理不条理は立場の違いで、これもしょうがない。
    自分達の不幸を嘆き常に世の中が道徳と正義と呼ばれる方向にのみ進んで行くと言うのはエゴです。
    そんな十二国記の世界の神は冷たいと思う人がいるかもしれませんが、そもそも神を人の善悪で推し測ろうとする事が誤りです。

    今後天に贖おうとする人達が出てきたりしないか心配になります。

  • 十二国記シリーズ

    登極してわずか半年で王が行方不明に。
    襲撃された麒麟は姿を消した。
    戴国の運命は?

    あんなにちいさいのに頑張って
    やっとやっと王に出会えたのに、わずか半年で
    こんな運命が待っていたとは!
    泰麒が不憫すぎる~~(泣

    そして、何故彼が再び蓬莱へ戻っていったのか
    話が繋がった!
    「魔性の子」と対を成す物語

    この先の話がめちゃくちゃ気になる。
    どうか王と会えますように

  • 十二国記のどこが主軸の話が良く判らないが、恐らくこれが主軸に近いんだろう、と思われる話。
    因みに、この続きはどこにあるのか?
    実に気になる終わり方をしてくれたものだ。

    王様って大変なんだねぇ。確かに自分の内面を他人に判ってもらうことは難しいよねぇ。
    というのが感想。

    覚書
    景国の元人間不信の女王が、元人間で十年の不在がある麒麟が王を選んだ泰国の将軍から「うちの国救ってくれ」と乞われる話。

  • ついに魔性の子と話がつながった!
    戴のことを思うと切ない…王と麒麟は国の希望。一刻も早く驍宗さまが見つかり、国が再興していくことを祈っています。

  • 登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預かる幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴ーー。その行く末を案じた将軍李斎は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが……。(裏表紙より)

    今編は、酷寒に凍え荒んだ戴国の将軍李斎、そしてその李斎を、戴国を助けるべく立ち上がった景王陽子と諸国王・麒麟を中心とした物語です。それぞれの国が独立し、同盟などは一切結ばないのが常識であった十二国にとって、初めての協働作業ともいえる作戦が開始されます。また、今まで謎に包まれていた「天帝」に関する話もちらりと…。果たして、蓬莱に流されてしまった泰麒は救われるのか、そして戴国の未来は!?というところで物語が終わります。これは続編が気になりますね。
    今編でこの「十二国」の世界のルールがいろいろと登場しました。こういうことが思い描けるこの作者の頭の中はどうなっているのだろうか。すごいの一言です。

  • 陽子と泰麒の歴史が組み合わさった一冊。シリーズが盛り上がりを増す!
    同時に、続きが気になりすぎて、やきもきする。

  • タイの国はこんなことになってたんですね…新王が立つ物語が描かれて、これからいよいよ発展していくんだろうなという勝手な予想は見事に裏切られ、登局早々から内乱にあっていたとは。神の存在に疑問を感じる場面も描かれるようになって、この世界そのものに対する抵抗っていうのが、根幹に流れるテーマになっていくんでしょうか。やっと初登場の国もたくさん出てきたけど、もっと詳しく知りたいエピソードとか、色々あり過ぎ。もっともっとこの世界のことが知りたいす。

  • 十二国記シリーズで一、二を争うくらい
    好きな話。
    何回も読み直しています。

  • 再読です。
    華胥の幽夢を再読してから、私の中でちょっと十二国記ブーム。
    まぁ、もともと丕緒の鳥が出て以来、ずっと気になってはいましたが(丕緒の鳥は未読)。
    やっぱり小野不由美の作品は面白いし、その中でも十二国記シリーズは格別です(私の中で)。

    華胥~には泰麒が漣に行った話が入っているので、この流れで読むと、あの泰麒のお話の裏で冬狩が行われていたんだなぁ…と思うことできます。
    そして黄昏~を読むと、泰麒の側からみたストーリーである魔性の子を読みたくなりますよね!
    まぁ、図書館で見つけたのを借りて読んでいるので、そんなに都合よく見つかるとも思えませんが(苦笑)。

    でもこれを機に、完全版を購入しようかとも検討中です。
    書き下ろし長編も執筆中とのことだし、これからも楽しみです。

  • 魔性の子と対になるおはなし。ううう。苦しいなあ。ずぅっと、己とは何か、ということを問い詰められている気分になった。

  • 久しぶりに読み返した。
    懐かしい。

    こちらは王や麒麟がメインの
    ハラハラドキドキもの。

    早く戴と慶の続きが読みたい。

  • もう再々々々読くらい・・・

    何回読んでも面白いしシリーズ他作も読みたくなるので
    釣られてズルズル再読中。

    泰麒を探して麒麟さん大集合!
    思うと豪華な面子勢揃いでした(^_^;)

    でも、今回は浩澣瀚の姿に感化された
    やっぱり凄い人だったんだね、浩瀚さん!出番極小だけど笑
    『報われれば道を守ることができるけれども、報われなければそれができない。---そういう人間をいかにして信用しろと?』

    『結局のところ、その人物の為人の問題でございますよ。そしてそれは、その者がいかに振る舞い、生きているかにかかっているのです。常にそれを問われている。必ず誰かが見ているのですから。そして信ずるに足るものであれば、喜んでその行為に報います。』

    『自身の行為が自身への処遇を決める。それに値するだけの言動を為すことができれば、私のような者でも助けて差し上げたいと思うし、場合によっては天すらも動く。周囲が報いてくれるかどうかは本人次第です。』


    働くとは・・・とか、色々喋った直後だったから
    余計に身につまされるところが・・・

    あくまでも上に立つ人との間に信頼関係があっての事なのだけど
    あんまり腐ってても仕方が無いのかなーと

    ちょこっとづつ前向きさを補給して頑張れると良いなー

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