黄昏の岸 暁の天 十二国記 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731300

感想・レビュー・書評

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  • うまくいっているようなのに何か違和感がある、もやもやするけど、何が不安なのかわからない。
    そんな戴の閉塞感みたいなのがヒシヒシ伝わってきた。
    天は本当にあるのか?なぜ助けてくれないのか?天の意って?
    というのが今回のテーマなのかなと思う。
    それがあるのか、ないのかに関わらず、人にできるのは人知を尽くすことだけ。

  • 登極から半年、戴国再興に燃える泰王驍宗。反乱鎮圧のため自ら文州に赴いた王の悲報に、留守を預る幼い泰麒は衝撃をうけ、大鳴動とともに忽然と姿を消した。王と麒麟を突然失い、偽王の圧政が始まった戴――。その行く末を案じ将軍李斎は命をかけて景王陽子に会うため空を翔けるが……。

  • 2019.5.2(木)¥280(20%引き)+税。
    2019.5.15(水)。

  • この巻は、戴国で行方不明だった戴国の主上を探すために慶国にその国の将軍が来て、戴国の麒麟を探した。そして、その結果は。

  • いきなり行方不明になった戴の王と麒麟。
    戴麒が陽子たちの助けを得て戻ってくる。

  • 秦王と泰麒が、陰謀により、姿を消し、偽王が立った。戴が荒れる中、李斎が隣国に赴き、助けを請う話。

    天命とは何かも考えさせられるし、王とは何か、祖国とは何かを考えさせられる。
    何人も王や麒麟が出てきて面白かった。

    ルールがこの世にはある。それを逸脱してはいけない。ルールの解釈をうまく行うというか、逸脱したとみられないように行動することが、この世から除外されない術。

  • 最初に読んだ「魔性の子」を十二国側から見た話。そして、陽子の慶の話の続編。今回は、なかなか話が進まず、少しイライラする巻だった。現時点(16年11月末)では、この話より後の話は書かれてないようで、戻ってきた泰麒と戴がどうなるのか、また陽子がどう慶を建て直していくのかが、とても気になるなあ。小野さん、早く書いて!

  • 戴のその後は?

  • 長編の中では時系列的に一番後の話かな。「風の海〜」で戴に行った王と麒麟のその後の話に慶国の陽子たちが巻き込まれる話。
    この2作の間の話が「魔性の子」なのかな?(未読)
    慶もまだ王朝を作る最中なのに周辺の国が続々と倒れている雁が不憫……。延王が陽子を支援した理由は親切とか以上に差し迫る危機感があったからなのだろうな。

  • 魔性の子のB面!
    というか筋的にはこちらが本編ですね。

    ずうっと重いベールに包まれていた泰麒、戴王、戴の国の話!

    噂には聞いていましたが、まさかこんな事になっていると!?

    十二国記の理というかシステム?みたいなのもほんのり明かされる?
    玄君がなんか市役所の窓口の職員で李斎がクレーマーに見えました。


    因みに、そのシステムについて私は思います
    既に決まっているものには従うしかない。
    また常理不条理は立場の違いで、これもしょうがない。
    自分達の不幸を嘆き常に世の中が道徳と正義と呼ばれる方向にのみ進んで行くと言うのはエゴです。
    そんな十二国記の世界の神は冷たいと思う人がいるかもしれませんが、そもそも神を人の善悪で推し測ろうとする事が誤りです。

    今後天に贖おうとする人達が出てきたりしないか心配になります。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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