果つる底なき (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731799

感想・レビュー・書評

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  • 馴染みのない金融業界用語が正直キツかったですが、ストーリー展開やキャラクターは好みだったので個人的には好きです。この後横山秀夫さんの警察小説を読みました。どちらも専門業界を舞台にはしているのですが、横山秀夫さんの方は泥臭さ、生活感が感じられる内容になっていると思いました。反面、池井戸さんの方はスタイリッシュ、都会的と言った感じでした。池井戸さん作品は初読なので、他作品も読んでみようと思います。

  • ●荒削りなところがあるけど、まあまあかなあ。
    ●やっぱり銀行内部で話を留めておく方がリアルでいい。殺し屋とか出しちゃダメね苦笑
    ●殺し屋の名前に安易に李さんとか出しちゃうのも興醒め。ステレオタイプだよ…
    ●商社との結託はちょっとなあ…そんなに上手くいくかね?とかね〜、冷めちゃうよね
    ●前半の流れは良かった。最後はちょっと読むのが気怠かった。なんだか臭すぎるセリフやら回想も多くて…

  • 経営に行き詰まった会社が銀行を訴えるケースは少なくない
    酒を飲んで崩れる人は、大銀行では課長以上にはなれない

  • 池井戸さんの初期 ミステリー要素ありでした。


    難易度 やや難
    感動☆☆☆☆☆
    涙線☆☆☆☆☆
    興奮☆☆☆☆☆
    感心☆☆☆☆☆
    伏線★☆☆☆☆

  • 20年以上の前の銀行を舞台にした小説。20年も前だと文化や時代背景が違くてそこも楽しめた。小説としても銀行の内部の様子やビジネスのやり取りが詳細に描かれており、登場人物もそこまで多くなくて楽しめた。

  • 「これは貸しだからな」と謎のメッセージを残し債権回収担当だった同僚が死んだ。調べていくうちに自分が関わった融資案件の背景に黒い影があった事に気づき始める。その影は銀行内部にも及んでおり、銀行に欠けている倫理観に真っ向から立ち向かう。
    面白かったけど、いつものテンポの良さはもう一歩だったかな?

  • 久しぶりに池井戸潤の作品を読みました。この小説は殺人が発生するというのでビックリしました。只面白く読めました。でも池井戸氏の作品では私のイメージでは異例でした。そして残念な感想です。

  • 4.0 池井戸潤氏のデビュー作。著者にしては若干バイオレンス強めですがスピーディーな展開で一気読みでした。まだ読んでいない初期の作品にも手を出していこうかな。

  • デビュー作でこれはすごいと思う。20年以上も前の作品なので、携帯電話がなかったりDVDじゃなくてビデオテープだったり、時代を感じられる描写が楽しかった。思いの外人が死んだのにはびっくりしたけども。取っ組み合いの描写はさらっとでよかったな、ちょっと冷めてしまった。
    個人的にヒロインが好みでなかったのが残念!

  • 銀行って、こんなとこなの。。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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