- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062731799
感想・レビュー・書評
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池井戸潤の昔の作品。半沢直樹シリーズほど銀行業務に偏っていなくて、サスペンス系の要素も強い。ただ銀行の専門用語は相変わらずたくさん出てくるから親しみにくい人も多いかも。銀行に脚光が集まることは少ない最近だけど、池井戸潤の作品によって銀行に興味持ってくれる人が増えたらいいなあと思う。
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ストーリーの舞台は、池井戸さんお得意の銀行。
企業小説かなと思って読み始めましたが、ミステリーでした。意外!
銀行員の伊木が、同期で親友の不審な死の真相を探るうちに、
銀行の不正も明らかになり、自分も命を狙われることに・・・
必要以上に人が殺されてるような気はしましたが、
緊張感があって読みながらドキドキしました。
銀行の内部事情のこと、企業間のお金の流れのことなど、
あまり知識がない私でも、
するっと理解できるわかりやすさは、さすが!
こんなことで殺人まで犯すかな?という疑問はありつつも、
先が気になって一気読みでした。
なんといっても、主人公が人間としてカッコイイんですよね。
池井戸さんの小説に出てくる主人公はみんなそうですが、
正義感が強くて、組織に流されないので、
つい応援したくなってしまいます。
そして、やっぱりちょこっと恋愛も絡んでいたり。
結末も、正義は勝つ!し、パターンは同じなんだけど、
何を読んでも読後感がいいので、安心して読めます。
ミステリー、もっと書いて欲しいです! -
2018.04.04
池井戸潤のデビュー作
同期の死 横領疑惑 倒産 債権回収 半導体 派閥争い
デビュー時は結構人が死ぬ話を書いたのか -
ハードボイルドな銀行員が主人公。
たくさん人が死んだなぁ・・・
池井戸さんの本で、こんなに人が死んだのってあったっけ?
なんとなく他の小説とは、少し趣きが違う感じがしました。 -
池井戸ワールド初期の作品。
既に、このころから、①主人公が、何らかの形で窮地に陥る、②主人公を陥れようとする敵役が出てくる、③主人公が一層深みにはまる、④ふとしたことから救世主が現れる、⑤敵役が没落し、主人公が脚光を浴びる、と言う池井戸ワールドの基本が見ることが出来ます。
最近の作品より、この作品の方がストーリーも、ドロドロ感も私には合っています。 -
まあなんというか池井戸作品って感じです、
ある企業の倒産に銀行員の死亡が重なり、
そこに違和感を感じた銀行員の話です。
終わり方は痛快でよかったですが、なんか池井戸作品ならではの王道的な感じでした。 -
池井戸サンのデビュー作。
若干テンポも悪く、銀行業務の部分も他作品に比べると解りにくく、ツッコミどころも多々あり、、まぁ、デビュー作という感じです。
だけどこの作品の後から、どんどんヒット作を生み出し、スカッとさせてくれるんだーって思うと感慨深い。 -
池井戸潤の中でも、ミステリー要素が強かった作品。
銀行内での取引の仕組みがわかってないので、犯人が最後までわからなかった、、、。 -
池井戸潤さんの処女作。最近の本と文章表現が少し違うなぁと感じる。なかなか面白い作品でした。。