| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
-
怒ったり泣いたりするのは僕等生きている者の勝手で、死んだ人は無関係じゃないか。それに笑ってるから故人に敬意を払ってないと云うこともないぞ。本当の敬意とは約束ごとのような涙ではない!
― 733ページ -
芸術と云うのは、こりゃ社会だの、常識だの、そう云う背景があって、それと如何に折り合いをつけるかと云う問題でしてな。社会対個人みたいな図式がないと芸術にはなり難いようですわい。
― 518ページ -
だからと云って誰にも理解されんものを作りよる者は、矢張り芸術家とは呼ばれますまいな。それは当然だ。しかし、ひとり二人しか褒めんようなうちは、こりゃまだ芸術とは呼ばれん。じゃあ大勢が良いと思うのんが芸術なのかちゅうと、そりゃそれでいいが、他人に好まれるものばかりを多く作る作者が芸術家と云われちゃこりゃ少しばかり変ですわなあーー
― 517ページ
みんなの感想・レビュー・書評
早くも登場人物が把握できなくなってきてまずいです・・・。結局禅って何なんだろう?すんなり理解できるものではないんですね。
前三作品のような引き込まれる感じはなかった。
長すぎて自分の読解力が足らなかったのかもしれないが。
いつもは長いなと思う京極堂の説明ですが、テーマが禅についてで面白くよめました。それにしても犯人の動機が…私には到底理解できません。まあ全部の作品そうなのですが。
榎木津の一言一言の言葉が好きです。
すっかり京極堂と榎木津の虜になってしまった。臨済宗だか曹洞宗だか。なんだか微妙に知識を得ていたな~
禅宗をテーマにした作品。
作中に出てくる大悟するというのは、結局のところ個人の体験でしかなくて、これをいくら言葉を尽くしても100%伝えることは難しい。
ただ、作中でもあるように、悟った後が大事であり、自身の体験を如何に普遍化していくか、それにより、人々の安寧に如何につなげるか、それこそが一生をかけて答えを導く修行なのだと思う。
あと、犯人の動機は現代日本に生きる身には理解しがたいが、それを理解できないということで思考を停止するのではなく、受け入れる土壌を自己に備えておくこと、言い換えると懐を広く持つことが肝要であると考える。ただ、殺人ということを受け入れるわけにはいかないが。
まさに「檻」に取り籠められたかの読書体験。たった七日間の出来事を描く為に費やされた千三百余頁。これでもかとばかり詰め込まれた禅宗への蘊蓄。著者の博覧強記振りが日本ミステリ界で特異な位置を占めていることがわかる超力作。但し、やはり些か長すぎた。同じ分量ならジャンルの異なる良書3冊読むを選ぶ。「薔薇の名前」と比す声もあるが、残念ながら及ばない。知識の差ではなく舞台背景の描き方。迷宮図書館の圧倒的存在感の前には、明慧寺も書物蔵も単なる書き割りに過ぎない。とは言っても必ず年に何度かは読みたくなるのが京極夏彦の魔。
非常に内容の濃い作品であったと感じる。読めない漢字が多く辞書を多用した。ラストには驚きと同時に恐怖を感じた。仏教系の知識があれば読みやすいかもしれない。
シリーズ第4作目。
「禅」をテーマにした作品でそれに関する蘊蓄がやたら長ったけどすんなり読めた気がする。高校のときの倫理をもっかい勉強したくなった。相変わらずどのキャラクターも魅力的で良かったー。
「禅」という難解なテーマ。作品全体を貫く冷たい感じがいい。犯人の動機は理解しがたいが、全体の鬱々とした雰囲気に惹きつけられる。
「禅」をテーマにしたお話。
半ばまでは、静かで厳粛な冷たい空気を纏う「禅」に魅了される。
しかし、読み進めると畏怖と変わった。
「わかった」という感覚を受け流すことが修行…難しい!
とにもかくにも、榎木田さんがかっこよすぎる(笑)こんな人がいたら着いていきますよ。
二十歳になった記念に京極夏彦の妖怪シリーズを読み始めて、姑獲鳥と魍魎はその後幾度か読み返しましたが、鉄鼠は2度目くらいかな。数度挫折して、本日めでたく最後まで読み切りました! 私の中で最後まで読んで、トリックというか解決というか自分の中でなるほど納得と思える妖怪シリーズは鉄鼠までで、絡新婦なんか最後まで読んでもサッパリでした。ただ鉄鼠も最初に読んだときはとにかく続きが気になる、早くオチへ行き... 続きを読む »
やっと読み終わった。相変わらず長い(笑)
しかし読んだ甲斐はありました。面白かった。
「禅」というなんとも難解で扱いづらいテーマを、こうもすっとまとめてしまうとは・・・
事件の内容や運び方もさながら、やはりキャラクターが魅力的。
京極堂はなかなか登場しないだけあって、出てきたときの格好よさがすごいです。ほんとうに。
長かったが飽きずに最後まで進めました。
評判が良くなかったので、前作を読み飛ばしております・・・・
結構リンクする要素があったようですが、まあ大丈夫でした。

シリーズ第4弾。個人的なシリーズ歴代最高傑作。薦めてくれた方は次作『絡新婦の理』がさらに良いと言っていたのでいっそう楽しみ。ただ、流石に短期間で長編をいくつも読むのはタイヘンなので、しばらく間を開け...






