ホメるが勝ち! (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 137
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062732710

感想・レビュー・書評

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  • 疲れたというか、感心させられたというか、そんな気分です。

    読み終えて、みんな、こんなにたいへんなことやってるんだなあ、とひとしきり感慨に耽りました。もちろん自分も少しくらいはやってるわけですが。

    世間でおこなわれている「ホメ」を、ひたすら書き連ねたエッセイです。OLどうしのホメ合いから始まって、相手のファッションをホメる、嫁が姑をホメる、友人の彼氏や夫をホメる、料理をホメる、得意先や上司へのおべっか、メディアに氾濫するさまざまな賞賛の声、といった例について、事細かに語られています。

    ゲームか何かだと思って、積極的にホメてみようと思いました。

  • 読みながら何度も笑ってしまいました。もう5年以上前の本なのに、やっぱり人間の根底に流れるものは不変なんでしょうかねぇ。これを読んで、褒められて有頂天になる自分も再確認できたし、人の彼氏の愚痴に同意しない、とかオンナのちっちゃな常識も身に付いたので良かった良かった。もっと早く読むべきでした。

  • 著者のほかの本とかぶってるの内容も多々ありましたが、楽しめました。
    ためになります(笑)
    実践可だと思いますが、あまり調子にのってやりすぎると確実に嫌味になってしまうので 要注意です。
    人の彼氏・人の子供・・ ホメるとこがないときの対処法が がっつり書かれてて、かなーーーーーり当てはまります。
    リアルで誉められても こうゆう場合はこうなんだよな~~~とか裏をかいてしまうと、こいつ嫌味行ってんじゃねーかー!と 素直に喜べなくなるので、、、、
    今 現在自称素直だと思ってる方は読まないほうがいいです。
    自称根性悪ですな方は 根性悪に磨きかかると思われます。

  • 「褒める」ことに関するエッセイ。
    「天然ボケという女性は、この世に存在しない」というのは、人それぞれの感じ方・考え方だからなんともいえないが、適度な「ホメ」は生きる上で必要だと思った。

    解説の読後感の悪さは、どうなんだろう。
    ああいうのは解説とは言わない気がするんだけどなぁ。

  • いろいろなホメ話。なるほどなーと納得したり、アルアルーと思うのもあれば、「私はそこまで深く考えていないし、腹黒くない」と思えるのもあって、酒井さんと比較して、私はまだ純真なのだ、と思えたりもするし、あーやっぱこういう事考える女の人って私だけじゃないのね、と安心したり。ちょっと、ながい。

  • なんて、面白くて、ある意味ヤバいエッセイなんでしょう・・・
    笑顔の裏で、こんなことを思っているというのが赤裸々に暴露されていて、ある意味発禁ものです~
    日本でしかこういう形のホメ文化って無い気がします。実はすっごく高度なテクニックですよね・・ツラが割れそうになるもの(笑)

  • 私はこんなに色々考えながら暮らしてないので、
    もっと気を遣って生きるべきなのか?と考えてしまった。

    共感したのは、
    ・本人ではなくその友人等に褒め言葉を伝えて、本人に伝えてくれることを願うホメ
    ・こんなの初めて!のホメ

    くらいかな。

    一番面白かったのは、

    「天然ボケ」という女性は、実はこの世に一人もいません。

    と断言しちゃってること 笑
    少しくらいは実在する気がするんだけど、私も騙されてるのかなー 笑

  • 男はおだてとけばいいのよ。

    この人のエッセイ?はとても好きである。



    しかし、この解説ものすごく失礼なんだけど。
    いっそ載せないほうがいいと思ふ。
    わざわざ載せるなんて文壇での権力者なのかなぁ。
    文章へた、所詮お嬢ちゃんエッセイストとか書くなよ。

  • 2008/10/09

  • タイトルがすべて。別に1冊の本にするほどじゃない。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒井順子の作品

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