御手洗潔のメロディ (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733564

感想・レビュー・書評

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  • 当たり外れの差の大きい御手洗シリーズにおいて、個人的には大外れに位置する一冊。収録された四編とも御手洗というキャラクターが如何に優れているのかを誇示するためにのみ文字が割かれており、内二編は完全に同人誌のノリ。ミステリーはどこへいったのやら。
    顔も良くて頭も良くて機知と才能に溢れていて何をさせても完璧でってはいはいそんな人間が本当にいたらそれこそ脳科学の奇跡ですね、と、半ば逆ギレの境地へと至りつつ読了。買い置いている「眩暈」にこのまま進んでいいものか、正直悩む。

  • 島田荘司は本格とか言いつつフェアじゃない気がするので、★2つ。フェアそうにべらべら喋っているけど、あまりにも御手洗が決め付けすぎている上に石岡がヘタレすぎて読んでて苛々する。いっそメルカトル鮎ぐらいまで突き抜けてればいいのに。根拠薄弱なのに自明の理と突き進んで断言するので……。もー花粉症だから木を切り倒すって意味わかんない。

  • 御手洗潔の第3短編集。「IgE」「SIVAD SELIM」「ボストン幽霊絵画事件」「さらば遠い輝き」の4編。2編はミステリじゃないのでちょっと物足りないけど、「IgE」は美女と便器の取り合わせが面白かった。

  •  たぶん読み終われない。気を持たせすぎてイライラする。御手洗シリーズ人気だと聞いたのだけれど・・。読む順番をまちがったかな。

著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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