私が彼を殺した (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733854

作品紹介・あらすじ

婚約中の男性の自宅に突然現れた一人の女性。男に裏切られたことを知った彼女は服毒自殺をはかった。男は自分との関わりを隠そうとする。醜い愛憎の果て、殺人は起こった。容疑者は3人。事件の鍵は女が残した毒入りカプセルの数とその行方。加賀刑事が探りあてた真相に、読者のあなたはどこまで迫れるか。

感想・レビュー・書評

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  • おすすめ度 ★★★★☆
    どんでん返し ★★★☆☆

    これも頭が良くないとちょっと難しいかもしれへんけど、犯人が最後の最後まで分からない
    なんなら読んでも分からん。
    読者次第で犯人は、できあがるのか
    もしくわ、話の中で犯人が誰か書かれているのか
    最後まで読まないと分からんからおすすめ

  • 何を書いてもネタバレになりそうだが…
    真相がわかると、
    「私が彼を殺した」
    が、死者の言葉のようで怖いな。

  • ネタバレを調べないと全然分からなかった…最後までよく分からなくて、えっ?えっ?の連続だった。


  • 加賀シリーズ 5作目…かな??
    着々とすすめてます!
    またしても犯人がわからないパターン


    いやぁ、自分の推理力のなさにびっくりしますわ。
    さっぱりわかりません。
    こちらは袋とじがついていて
    解説が載ってるんですが
    それでもわかりませーん。笑

    ネットで検索してようやく判明し、
    いくつか読んでやっと納得しました。笑

    終盤の加賀の謎解きは十分面白かったけど
    一番いいところがなくなっちゃってる感はあります。あーそういうこと!!っていう驚きが好きなので、やっぱりそこまで読みたくなっちゃいます!
    推理自体を楽しむ人にはいいかもしれませんね(^^)


    物語自体は読みやすかったし、
    本編内でも驚かされる内容もあって
    さすがでした!!

  • とても面白かった。最初読んだだけでは誰が犯人かわからなかったけど解説とか読んでそういうことかと納得できた。後半の3人の容疑が晴れたかと思ったら、別の証拠が出てきて再び容疑者となるところが考えられているなと。ただ最後の方に美和子について演じているんじゃないかみたいな描かれ方されていた割には言及がなくて少し物足りないかな。

  • 東野圭吾 の中では、 まあまあかな?

  • 「どちらかが彼女を殺した」に続き、犯人が明記されない作品。

    中身が毒にすり替えられたカプセル錠が事件のキーとして物語が進んでいくけれど、登場人物のそれぞれに動機があって、状況によっては誰が犯人になっていたのか分からない点が特徴的だった。

    自殺した浪岡の部屋に残されたカプセル錠の残数について、毒の入れ替えに失敗した一錠も含めた数として描かれていた点については最後の最後まで想像できず、結果として最後の場面でも駿河がカプセル錠を手にすることは難しいのではないかと感じていた。(つまり、ゴミ箱に捨てられていたカプセル錠を手にした兄の神林が何らかの方法でカプセル錠の入れ替えをしたのかと考えてしまっていた。

    物語の途中で加賀刑事が駿河家を訪問するシーンがあるけれど、そこにも伏線が張られていたのだと考えると、描かれているもの全てにヒントが潜んでいて小さな表現でも見逃せないなと感じた。

    一人称で語られていく形式は個人的に読みやすかったなと感じる。

  • ううううううーーーーー!!!!!

    犯人!分からず。

    で、解答みたいなの調べて。なんか腑に落ちない、、、、、まぁそういやそうだけどさ。
    でもなんかな。
    もう一つ、グリンとひっくり返り期待しちゃった。
    わたし的は、まさかの妹が殺したが、一番

    きゃーーーーーな感じだと思ったんだけどなぁ。

    ミステリーってさ、うまーくうまーくラストまで繋げてラストギリギリで犯人紹介!うわーっ!ってなるの面白いんだよなぁ。笑

    え!そんな!あーそうだったかーなんていうね。

    これは、せっかくだから、みんな毒飲ませて欲しかったなぁー
    そして、裏をかいて、誰の毒で死んだでしょうか?みたいなミステリーも面白かったのになぁー

    なんて、思って読み終えました。
    勉強するか、犯人見つけるか、
    いや、勉強したほうがいい、
    けど。犯人気になる。
    建築士の勉強が全く進まなくなる一冊ではありました。

    もういいよ!わたしが殺したる!!!!

    って言いたくなっちゃった!!!!!


    #建築士一級
    #勉強中
    #東野圭吾にやられる
    #強化月間2403
    #くっそー
    #気になりすぎた
    #新装版出てます
    #中身は一緒かな?
    #犯人も、一緒かな?
    #わたし、ちょっと納得いかない

  • 「どちらかが~」と同様、読者が犯人を推理する趣向で面白かった。容疑者視点で物語が進むが、皆「自分がやってやったぜ」とドヤ顔している感じで逆に気味が悪かった…被害者があまり同情出来ないタイプの人だったのも影響しているかも( ̄▽ ̄;)

  •  「どちらかが彼女を殺した」に続く加賀恭一郎シリーズ第五弾。今回は容疑者が三人に増えた上に、三人の視点からなり、省略されている部分も推察しなくてはならなかっため、前回より難易度が上がっていた。例によって解決編が明示されず袋とじを読んでなんとなく犯人は分かった(考察サイトで答え合わせをした上で)。個人的にガリレオシリーズがホームズ&ワトソンだとすれば加賀恭一郎シリーズはアガサクリスティ作品だというイメージが浮かんだ。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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