呼人 (講談社文庫)

  • 810人登録
  • 3.33評価
    • (47)
    • (96)
    • (237)
    • (36)
    • (7)
  • 94レビュー
著者 : 野沢尚
  • 講談社 (2002年7月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734790

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

呼人 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 図書館で。
    いつの間にやら話がえらい大きくなっててちょっと…という感じでした。ヒロインが…もう…お前ダメだろって子で… まあいつまでもお子様な彼と精神がお子様なヒロインとでちょうどいいのかもしれないけど。
    この先彼らは苦労しそうだ… 私にはあまり合いませんでした。

  • 12歳で時が止まってしまった少年のお話。
    とても面白かった、という印象だけが残ってて、もう詳しいあらすじはかなり前に読んだためあまりない。
    いつかもう一度読みたい。

  • 命について考えさせられました。

  • 近未来のはずが自分にとっては過去。

  • 生と死(老いと若さ、大人と子供、地球環境)、
    愛(家族愛、夫婦愛、男女愛、無償の愛、友情)、
    思想(政治、宗教、戦争、歴史、差別)、どこに引っ
    掛かっても読み手なりの葛藤と向き合えるいい本
    だと思う。そこら無視してエンターテイメントとし
    ても楽しめるし詰まってるのに重すぎない。強いて
    駄目出しするならなんで死んだんだバカタレがと。

  • 「人間は限りある明日の中で、できることとできないことを峻別する。明日が少なくなるほど、人間はこれまでに得てきたものを必死に守ろうとする…でもね、子供の強みは明日がいっぱいあることなんだ。どんな修正もきく。自分という人間はこの世の中にどれほど必要なのか、ゆっくり考える時間がある」

  • はじめ読みやすそう!って思って読んでた。スタンドバイミーとか、少年達の青春の1ページを…って感じかなと。

    でも違った。
    ところどころに書かれるリアルな話。時事。なんだか、途中でなに読んでるんだっけ?って思えてきたり。

    もっと軽いところだけでいいのにな。
    現実味があるんだか、ないんだか。

  • 個々の話の完成度は高いが、繋ぎ合わせに失敗している印象。ドラマの脚本を小説に落とし込んだのだろうかと勘繰ってしまう作品。

    個人的にこの作品のハイライトは、最後の母親に対する主人公の台詞。
    「芝居だったのかな」
    途中に出てくるフェルメールの「信仰の寓意」イヴを母親に重ね合わせたのだろうか。

  • 著者の作品は大好きなのですが、唯一うーん…という作品でした。ラストは考えさせられる感じで、さすがだなぁと思いましたが。

  • 野沢さんの本、確か読むの3作目ですが、これまでも「・・・うーん」という思いで読んできましたが、とうとうダメでした。

    登場人物設定・描写がわざとらしすぎて、最初の10ページで読んでられなくなりました。

    年を取ると好き嫌いが激しくなるのかもしれません。

    このままお蔵入りで。。

  • 野沢尚作品の中でもあまり知名度が高くないかな?
    とはいえクオリティは高かった。1999年時点で書かれているにも関わらず、2005年、2010年の近未来についてけっこう当たっている内容が多いし、映画にしても通用するストーリー。ノンフィクションなエピソードが随所に入っているのでファンタジーと事件派の中間点とも言えるけど具体的でメリハリの有る感じはやはり脚本家が本業だからなのでしょう。

  • 【少年は12歳にして「永遠の命」に閉じ込められた!?僕はなぜ大人にならないのだろう。心も躰も成長を止め、純枠な子供のまま生きていくことは果たして幸せなのだろうか。出生の秘密を自ら探る呼人が辿り着いた驚くべき真実とは。感動のラスト、権力者の理想が引き起こす現代の恐怖をリアルに描いた傑作長編。】

  • 2013.4.25読了。
    12歳で成長が止まってしまった呼人が、その自分を産んですぐに実家に置いて行った母親に、普通にとしを取り、片足を失った自衛隊員と、詐欺でアメリカで収監されていた友達と会いに行き、自分の産まれた意味を知ろうとする話。

  • 最初の児童書のような始まりから想像もつかない展開。
    作者の語る将来が結構当たっていることがすごい。ミステリーとはちがった、時代に合わせた繊細で哀しいストーリー。

  • 12歳で成長を止めた少年の話。
    子供のままの呼人と大人になっていく友達とを,社会情勢もまじえて描いていて,序盤は地味だが後半はエンタメ色も強くなって面白かった。

  • 呼人は12歳のまま成長が止まり、永遠の命が与えられているらしい。
    友人の潤、厚介、小春との小学校時代の思い出と成長していく彼らとの付き合いの中で、呼人は自分の生きている意味を考えて行く。
    痛々しいけど、みんながその時その時を必死に生きていて、感動的な冒険小説でもある。

  • 歳をとらない子供の行き着く先は?
    重い話ですが、サラッと読めました。
    永遠に12歳である少年が、自分の人生に折り合いをつけて結末を迎えるわけですが、その為に数少ない友人を無くしても、呵責が感じられません。
    それも、子供ゆえの残酷さなんでしょうかね。

  • 1973にうまれる。
    12歳で、成長が止まる。

    1985年から物語がはじまる。
    潤、厚介そして小春
    4人を中心として物語が進む

    1985(12歳);1992(19歳);1999(26歳);
    2005(32歳);2010(37歳)

    潤はアメリカの大学に行き、そして、銀行のトレーダーとなる。
    厚介は、自衛隊に入りそして、特殊工作をうけ、北朝鮮にはいる。
    片足が吹っ飛んで、帰ってくる。
    小春は、伝説的な存在となり、妻子ある男と結婚するが
    結果別れてしまう。

    なぜ、成長がとまってしまったのか
    「遺伝子操作」

    母親探しをする。
    新左翼、「日本赤軍」、イスラム原理教・・・

  • のめり込んで読んだ。面白かった。

  • 子供であることはただそれだけで青春だし貴重。そういうテーマは少年時代の思いを懐かしむ気持ちを喚起させいい意味で切なくなった。

  • 結構分厚い本でしたが、これもまた読み進めてしまいました。
    まず設定がすごい。12歳で成長が止まった呼人が主人公。子供のころでも今でも、時間が止まってしまえばいいのにと願うことってありますよね。実際そんなことはできないし、それを望むくせに明日を待っているのが人間ですし。しかしそれが現実となる…自分だけが成長を止めてしまった。周りが大人になって老いていくのに、いつまでも変わらない永遠の12歳。なぜそうなったのか、出生の理由を追い求めていく。うーん、人間ってそんなことまでやってしまうのか、というのと、権力社会の裏側とか、宗教的思考(と言えばいいのかな)の恐ろしさとか。
    まず、呼人のような成長を止める人間が生まれてきそうな社会が怖いです。自然の摂理の崩壊ってどうなんだろうなあ…。

    そういえばこの作品は2002年に文庫化された、っていうぐらいの10年前の作品ですが、近未来として2010年まで描かれていました。すでに2010年は過ぎましたが、描かれているような未来ではなくてほっとしたというか、そうなっている場合もあるのだなと思うとぞっとしたというか。(そんな壮絶な2010年が描かれているわけではありませんけども)

  • 実の親ではなく、母親の妹夫婦に育てられている、主人公の呼人。

    何故か、十才で成長が止まってしまい、当初は病気だと思っていたが、話が進んでいくうち、母親が開発途中の薬物を飲んでいて、それが原因だと判明し、その母親に会う機会を窺う。

    主人公の視点で書いてあるところで、突然一行だけ他の視点に変わってしまうところが何箇所かあり、それがすごく気になった。

  • 12歳のまま心も身体も成長がとまった少年。友達たちは成長し、大人になり、米国でつかまったり、自衛隊で特殊部隊となったり様々なことを経験していく。成長のとまったぼくは友達たちを暖かく見守りつつ、自分の出生の秘密を探す旅に出る。少年の言葉はやさしい。小春の秘密、母の秘密。ラストは急展開でなんだか急ぎ過ぎた感があるなー。

全94件中 1 - 25件を表示

呼人 (講談社文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

呼人 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

呼人 (講談社文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

呼人 (講談社文庫)の単行本

ツイートする