黒猫の三角 (講談社文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2002年7月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734806

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黒猫の三角 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • vシリーズ1作目。慣れていないこともあるけど、名前が読みにくい。そして、相変わらず密室に拘りがあり、動機に関してはあまり拘りがないように見受けられます。でも、連続殺人鬼の動機なんてそんなものかもって気もします。これを読む前に、このシリーズの短編を読んでいたこともあって、犯人には騙されてしまいました。この作品は登場人物の紹介的な感じで次以降からが本格的な始動になるのかな。

  • レビューというより個人的な感想に過ぎないのですが、

    天才が天才にしか理解できない言葉で語った本は苦手です。

  • またまた会社の方に貨していただいた。

    犀川先生のシリーズに大嵌りした私だが、こちらのシリーズはどうだろう?
    期待度が高すぎて★★★評価にさせてもらったが、十分楽しめる。

    個性豊かな登場人物で、物語は実に軽快。

    この物語のテーマの1つに殺人の動機があるのだと思うが、先日この本を貸してくれた会社の女性が、森先生は京極夏彦先生と交友があるということを教えてくれた。

    そういえば、京極先生も殺人の動機について「魍魎の匣」で綴られていたことがあったように記憶している。

    お二人で、そんな話をすることもあるのかな?何となく興味深く読み進められた。今は借りている本が山ほどあるが、一段落したら、また京極堂シリーズも再読したい。

  •  この物語に織り込まれた私たちの常識を覆す概念は、スパイシーというか、激辛で、普通の人には受け入れられないかもしれない。

     2016年4月23日から読み始めた通称Vシリーズの第一巻『黒猫の三角』を一週間かけてようやく読み終えた。正直S&Mシリーズに比べたら退屈な物語に感じられたが、それは皇 名月さんが解説に書かれているように、私が「わかりやすい部分だけを目にして『すべてを理解した』と思った人」の一人だからだろう。だからと言って今すぐ441頁を再読し、登場人物が吐いているという嘘を探す気力は残っていないので、この物語は主役のデビューを華々しく飾るための序章と割り切り、宝を取り損なったRPGプレイヤーのように、さっさと私の英雄を『人形式モナリザ』へ侵攻させたい。

     『黒猫の三角』では、もちろん一つの事件が完結しているのだけれども、一方でVシリーズという新たなサーガの序章に過ぎないのかもしれない。そしてそのVシリーズも一つの太陽系として、更に大きな銀河系の一部に過ぎないのだと思われる。森ワールドでの旅は、第二幕に入ったばかりなのだ(^^;

  • エンターテイメントとしてはおもしろいが、密室のトリックはやっぱりイマイチ……。幽霊のくだりも、ちょっとこじつけ感が否めない。しかし、キャラクターはいずれも個性的で文章を読んでいるだけでおもしろいし、キャラクターの関係性を利用したミスリーディングを狙うという手法は好き。動機云々のところがちょっとくどい気がするけど。

  • 約10年前に読んで以来の再読。

    Vシリーズ1作目。
    個性豊かな主要な登場人物。
    SMシリーズを好きな人にとっては、
    すんなり入れる内容と世界観だと思う。
    森博嗣作品として初めて読む人にとっては、
    うーん。どうなんだろう。わからない。

    林さんの名前が変わってるというあたり、
    シリーズ物を意識した表現だなぁと感じた。

    タイトルがまたステキ。
    と、読んだ後にわかるのがスバラシイ。

  • 森博嗣さんの本は学生の時、s&mシリーズを読んだきりでした。今回、初めてvシリーズを読みましたが、s&m同様、登場人物のかけ合いが面白く、楽しんで読めました。そして、相変わらず自分の予想をはるかに超えるトリックや仕掛けの数々に驚愕させられました。

  • べたではあるが心地よい裏切られ感をあじわえた

  • ドラマなんてやってたんだ。私の中ではいつまでも皇さん作画版。あの漫画は本当によいものです、あれがあったから原作もちゃんと読もうと思ったものな

  • Vシリーズを読み返そう祭り。
    いつの間にか紅子さんの年齢追い越してた。がーん。

    先日この作品をシリーズ初映像化ということで、檀れい主演の特別ドラマをやっていたけど、なかなかよかった♪

  • Vシリーズ第1弾。三度目の再読。
    一度目の時はすんなり騙されてしまった程。やられました。
    シリーズ10冊読了後にも、必ず再読したくなる。
    森先生、伏線を張るのが異常ですよ。

  • デルタと云うネーミングセンスの素敵な猫。
    無意味な動機とゾロ目の法則という、反比例な人間性が気持ち悪くて良い。

  • そこそこ面白かった。

    謎解きよりも、真犯人と対峙して初めて見せた瀬在丸紅子の真の人格が。

    S&Mシリーズとは異なる魅力、S&Mシリーズの底流にあるものと同じ冷静な哲学が、ここにもある。

    これもまた、森博嗣。やめらんないな。

  • 登場人物の会話がおもしろい。森博嗣の本に登場する人は皆、自分自身で考える。だからおもしろい。それぞれが考えた上で、どこまで思考を凝らせるかでもあるし、そこまで考えた上であえてそうやる。というのもおもしろい。とにかく、登場人物一人一人に独自の哲学があり、そこから生まれる会話の面白さが際立った小説だった。紅子さんがすごく良い。

  • 「すべてがFになる」はM&Sシリーズ、そしてこの作品はVシリーズになります。実は舞台は同じ、時間系列が違うだけのようです。


    VシリーズとM&Sシリーズの大きな違いは語り手がいる、と言う点だと思います。そしてその語り手も物語の中では大きな役割を担っていて……。

    M&Sシリーズよりもテンポよく、キャラクターも多く、そしてキャラクターの性格が基本的に明るいので、ミステリー独特の暗さなどをあまり感じずに読めた印象があります。

  • 納得がいかなすぎる
    確かに犯人の意外性はあったけれども肝心の密室トリック雑すぎませんか…
    酒本さんは勿論だけどそれだけじゃない、もし誰かひとりでも部屋に向かわずホールで様子を伺ってたら成り立たないよね
    運に頼りすぎじゃない?ご都合主義すぎない?
    なんかこれ、すべてはfになるの時にもうっすら思った気するな…

    あと森さんは常人には容易に理解できないような理論で話すキャラクターがお好きなんだなぁと…(二作読んでどちらもそう)…趣味…なのかな…

  • これは、驚いた。え、まじで⁉、と。
    こんな形のどんでん返しがあるとは…!

    お話は、森さんらしい雰囲気で、なんだか理系で知的な語り口で進むので、安心して読める。
    だからこそ、最後にすべての前提がひっくり返って、びっくり。
    仕組みに気づいてから、パラパラと読み返すと、確かに、そうと分かる要素が散りばめまれていて、計算づくの上で構成されていることが分かる。

    「なんとなく人を殺してみたかったから」という、殺人の理由は、怖い。その異常性とか、狂人だからとか、そういう「理由」を探そうとする気持ちになる。
    そういう状態を、ひょいと越えるような結末。理由を明らかにするのではなく、そういうものだ、と示して、話は終わっているように感じる。
    それが正しいのか正しくないのかは分からないけど、こんな風に考えるのは、私が凡人だからだろう。

  • Xシリーズに先に手を出してしまったから、真犯人が暴かれたところで「え?なんで〜?」と腑に落ちず、でも最後まで読んでスッキリ!
    まさかの仕掛けに相変わらず脱帽です。
    動機に重きを置いていない森博嗣ミステリィ安定の構造に安心感。
    Vシリーズは、突拍子もないキャラ設定の人が多いように感じるのは、まだまだ森ミステリィ初心者という証拠なのかしら?
    にしても、苗字も名前も読みにくくて、何度も登場人物紹介ページと本編を行ったり来たりした。

    久しぶりにシリーズ物を読み始めることにワクワクしている!

  • いや~そう来たか~。   
    面白かった。     
    いや~まさか探偵が推理しないとは思わなかった。   
    まさか探偵役がいないとは思わなかった。   
    そう来てしまったかーって感じ。 信じていたのに……。 


    とっても良いキャラクターたちですので、このシリーズも楽しめそうです。

  • S&Mシリーズのような「天才感」は無いのかな、と思いながら読んでいましたが、じわじわと裏切られていきました。ラストのぽんぽんぽーん!と真実を見せられる展開が痛快。ドラマ版『すべてがFになる』で森作品に触れた時、ほかのシリーズにものめり込んでいくなんて予想もしませんでした。しかしどんどんと読み進めたくなる。

  • Vシリーズ(というらしい)一作目。
    格安アパート:阿漕荘に住む住人たちと隣の立派なお屋敷桜鳴六角邸…の片隅の離屋:無言亭に居候している元所有者だった瀬在丸(せざいまる)紅子が主な登場人物。
    個性あふれる登場人物たちは、名前も個性的。保呂草(ほろぐさ)潤平、小鳥遊練無(たかなしねりな)、香具山紫子(かぐやまむらさきこ)、ついでに紅子の元執事の根来機千瑛(ねごろきちえい)と、この名前が何か後にキーになるのでないのなら、やめてほしいと懇願するレベル。こんな個性的な名前の人間が同じアパートにかたまってたまるかという感じです。
    シリーズの最初である事件は、相変わらずそう来るかという結末。推理物に関しては深読みはあまりしないたちなので、疑いもせずに読了してしまったのでした。
    元旧家の御令嬢だった瀬在丸紅子は、森さんお得意の天才タイプですね。
    でもS&Mシリーズより読みやすいです。

  • Dr.森のVシリーズ第1作。お嬢様であり科学者の瀬在丸紅子、探偵であり便利屋の保呂草潤平、女装癖がある小鳥遊練無、関西弁で屈託のない香具山紫子、以上の4人がこのシリーズを形成する。お決まりの密室殺人が起きる。”ゾロ目殺人”と呼ばれ、被害者の年齢は、11、22、33、44とゾロ目になっており、今回の被害者が44歳であるため、連続殺人の匂いが漂う。さて、今回の作品は冒頭で記されているように、保呂草潤平が体験したこの事件を時系列順に追って、説明しているレポート形式となっている。(ただし、文章は小説である) 密室を謎解くヒントは、「行列」、「バッテリー」、「四文字熟語」だろうか。ミステリー定番の犯人は意外な人物と謳い文句があるが、本作はこの言葉が一番相応しいだろう。

  • Vシリーズ①

    ・登場人物に嘘を付かれたならば、推理をいくらしても真相には辿り着けないだろう。
    ・なぜ、この作品がシリーズの1作品目なのか?トリックが分かれば納得する。
    ・登場人物は、名前が読みにくく、非常に個性的な面々。
    ・『クロネッカーのデルタ関数』なるほど…遠い記憶だなあ。
    ・へっ君=後の犀川助教授なのね?!

  • 肝心の事件が些か拍子抜け。とは言え、魅力的なキャラクターが揃っているし、シリーズは引き継ぎ読んでいこうと思う。動機へのアプローチは大変興味深かった。

  • まだまだシリーズの序章

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黒猫の三角 (講談社文庫)の作品紹介

一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、六月六日、四十四歳になる小田原静江に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で静江は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第一作、待望の文庫化。

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