最悪 (講談社文庫)

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著者 : 奥田英朗
  • 講談社 (2002年9月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062735346

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最悪 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • H29.06.06 読了。

    奥田英朗さんの作品は本当に面白い。
    小説なのに、映画を観た気分。
    それくらい、頭の中で映像化されて、キャラクターが動き出している感じ。

    全く関係の無さそうな三人の登場人物のエピソードを順々に読んでいくと、まさかのクロスオーバー。
    そこからは怒涛の展開で、ハラハラドキドキ。
    ゲームで例えると、「ドラクエ4」だね。

    結末的には、タイトルの「最悪」は、いまいちピンと来ないと思った。

    ただ、こういうエンタメ作品って最後はハッピーエンドになると思っていたら...。
    逆に斬新かな。
    個人的には、最後はまるっとハッピーで良かったのに。

  • 【わたしの中のこの本】
    ・新規開拓
    ・本文と解説でこの分野を学び楽しんだ
    ・3人分の人生の在り方を知れた
    ・久々の長編小説は長く暗く少し辛かったけれど読んで良かった(多分中身は忘れてしまうでしょう)
    ・この本で学んだことをベースに「邪魔」を読んでみよう)

  • どんどん最悪な状態になっていく、寝る間も惜しんで読んだ。そしてものすごい疲労感、、最後はホッとした。面白い!

  • 川谷鉄工所の下りは読んでて胃が痛くなってくる。
    結局登場人物全員が少しだけ救われてその何倍もの不幸を背負う。
    まさにタイトル通り。

  • よくもこんなに悪いことばかり重なって。しかもどれもありえそうなのでみんなかわいそうと思いつつ読み進めました。逃げ出したくなる、逃げ出せない、あーーー!

  • 2016.10.29
    最悪過ぎて読むのきついけど
    その背徳感がいい!
    ちょうど良い位のハッピーエンドも◎

  • 2016.10.11-62
    近隣との軋轢や取引先からの受注に悩む弱小町工場社長川谷、不良化する異母妹めぐみに悩まされ上司のセクハラに会う銀行OLみどり、家庭に恵まれずヤクザに追いかけられる和也。
    めぐみにけしかけられ和也が起こす銀行強盗で出会う3人の最悪な事態とその顛末。
    最悪なのはやり川谷の人生だと思うものの、結末には救いもあり。

  • あまり面白くなかった

  • 【図書館本】最初にこの本を手にしたとき本の厚さを見てびっくり。読みきれるかなと不安だったが結局は杞憂に終わった。物語は鉄工所の社長、銀行OL、チンピラ男の話が並行で進み、どう交差するのか想像を巡らせていた。まあ予想通りだったが、終わりは想像できなかった。鉄工所の話は一瞬、池井戸さんの作品と錯覚してしまった。エンターテイメント性が強くあっという間に楽しく読めました(*^_^*)どうも岐阜出身の作家さん(奥田さん、池井戸さん)が書く関西弁は非常に読みにくい。(^_^;) 別に関西にこだわらなくても良いと思う

  • ふおー!
    『空中ブランコ』から入ってるから、奥田さんがこんなん書くなんて意外!!
    でも文章のうまさ(読みやすさ&入りやすさ)はさすが!
    登場人物がリンクするまでも全然混乱しないし、リンクしたらしたでスッキリだし。
    まあ好きかっちゅーとそうでもないが。

  • 奥田英朗らしいやつ。
    最悪があつまるパターンのやつ。

  • 長かった。前半のそれぞれの登場人物たちのエピソードと、後半の展開は別のテイストがあって、絡み合ってからの混乱ぶりはコミカルでもある。きっちりとその後まで書かれていることはすっきり読み終えることができる。題名の「最悪」度合では、やはり年齢も近い鉄工所社長の最悪ぶりと気持ちの変化や混乱に共感できた。

  • ページをめくるごとに登場人物の状況は悪くなっていく。最後に待っているのが最悪か最高か分からないけれど、少しでも早くそこにたどり着かせてあげたくて、ついつい読み進めてしまった。人を描くのが上手い。後半はコメディになる。川谷信次郎、鉄工所、藤崎みどり、かもめ銀行窓口、野村和也、フリーター、藤崎めぐみ、銀行強盗。

  • 川谷 野村 めぐみ みどり

  • 経営に行き詰まった町工場の社長、家庭に恵まれず不良となった青年、退屈な毎日を過ごす女性銀行員と、高校にもいかず好き勝手に過ごしている17歳の妹。
    ちょっとした転機から、それぞれの人生が加速度をつけて転がりはじめる。まぁやくざと絡んで悪事をいろいろ働いている不良青年はともかく、他は本来どこにでもいそうな一市民なのだが、加速度をつけて転がってきた彼らの出会いがとにかく「最悪」!
    町工場の社長のストレスも、女性銀行員の不満や鬱屈も、気の毒になってしまうほどリアリティがあって、事態そのものも最悪なのだけれど、奥田英朗さんのどこかコミカルな筆致が深刻さをやわらげているので、読後感は「面白かった!」とすっきり。

  • 「最悪」と思いながら読みました。
    リアリティがあるので尚更、どんより、気が滅入ってしまいました。でも最後まで読んだら、読み続けたことを後悔させません。

  • パチンコの話が全然わかんなくて・・・
    ナゲそうになったけど、リーダビリティが
    矢鱈によくて、結局、最後まで読まされてしまった。
    でも「邪魔」の方が面白かった気がします。
    続編の「無理」、どうしようかなあ~。

  • 邪魔に続き一気に読了。
    鬱度合いは邪魔より高い。
    登場人物それぞれが「最悪」な状況に瑣末なことの積み重ねで転がり落ちるように落ちていく。
    町工場の経営者の川谷の追いつめられ徐々に病んでいく様にこちらも徐々に追いつめられ、鬱鬱としてくる。
    後半、登場人物達がみな狂気の沙汰をくぐり抜け、開き直り、逮捕という形で収束していく。収束する過程で登場人物達と同じく、これ以上嘘や罪を重ねなくて済む事に、なんだかほっとしてしまう。
    これだけ鬱鬱とした追い込まれ方なのにも関わらず、不思議と読後感は悪くない。

    池上冬樹のあとがきより
    注目すべくは、人生が実に些末な繰り返しで、その瑣末な事から人生は狂い始め、やがてカタストロフへとむかう事実を圧倒的な臨場感とともに描いている点だろう。

    講談社文庫 2002年 
    カバーデザイン:鈴木成一デザイン室

  • 何とも苦しい読後感にすっかりアップすることを忘れていました。
    町工場を経営者、家族の事で悩む銀行員、ヤクザに追われる青年。それぞれに物語が最後思いがけない方向で一つに絡まって行く。
    そのそれぞれ抱える状況があまりに「最悪」で、読み続けるのが苦しく途中で止めようかと思ったほど。
    それでも途中で止めるより、最後まで読んだ方が救われます。

  • 読んでいて,気持ちが重くなった。それだけリアル感がある。1人1人の描写が細かい。
    最悪の経験をした3人が出会ったら...
    それからは話しはテンポ良く進む。
    なんでこんなになっちゃうのかなと思いながらも、転落していくのはこんな感じなのかなと思っちゃいました。
    心が落ち込んでいる時にはお勧めしない本です。

  • 奥田英朗さん、大好き…!
    まさに最悪、な展開ばかり。
    読んでるこっちまで最悪!と言いたくなるくらい描写がリアル。
    どうなるんだろ、いいこと起きないかな、とハラハラして読むから、長いけどどんどんページが進む。

    みどり、川谷、和也の3人がついに同じ場面に遭遇し、その後の逃走劇はコミカルで不謹慎だけど笑ってしまう…
    奥田さんのこのテンポのよさがたまらなく好き!

    でも最後の事件は後遺症を残す、というくだりが忘れられない。
    いろんな人生を丁寧にコミカルに描きつつも、最後は読者の心を穏やかにしてくれたり、人として大切な心を忘れずにしっかり書いてくれる作家さんだな、と思う。

  • 重い。最後の展開スピードは気持ち良い

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