シェエラザード(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736091

感想・レビュー・書評

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  • あの時代をさまざまな立場で生きていた人…それが、次々つながっていく。船内、シンガポールの街並みを想像しながら読んだ。

  • 上下同じレビューです

    こんなにも美しい話を私はまだ知らなかったことを悔しく思うほど、すばらしい本でした。
    物語は本当にあった海難事故をベースに、第二次世界大戦の後半に弥勒丸という美しすぎる彼女を引き揚げ作戦が軽部の元に飛び込んでくるところから始まります。
    始め、私は上巻の裏の紹介からミステリーだと思っていたのですが……いやそう先入観をもって読んでましたが、それもそれでまた無垢なままで読むのとは違って面白いと思います。
    私は最後から二番目の章からシェエラザードのピアノ演奏を聞き流しながら読みました。ぜひオススメします。

  • 現代と過去をいききしながらという展開と話しの内容から作者の日輪の遺産を思い出した。
    全体像としてまだなんとも言えないが続きは気になる。
    下巻へ

  • 2014年3月26日読了。

  • 浅田次郎さんの作品は何冊か読んで気に入っていたが、浅田さん独特のストーリーの描き方が、この作品にも出ていて良かった。上巻だけでは展開が読めない。

  • (下巻に)

  • 職場の人からおすすめされた一冊でした。
    浅田次郎は初めて読みましたが、なかなか読みごたえがあり、最初はペースもゆっくりだったのですが。後半からはいっきに読めました。

  • 終戦間近、国際赤十字の任務で捕虜への物資を運搬していた弥勒丸が、敵国の攻撃を受け沈没した。

    一方、現代では、街金の社長である軽部たちが台湾政府の要人から弥勒丸の引き上げ依頼を受ける。

    過去、現在が少しずつ描かれていく、「日輪の遺産」のようなスタイルの小説。

    日本が侵略したアジアでかき集めた金塊を積んだ弥勒丸の沈没した理由とは。どんな物語が待っているのか。
    果たして、弥勒丸を引き上げることはできるのか。

    とても引き込まれる話で面白い。ひとつ残念なのは、律子の軽部への気持ちがうっとうしくて余計なこと。
    後半の加速が楽しみ。

  • 現在と過去、交互にストーリーが展開。ドキドキしながら、モデルとなっている事件や戦争中のことをスマホで調べながら読みすすめました。

  • 第二次世界大戦中、匿名を帯びてシンガポールに旅立った豪華客船弥勒。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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