- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062736985
感想・レビュー・書評
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幽咽(ゆうえつ)って変換してもでてこないよ。本当にある単語なのかな?
事件の真相的には本格ミステリから考えれば「そりゃなしでしょ!」って突っ込みたくなるけど、
紅子さんとかその他キャラの魅力や思想あたりで「ありかな」って思えちゃう。
本作の哲学的サブテーマは意識と無意識、かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20150327
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オオカミ男が出ると噂される不気味な屋敷。
密室にて部屋中を引きずり回された死体。
人間技とは思えない凄惨な殺害現場。
獣の行動には意図も作意もない。
人間にはそれがある。
どちらが恐ろしい?
「死なせる」と「殺す」との間にある意図と作意。
偶然と必然を分けるもの。
シンプルでシャープでスパイシィな瀬在丸紅子のVシリーズ3作目。 -
【内容(「BOOK」データベースより)
薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血が飛散していた。紅子が看破した事件の意外な真相とは。】
再読。
プレジョン商会は分からなくて調べた。
タイトル好き。
紅子さんと祖父江さんのピリピリした会話が癖になる。 -
保呂草さん、みんなをまきこまないで(笑)
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再読。カーみたいに雰囲気を楽しむ感じかな。といえるほどカーの作品を読んでないが。前に読んだときは素直に受けとめちゃってたけど、セリフとかでかなり大胆に真相を掠めている。
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3人の無礼講紀行at事件現場の台所が笑えてしまう。
紅子さんと七夏さんのぐさぐさ具合がたまりません。普段こういうツボは、大体児童文学~YA止まりなのですが、特殊な状況のため、年齢高くて貴重だな、と。他にあるでしょうか。
いいなぁオスカー。 -
Vシリーズ第3弾。二度目の再読。
トリックは大掛かり過ぎてちょっと・・。
小鳥遊君のアクションシーンは必見かな。 -
いつになくスリリングな展開。先が気になってリズムよく読める。謎解きシーンは圧巻のトリックと驚きもあり、期待をもってこのシリーズを読み進めそう。