月は幽咽のデバイス (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 292
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062736985

感想・レビュー・書評

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  • 幽咽(ゆうえつ)って変換してもでてこないよ。本当にある単語なのかな?

    事件の真相的には本格ミステリから考えれば「そりゃなしでしょ!」って突っ込みたくなるけど、
    紅子さんとかその他キャラの魅力や思想あたりで「ありかな」って思えちゃう。

    本作の哲学的サブテーマは意識と無意識、かな。

  • めちゃ時間かかっけど読了。
    毎回事件が起こるあたりからスイスイ読めてしまう。

    同じ建物なのに独立したオーディオルームが怪しいと思ってたけどホースとか水槽に完全に気を取られていた笑
    予想外だからこそ面白い。けど今回はぶっ飛んでたような…

  • 20150327

  • オオカミ男が出ると噂される不気味な屋敷。
    密室にて部屋中を引きずり回された死体。
    人間技とは思えない凄惨な殺害現場。

    獣の行動には意図も作意もない。
    人間にはそれがある。
    どちらが恐ろしい?
    「死なせる」と「殺す」との間にある意図と作意。
    偶然と必然を分けるもの。

    シンプルでシャープでスパイシィな瀬在丸紅子のVシリーズ3作目。

  • 【内容(「BOOK」データベースより)
    薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。瀬在丸紅子たちが出席したパーティの最中、衣服も引き裂かれた凄惨な死体が、オーディオ・ルームで発見された。現場は内側から施錠された密室で、床一面に血が飛散していた。紅子が看破した事件の意外な真相とは。】

    再読。
    プレジョン商会は分からなくて調べた。
    タイトル好き。
    紅子さんと祖父江さんのピリピリした会話が癖になる。

  • 保呂草さん、みんなをまきこまないで(笑)

  • 再読。カーみたいに雰囲気を楽しむ感じかな。といえるほどカーの作品を読んでないが。前に読んだときは素直に受けとめちゃってたけど、セリフとかでかなり大胆に真相を掠めている。

  • 3人の無礼講紀行at事件現場の台所が笑えてしまう。

    紅子さんと七夏さんのぐさぐさ具合がたまりません。普段こういうツボは、大体児童文学~YA止まりなのですが、特殊な状況のため、年齢高くて貴重だな、と。他にあるでしょうか。
    いいなぁオスカー。

  • Vシリーズ第3弾。二度目の再読。
    トリックは大掛かり過ぎてちょっと・・。
    小鳥遊君のアクションシーンは必見かな。

  • いつになくスリリングな展開。先が気になってリズムよく読める。謎解きシーンは圧巻のトリックと驚きもあり、期待をもってこのシリーズを読み進めそう。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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