- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062737456
作品紹介・あらすじ
世界最強の蒙古軍をいかに迎え撃つか
幕府の重鎮・北条時頼が世を去り、不気味な長い尾を引く彗星が空を流れた。一族内の暗闘、将軍との対立。重なる試練が若き時宗を襲う。一方、海を越え届けられた1通の国書。すでに高麗を手中にしたクビライの狙いはこの国に定まった。いかに国をまとめ、大蒙古軍を迎え撃つか。あとのない戦いがはじまる。
感想・レビュー・書評
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執権・北条時宗、連署・北条政村の時代。将軍は惟康親王。後半から安達泰盛がライバル視する平頼綱が登場。近衛基平、武藤資頼、日蓮、忍性、四条金吾なども続く。
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時宗第三巻。北条時宗は、蒙古からの国書がついに届き、大蒙古軍を撃つべく18歳にして執権に就任する。朝廷、内裏との対立、駆け引きをこなしつつ、時宗は執権として、確固たる地位を築いていく。
一方、兄の時輔は、時宗の影として支えていく決意を新たにし、いわゆる二月騒動で自らも死んだ事とし、蒙古へ渡る決意をする -
相も変わらず内裏と幕府の陰謀三昧で、時はどんどん過ぎて人は入れ替わるものの物語の本質は変わらないので中弛みの印象。
元も攻めて来るぞ来るぞと匂わせといて、なかなか来ない。
まあ次回は最終巻なので、嫌でも進展するでしょう。 -
読了。レビューは最終巻で。
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北条家の得宗となり、連署として政を担うこととなった時宗。兄時輔は京の六波羅にあって朝廷の押さえを務めることに。将軍側との権力闘争に打ち勝ち、宗尊親王を将軍職から退位させ、その子、惟康親王を新将軍に据えることによって争いの火種を摘み取っていく。執権となった時宗には、いよいよ蒙古クビライからの親書が届く。幕府は前面に出ず、朝廷を操縦して使者を再三にわたり追い返すが、その裏には、時頼が時宗に授けたある秘策が…。第3巻はここまで。
御家人の一員に過ぎない北条家が、朝廷・将軍とその取り巻きの公卿・有力御家人に権力を脅かされつつ、バランスに苦心しながら政を行っていく、その大変さが印象的。 -
波乱万丈になってきた!
時輔が虚構の世界に飛び込みます
蒙古襲来に親子二代で立ち向かう -
読んだきっかけ:Amazonで中古で買った。
かかった時間:4/30-5/13(14日くらい)
あらすじ:幕府の重鎮・北条時頼が世を去り、不気味な長い尾を引く彗星が空を流れた。一族内の暗闘、将軍との対立。重なる試練が若き時宗を襲う。一方、海を越え届けられた一通の国書。すでに高麗を手中にしたクビライの狙いはこの国に定まった。いかに国をまとめ、大蒙古軍を迎え撃つか。あとのない戦いがはじまる。(裏表紙より)
感想: 高橋克彦氏の北条氏もの3巻。時宗は得宗を継ぎ、幕府の連署として、未来の執権を目指す。
クビライからの書状を何度もはぐらかす幕府。なんだかペリー来航を見るような展開。
時宗もこの巻後半でいよいよ執権となる。その歳なんと18歳。
若い!周りがよほど支えないと政治は難しそうです。
そうしていよいよクビライも動き出して・・・。 -
やっと時宗さんの時代がやってきた!
日蓮との絡みは結構面白い。日蓮は正直好きではないのですが、そのあたりに興味が出てきたかも。