- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062737616
感想・レビュー・書評
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前作にあたる秘の巻より、読みやすかったです。人名になれたからかもしれません。奇術のトリックとミステリーを融合させている作品ですが、トリックの要素が少し弱目だったことで、読みこなせました。
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このミスベスト10、2001年版1位。ミステリーと奇術ってよく似たものだけど不思議とコラボ作品はなかった。珍しさもあってそれなりに面白いけど、キャラ設定や心理描写が何となく稚拙な感じでコナン読んでるよう。直木賞作家だしわざとそういう作風にしてるのかも。
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下巻。
霧のようだった探偵から温度を感じられるようになってきた頃。
記憶に残ったのは最後の作品。ミステリーとしてはいかがかと思ってしまうのは、著者からのクイズという犯人宛の枠にはまりすぎてしまったからなのだろう。
物語としてこのラストは好き。
ここまで最初から考えていたんだろうな〜。名前もあるし。
オススメはしないけれど、お暇ならいかが? -
面白かった。
「だるまさんがころした」は良く分からなかった。 -
「曽我佳城」を主人公とした短編ミステリーシリーズの下巻にあたります。
奇術探偵というタイトルどおり、すべてマジックに関するミステリです。
短編ミステリも悪くないな、と思わせてくれた良作ぞろい。
ぜひ購読を!!とまではいきませんが、昼下がりのミステリ読書には良いと思います。 -
読んだのはハードカバーで。装丁がなかなかのもので、読後の満足感がさらに高まった。
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単発的に作られた短編たちのはずが、ここまで考えられていたのかと感服。
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引退した奇術師の曾我佳城の最終巻。
著者が20年掛けて完結させたということだけど、おそらく最初からこのラストになるようにしていたんだろうな、と思う。
ただなんともあわただしくて残念。
佳城は男性から見ると魅力的な女性なんだろうか。 -
上巻、秘の巻からの続きの下巻、戯の巻です。
どの話にも奇術が深く関わっています。
さすがマジシャンでもある泡坂先生です。
最後の話の「魔術城落成」はここに向かうためのシリーズだったのかと思わせる構成が素晴らしいです。
伏線もきちんとありましたしね。