原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)

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著者 : 篠田真由美
  • 講談社 (2003年10月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738637

原罪の庭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 建築探偵 桜井恭介の事件簿

    ようやく最後の一冊です
    (これ以外は全部よんでる・・・最後まで)
    この世界の会話が大好きです

  • 久々にざらっと読み返し。
    ミステリーはかなりの割合で内容忘れてしまうものの、この作品はすごく鮮明。
    あえてシリーズ5作品目にしたのだから、
    頭から続けて読むと思い入れ抜群。
    でもこれだけでもかなりよい。

    トリックとしては邪道かもしれないけど、
    なんでそんなことをしたのか、という点の深みがず抜けていて、
    うるうるしてしまう。


    謎解き以外の人間ドラマもありで、これはいい作品だなあと思う。
    ただ、著者のこういうねっとりした部分がイマイチ馴染まなくなり読まなくなったのだけど。

    この作品についてはその書き方がとてもマッチしていると思う。

  • 桜井京介シリーズの番外編しか読んでなかったので初めての本編です。とても切ないストーリーでした。なぜ香澄が蒼と呼ばれているのかとか、蒼の過去や蒼と京介の絆などが分かってますますこのシリーズにはまりそうです。

  • とても悲しいお話。健気に生きようとする少年が痛ましい。少年を支えようとする周りの大人が優しくて安心する。

  • 蒼の過去がわかる編です。
    蒼の背負っているもの、京介との絆

    シリーズの中で一番好きかもしれない

  • シリーズ中もっとも好きな巻。
    蒼の子ども時代の話。
    バラバラ死体のほとんどは快楽殺人などではなく、死体の処理に困って解体してしまうって話を聞いたことがある。
    道を踏み外すことは、案外簡単なことなのだろう。

  • 今回は重要なキャラ「蒼」の過去がわかります。
    前作「灰色の砦」の3ヵ月後の設定で、
    自分を責めるあまり、病んだ状態にあった京介が
    復活するきっかけになった3年前の薬師寺一家惨殺事件。
    温室で惨殺死体と一緒に発見された7歳の香澄。
    現場の状況から犯人と疑われるが彼は言葉を失い、闇に囚われていた。

    香澄を犯人と仮定した上で事件の取材をしたがる女ルポライター。
    なついた香澄を母親のように見守り世話をする京介。
    犯人や、他の登場人物についてはある程度想像つくんだけど
    あんな事をした理由がわからなかった。
    それは京介の口から語られる事になるのだけど、泣きます。

    著者あとがきで「読む順番が変わると感想や楽しみ方が
    変化するという現象が起こっている」とある。
    だから、順番に読むことをお勧めします。
    深春とふざけあっている明るい蒼や
    必死に乗り越えようとしている蒼を知らなければ
    感情的なものは半減するし、
    謎が解ける瞬間の感動は、味わえないと思います。

  • 建築探偵シリーズで一番好きな作品
    ここから、自分の中で蒼びいきが始まったw
    親殺しというテーマがチラチラして邪魔だが
    幼子の愛情の濃さに驚嘆する
    蒼が蒼になった瞬間に涙が止まらない

  • 蒼くんの話。
    これがいちばん好き。

  • 3年前起きた惨殺事件。密室の中につるされた3人の死体。密室の中から発見された薬師寺香澄7歳。
    門野に依頼された神代、京介の推理。蒼と京介の出会い編。

     2009年6月3日再読

  • 再読。<br >
    麻痺する感覚。

  • 桜井京介の助手、蒼の原点を描いた作品。
    彼の持つ不思議な力とその知性のせいで、
    彼の子供時代は精神的に犠牲になってしまう。
    母と子の愛は普遍かもしれないが、その愛し方には問題があるものが多い。
    自分の子への本当の愛の注ぎ方のわからない人間は
    それだけで罪なのかと思える程の凄惨な事件を描く。

  • シリーズの中では一番好きな作品ですが、人に薦めるときは、「これを一番に読んじゃダメ! シリーズの最初から読んで!」と釘を刺さずにいられない……。登場人物のうちの一人、蒼の過去に関わる話です。
    あらすじを語ることさえネタバレのような気がしてしまう。

  • 蒼の過去が明らかに…!!壮絶すぎて切ないったらない…。泣ける…。建築シリーズのなかでいちばん好きかも。

  • 蒼の生い立ちに関係する作品。建築探偵シリーズ第一部の棹尾を飾る作品

  • 蒼には幸せになって欲しいです。

  • 推理しないで読む邪道な読者です。。。

  • このシリーズでこの話が一番好きです♪

  • 『建築探偵 桜井京介の事件簿』第5作目!
    ガラスの柩を思わせる巨大な温室の中で惨殺された病院長一家。
    その血塗られた密室に置かれたチェストで、天使のようにまどろむ7歳の少年。ただ1人生き残った彼は、しかし言葉を失っていた。
    闇に閉ざされた魂を救うため、最大の謎「薬師寺家事件」に挑む桜井京介。
    建築探偵シリーズ第1部の掉尾を飾る傑作。


    <京介と蒼の出会いの物語>
    人は人によって傷付けられるけど、人は人にしか救われない、癒されない。
    人と人との絆の大切さ。それがすごく胸にしみました。
    全てを「守る」のは難しいけど、自分の大切な人は「絶対に守る」。
    その姿は幼いながらも、かっこよく、勇ましく思えました。

    人は色んなことを抱えながら、それを己の糧としながら、時には捨てて、真っ直ぐに生きていくものなんだと改めて思いました。

    暗闇に差し込んだ一筋の光。
    ラストはその光に包まれます。(泣きました…)
    蒼の過去が明らかにされます。

  • えーってかんじ。
    そしてこれも貧血を起こしてぶっ倒れた。電車の中で。あぶねー。
    ちょっとトンデモなかんじがうぶめっぽい。
    でも蒼・・・。くうう!

  • これまで読んできた篠田先生の「桜井京介」シリーズの中では異色で、私にとって今の所一番の作品になりました。

    とにかく、印象的で心掴まれる言葉が散りばめられていて最後までどんな結末が待っているのか分からなかった。

    文字通り、本に吸い込まれました。


    ★「僕は、自分と同じものを他人に要求したことはありません」

    「身勝手に一方的に思い込んで他人に期待して、相手がそれから外れたといって裏切られたと騒ぐような、甘ったれた真似だけはしたくないんです。そんな醜態を晒すくらいなら、傲慢だと非難される方がはるかにましです」


    ★あまりにも無力なもの、無垢のもの、無防備な存在はそれ自体で人を引き付け誘惑するのだ。
    自分の全てを投げ打っても守ってやりたいという思いと、同時に奪いたい、傷つけたい、蹂躙したいという暗い欲望で。

    ★確かに人間というものは、時代によって変化しながらも、奥底の部分では安易に変われぬものだ、と思う。
     そうでなくてなぜ古代奴隷制社会に機嫌を持つ一つの宗教が、二千年後の現在も地球人類の三分の一を信徒に持ち得るだろう。

    キリスト教が現代まで命脈を保っている事も、人の心が良くも悪しくも変わらないこと、変われないことの証としか思えないのだ。




    きっと、ただの推理小説じゃないことでずっとずっと引き込まれる度数(なんじゃそりゃ)が私の中でググッと高いのではないかな〜って思う。

    そのほかにも、この「原罪の庭」には、自閉症と、自閉状態の違い。そういう深い考えも沢山詰まっている。

    是非ッ是非多くの人に読んでもらいたいなって。そう思います。

  • 蒼の過去について。

    以前4姉妹の次女に本名を明かすシーンがあったが、どちらの名前を名乗ったのだろう。。。

    本作にも二組の姉妹が登場するのだが、やはり色々と勘ぐって読んでしまう。。。

    教授と主人公が何故同居しているかの説明は特に無かったが
    前作寮の事件から三か月後という事らしく、大学関係者に頼まれての事なのだろうか。

    作中、様々な人の思惑が絡んで、というよりとっ散らかった印象を受けたが、まぁ現実は解決してスッキリ!とか皆バランス良く、とはいかないという事だろうか。。。

    過ぎ去った事件なのでサラリ と流してしまったが壮絶であり、グロテスクなのだが
    蒼はよく克服できたなぁ。。。

  • 京介と蒼が出会った事件の話。
    改めて、私京介が好きになれないわ。と思った。
    お話の中で、登場人物の一人が「落ち着き払って、何もかもわかったような口ぶりで、そのくせなに、そのうざったい髪型。~ここぞという時に御開帳というわけ~人に隠したことを明かせというなら、まずあなたこそ自分をきちんと出してみせればいい」というセリフが100%正論だと思った。
    そんなに嫌なら整形しろよと言いたくなるくらいしつこいんだよね。
    で、事件の収束があれじゃ消化不良。
    自分を抱く母の手に恐怖があったから心を閉ざしたままだったとか、こじつけにしか感じなかった。
    そしてそれを、京介が上から目線で説教たれられる意味がわからん。

  • なんだろう。
    この作者って女性なんだ。って感じ。

    確かに、女性らしい描写がたくさん出てくるけど、どちらかと言えば男性作家って雰囲気を醸し出している。

    逆にいうのならば、探偵役の桜井京介が上手いというかとても存在感のあるキャラクターになっている。
    ただ、その分、ミステリーとしての驚かされる部分が弱いように感じられる。

    以前にも書いたけど、やはり、死体入れ替え系の(本作は違うけど)血液型鑑定はのめりこむことが出来ない。星占術殺人事件のように時代背景が作りこまれていれば、感情移入ができるものの本作のような描かれ方では、携帯電話が無いの?と訊きたくなってしまう。

    そのような意味では普遍性がある表現をされているだけに惜しいかもしれない。

    また、最後、どうしてこの人が殺されかけたの?と言いたくなる場面があり、説明はあったのかもしれないが、目が滑って頭の中に入ってこず、その部分はマイナス要因になってしまった。

  • 図書館にて借りる。京介と蒼の出会い篇。

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