魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge (講談社文庫)

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  • 講談社
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感想 : 254
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062738941

感想・レビュー・書評

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  • 練ちゃんの涙につられてないてしまった。このシリーズではじめてじーんとした。

  • シリーズ折り返し地点まできました。
    暗号は残念ながらググってしまいました。

    さーて、四季までかけぬけるぞぉおー

  • アクロバット飛行中の航空機内で起こった殺人と、隠された宝剣。

    それぞれの役目を果たす為に縁取られた形。
    空を飛ぶ為に翼があり、貫く為に鋭く尖る。
    根拠がある。理由がある。
    涙にだって役目がある。
    そして泣きたい誰かの為に存在する静かな夜の、その形。

    シンプルでシャープでスパイシィな瀬在丸紅子のVシリーズ5作目。

  • 森博嗣の飛行機モノは外れがない。冷静な論理的思考で解決する密室と、感情が揺れ動き利害が交差する会話シーンの対比がいつもながらよい。Vシリーズに慣れてきたのもありかなり面白かった。

  • 【内容(「BOOK」データベースより)
    アクロバット飛行中の二人乗り航空機。高空に浮ぶその完全密室で起こった殺人。エンジェル・マヌーヴァと呼ばれる宝剣をめぐって、会場を訪れた保呂草と無料招待券につられた阿漕荘の面々は不可思議な事件に巻き込まれてしまう。悲劇の宝剣と最高難度の密室トリックの謎を瀬在丸紅子が鮮やかに触き明かす。】

    再読。
    各務さん登場。
    ここから、Vシリーズが更に面白くなっていく気がする。
    消火器の件が、よく分からない。

  • 再読。Vシリーズで重要な役割を担う作品。前半の人間関係が整理され、後半の主役が顔を見せる。時間をかけて読んで、いろんなことに気づいた。

  • 各務と保呂草のやりとりが愉快。リズムよくスリルありの展開が飽きずに読める。シリーズもこの辺になると、だんだんとキャラクターにもかなり愛着がわいてきていて、読んでいてもかなり楽しい。保呂草はドライなんだか情にあついんだか‥今後に期待。

  • 面白かった!5作目にしてこのシリーズの楽しみ方がわかった気がする。投げ出しかけたが読み続けてよかった。

  • カガミアキラ。
    色んな意味で驚かされました☆

    5作目まで読んで感じたのは、Vシリーズは犀川先生や萌絵ちゃんの話とは違って、スロースターターな加速度があるように感じました!!この魔剣天翔もそのひとつでした♪♪

  • トリックは相も変わらず騙されました。
    私は国文学科じゃないけれど、特に理系は弱い方で、部品についてなんて名前や用途すら知らない。ましてや家のどこにあるのかすら未だ知らない。
    だから、解いたというよりは、漠然とした感情で犯人はこの人かなーとしか思えなかった。
    私自身はミステリのトリック云々よりも森博嗣作品の醸し出す美しさが好きで読んでいる様なものだから、別に良いっちゃいいんだけれども。


    人は高みを、完璧を目指す。それが実際でいう高い場所なのか、どうなのかは分からないけれど。でも人間なんてどこか欠落してて完璧なんていない。完成させられた形なんてないんだけれども、完璧なものを、完璧な美しさを持つ人…それが彼であり、彼女でもある。

    大勢の人間にとってはその完璧なまでの美しさ、微笑は魅力的であり、一方で恐怖すら感じるのだろうね。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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