日本語必笑講座 (講談社文庫 し 31-31)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062739009

感想・レビュー・書評

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  • 目からウロコの内容が溢れている。
    「人を呼ぶことば」の項で「親戚は地名で呼ばれる訳だ」には、オーそういえばそうだと思わず口に出した。
    たとえば「昨日大分が出てきた」と言えば大分県がこちらに来たわけではなく、「大分県に住んでいる親戚の誰かが上京してきた」というようなことになる訳で、思い起こしてみると年配の叔母などがこういう言い方を確かにしていた。

    薀蓄あり、社会批判ありで楽しい本。

  • 「ヘンナ語みっけ!」で、変な日本語というのは多いものだと、改めて思う。全然意味がわからないのに、なぜかわかってしまうのは、日本語の特性なの?それとも、すべからく言葉ってそういうものだろうか。

  • ヘンナ語みっけ! 爆笑❕

  • 気になる

  • 笑えるところまではいかないが、そこそこ面白い。中高生のネタ本にうってつけ。

  • 日本語のあれこれ。
    日本語って、奥が深いですね。

  • 言われてみればと思うところや、そういう見方もあるのかという発見があって面白かった。ユーモアのあるツッコミでさらっと読める。

  • 最高に笑える

  • 読書録「日本語必笑講座」3

    著者 清水義範
    出版 講談社

    P78より引用
    “目上の方というのはそのぐらいのことはたやすくやってしまい、
    少しも苦労ではない、というのがこのことの論理である。”

     小説家でエッセイストである著者による、日本語のおかしな使
    い方や面白い部分を紹介する一冊。
     政治家の言い回しから日本在住の外国人との対談まで、知らな
    いうちにやってしまいがちな言葉遣いが多数収録されています。

     上記の引用は、目下が目上をねぎらってはいけない理由につい
    ての解説。どのような人でも、ねぎらってもらって文句をいうの
    はどうなんでしょう?たやすく何でもできる、少しも苦労では無い
    ように見えないのであるならば、その人が目上の立場にいること
    はいかがなものかと思うのですが…。人間関係というのは難しい
    ものですね。
     流行語をまとめた章は、戦後すぐの昭和20年から平成11年まで
    紹介されていて、今生きている人達の多くの年代の方に、見覚え
    聞き覚えがある言葉が、一つは見つかるのではないでしょうか。

    ーーーーー

  • 「ネコの缶詰」など笑える表現を見つつ、(特に現代の)日本語を見る。

    あまり突っ込みすぎず、ざっと流した一般向けの内容。
    良く言えば気楽。悪く言えば全然足らない。

    保守的になりすぎていないのは良かった。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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